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    AKtyan5560

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    AKtyan5560

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    アルビノ武道がマイに会い気に入られ、イヌに会い総長になり、ココに認められな中で、イヌとココにアルビノを告白して、何故か東卍から協定を持ちかけられる

    #マイ武
    #イヌ武
    inuwake
    #ココ武

    活発な太陽は月の下でしか歩めない陽の光で焼ける度に肌が痛み赤く染まる。焼けない肌を持ち、常に日傘を差す。今日も日は暑く夏の下を照らす。暑い空の下、運命の出会いをするなど、まだ乾青宗は知らない。
    太陽を見ること無く闇で生きている、肌が焼ける歓喜、日の本を歩く幸せ、当たり前のそれらを彼は歩まない、そんな中運命の出会いをするなど、九井一はまだ知らない。
    日を照らす太陽が当たり前に輝く事が普通だと思い、毎日太陽の下を歩く少年は有難みも無く地を歩く、だが太陽のような運命に出会い焦がれるなど、佐野万次郎は思わないだろう。
    花垣武道は夜の温泉に入りながら、人手を避けた時間帯の湯船の独り占めに感動を覚え燥いでいた。広い湯は身体を癒し、定温にされた湯は体の隅々まで熱を行き渡せる。久しぶりの温泉に満足しながら、重い息を吐き出した。
    「はー気持ち良い〜」
    肩まで浸かり足を伸ばすと、扉が開き誰かが入って来る。チラリと扉を見ると、美男子の男の子が一人洗い場に向かっている所だった、武道はイケメンは立ってるだけでモテるんだろうなと、お湯に沈みブクブクとすると洗い終わった少年が武道とスペースを開け座る。長い息を吐き肩を湯船の縁に乗せる姿は、正しく鍛えられた体だった。
    少年を観察していると、突然此方に向いた彼が武道へ興味無さそうに問う。
    「あ、何見てんだ。見せもんじゃねぇ」
    その様子に武道は、まさかの不良だ!と思い立ち上がり謝る。
    「すみません!余りにもカッコよくてジロジロ見ちゃって!!」
    その言葉に少年は武道に興味を持った、先程から見てきた昼の銭湯では見かけない、今日初めて見た同年代の男が、謝りながらも度胸ある態度に興味が湧いた。
    「なあ、お前何処から来てんの」
    武道に問うと慌ててから答える様子に益々気に入る。
    「えーと溝中方から来てます」
    「溝中か」
    少年の言葉に武道は頷き、安心したように湯船に潜ると、少年はニヤリと笑い武道は嫌な予感がする。
    「俺はマイキーお前名前教えろよ」
    「へ?お、俺?」
    「俺がお前に質問してんだ答えるよな?」
    はいかYESしか無い返事に、武道は腹を括り答える。自分も不良の一員だと豪語して。
    「花垣武道です」
    マイキーこと佐野万次郎は、武道の答えに満足し満面の笑みで答える。
    「じゃあたけみっち俺のダチな」
    武道は驚き素でへ?と言うと万次郎が満足し湯を出ていく背中を見る。何があったんだと内心驚くが、彼の気まぐれだろと油断したのが運の尽き、これをきっかけに武道の人生の歯車は音を立てて回り始める。
    湯船に入ったあの後、また夜に銭湯に行くと万次郎が居て、お互い気軽に話す仲に発展して行った。主に武道が話すのが多いが、万次郎の話を聞くことも多い。話したがりな彼は暴走族の総長をしており、仲間に恵まれその筋では有名な様だ。未だ本名が分からない彼を武道は猫のようだと思っていた。
    銭湯を出ると街でも合わずに、また一人に戻る武道は、帰り道驚きの光景を目にする。
    ブロンドヘアーの男の周りには倒れるガラの悪い男達、その中に立っている白の特攻服を着た男は、後ろを振り返ると武道を無感情に見つめた。
    「何見てんだ」
    「え、いやー……てか怪我してるじゃないですか?!これ絆創膏使って下さい!!」
    銭湯帰りの少年に男は絆創膏を貼られ、その姿に初代を重ね今此処で手放しては成らないと思い、武道の手首を掴みランランと輝く瞳で語る。
    「お前不良だな」
    「え、あはい」
    「黒龍のボスになってくれ」
    武道は目の前で瞠目する彼が必死な顔で語る言葉は、武道等がなる者では無いと断ろうとするが、必死な表情で彼が叫ぶ。
    「お前が良いんだ!」
    ブロンドの彼に武道は何故か自分と同じ夜の気配を感じた。何か、何処か同じ気配がするのだ。
    「分かりました」
    「本当だな、家まで送るこの道は最近物騒だかんな」
    武道は男の言葉に最近この道は通るが、自分が通る時は平気だが物騒だったのかと防犯意識を高めると、男の後を追う。
    「あなたの名前は?」
    「乾青宗、ダチからイヌピーと呼ばれてる。好きに呼べよ」
    武道は乾青宗とその男に相応しい名前を胸で暗唱すると、乾の名を呼ぶ。
    「はい!イヌピー君!」
    イヌピーと呼ばれた乾は、月の下に輝く太陽のよう笑顔に見開くと、何処か癒される気配に顔を綻ばせ還す。
    「ああ、宜しくな武道」
    月を背負う乾に武道は何処か親近感を感じ答える。
    「はい!宜しくお願いします!」
    その日黒龍11代目総長に花垣武道の名前が上がった瞬間だった。
    九井一は乾青宗に紹介された男に魅力を感じなかった。昼間の倉庫に連れられた人物は、金髪蒼眼の以下にも頭の弱そうな子供に、九井は乾を説得観ようとする。
    「おいイヌピーこんなガキに黒龍が務まると思えるか?」
    「ああコイツは今後の黒龍を絶対戻すと思って任命した」
    九井はその言葉にこの子供に真一郎の姿を重ねる乾に純粋に驚く。今まで乾は真一郎の面影を追い、総長達を支えてきた、8代目、9代目、10代目は不良でも道を外れた者ばかりで、今の黒龍にそんな面影など残って無い。だが乾が連れたこの小さな子供は、何処か優しさを含むが、それだけじゃない覚悟を感じた九井も純粋に少年に惹かれた。
    「はー良いよ分かった負けだ。お前名前は?」
    「花垣武道です!」
    太陽のような男だと九井は思った。その笑顔に心に広がる重い闇が少し柔らいだ気がした。
    武道はその後黒龍の11代目総長になり、初めは色々問題が多かったが、武道の人柄に惚れた仲間達は、誘われた喧嘩は買い、報復されたら倍にやり返しと、少しずつ名前が知られてきた。
    その頃武道にはある問題が合った。集会や喧嘩等は夜に行動する事が多いが、乾と九井と遊ぶ時や別件で万次郎と遊ぶ時は昼が多い。武道は余り昼には出歩けない事情があるのだ。
    武道は生まれながらのアルビノだった。
    アルビノとは、白髪赤目を持ち生まれ日下に長くいる事が出来ない病気である。武道は白髪青眼とアルビノでは珍しい生まれだが、元は白い髪はコンプレックスであり、不良に憧れ中学入る時に金に染めた。
    陽の光に当たれないとクラスメイトは知っており、武道を気ずかい日中はカーテンを引いてくれ、周りもそれを気にすること無く武道に接する、とても良いクラスメイトに恵まれた。
    溝中の友人四人も武道を考慮して、日の高い昼の間でも室内の中で遊んだり、家で遊んだりと理解して武道と接していた。だが、乾と九井に万次郎には武道がアルビノの事は言っていない。黒龍の二人には言っておくべきかと武道は思い、夜に集会場に二人だけ呼び出す事にした。
    武道に呼び出された九井と乾は、真剣な顔をする普段とは違う武道の様子に、疑問に思うが何時までも口を開こうとしない武道の言葉を待つ。長い沈黙が続き、武道が一向に話さなく九井が口を開こうとすると同時に、武道が透き通るような声で放った言葉に二人な瞠目する事になる。
    「俺はアルビノなんです」
    アルビノその言葉を聞いた九井は乾の方を勢い良く向き、乾も驚に目を開くが何故か納得はしていた。夜の気配に染まるのに何処か太陽を感じる武道に、同気配を感じた乾は正にこれが答えだと思い静かに聞いていた。
    「アルビノは本来太陽の下では活動できないんです。俺は半日朝から昼に出てるだけで限界が来るんです。イヌピー君とココ君は日中行動する時が多いから話しておこうと思って」
    九井は驚きから抜け出せなく、一歩早く抜け出した乾が答える。
    「俺と同じだな武道」
    「へ?」
    乾は心に決めたように長年探し出した恋人に告げる様に答える。
    「俺もアルビノなんだ」
    乾の言葉に武道は同じ物を背負った人が此処にもいたと、驚き嬉しさと悲哀等色々な感情が混じる。彼も同じ業を背負った者なのだ。
    「イヌピー君も……アルビノ」
    言葉が出ない武道に、九井は肩を掴み武道に今にも泣きそうな顔で叫ぶ。
    「お前!なんでもっと早く言わねぇんだ!」
    陽の光が天敵な武道を日の下で連れ回した九井は、焦りと自分へと怒りで一杯だった。
    「イヌピーが子供の頃初夏の暑くない頃連れ回して熱を出した、アルビノにとってな陽の光は天敵なんだ。今でこそイヌピーは日下で活動しても平気だが、子供の頃は良く寝込んでた」
    九井は唇を噛み締め「それを知るからッ、俺がお前にやった事に許せねえ」
    九井は九死に一生を得た恋人に懺悔するような気持ちで武道に独白する。その時隣の乾が九井の背を叩き答えた。
    「ココだけじゃない俺の責任でもあんだ」
    九井は肩を掴み下向いた顔を上げると、武道は嬉しそうに笑っていた。九井はどうしてだと思うが乾は何となく分かっていた。
    「俺嬉しくて……こんなに俺の体質を理解してくれる人なんて居なかったから…!」
    乾が武道の肩に手を置き微笑み言う。
    「これからは夜に遊ぼうな武道」
    九井がもう片方の肩に手を置き武道に話す。
    「お前は俺達が守るから覚悟しろ」
    武道はその言葉に目を見開くと涙を流し笑う。
    「ひっく、うっ、はい、ぐずっ…はい!!」
    武道を両脇から包むように抱きしめる乾と九井は、此奴を何処までも守ろうと決意する。
    満月の空の下、同じ空を万次郎が見て思って居た。武道が自分に何かを隠してると。
    東京卍會では、最近黒龍が何かと話題に上がり幹部の間では話のネタになっていた。
    「また黒龍が悪い噂の耐えないチームを潰したらしいんじゃねぇか」
    三ツ矢の言葉に、龍宮寺が話題に入る。
    「総長代替わりしてからなんか変わったよな」
    万次郎はその言葉に耳を傾けながら、また銭湯で会おうと約束する武道のメールを携帯で眺めていた。
    「なあマイキーはどう思うよ最近の黒龍」
    「興味ねぇ」
    万次郎の一言にマイキーはそうだよなと周りが言うと、また話題が変わる。万次郎が何処かに行くのに龍宮寺が着いて行く。神社を降りた万次郎は、少し辺りを歩き散策し始める。深夜を回る頃での集会終わりのバカ騒ぎの騒音は遠のき、月が万次郎を照らし静かに語らず歩く万次郎に、龍宮寺は何かが起きそうな気配がしていた。
    人が前から歩き、複数人に避け歩くとその白特攻服の三人組は黒龍を背負い通り過ぎる。龍宮寺は立ち止まり瞠目する万次郎に驚く。
    「おい!マイk……」
    「たけみっち………」
    遠くにいる三人を見て万次郎はそう呟いた。
    「たけみっちってお前が言ってた」
    万次郎は下を向き少しするとクククッと笑いだし、狂った大笑いをする。
    「アッハハハ!!たけみっち流石だな!おもしれぇ冗談だ」
    万次郎は一頻り笑うと笑顔を浮かべるが、その笑顔は憤怒を抱え憤慨するのに、龍宮寺は気づいていた。
    「たけみっちは俺のだ、黒龍になんか渡さない。たけみっちを東卍に入れる」
    龍宮寺はその言葉にハッと笑い、何処か機嫌の良い万次郎に問いかける。
    「マイキーが言うなら入れんだろ」
    万次郎は光明に笑うと、武道の居た道を見て答える。
    「たけみっちは俺の物だ」
    月が雲隠れし辺りには闇が広がり、万次郎の影を消した。
    東京卍會から黒龍に協定の話しが持ち上がったのはその一週間後だった。武道は東京卍會通称東卍の目的が分からずに考える。返事は直ぐじゃなくても良いと書かれ、腹心の二人に聞いた。
    「悪い話しじゃねえ」
    「協定なら下に着くことじゃねぇだろうしな。今と変わらねぇわ」
    武道は東卍の総長の名を知らずに、ずっと過ごして来た。何故か耳には入らずに要るのに、九井と乾が必死に東卍を武道に余り知られない様にしていたのは存在する。
    「総長の名前は?」
    「佐野万次郎」
    武道はその名前を何処かで聞いた気がするが思い出せずに要ると、九井と乾が不安そうに見つめるのに頭を撫でる。
    「大丈夫ですよ。俺はここに居ます」
    武道の心に染み渡るような言葉に、心底安心し武道の手に頬を擦り寄せると、何だか猫みたいと笑う武道に二人は無害な猫の振りをする。彼等は獰猛な猛獣であり、武道の言う事しか聞かない狂犬だ、それを武道だけが知らずチームの仲間達は全員知り、最近周りのチームにも黒龍総長は猛獣使いだと言われている。武道だけが何も知らず、乾と九井が全て武道に入る情報を管理してるのだ。
    獰猛な双竜は自信の神に使え彼の言葉しか理解しない。
    協定の日付になり、万次郎が機嫌良く嬉しそうなのに、呼び出された幹部達は恐ろしく思う。万次郎が機嫌が良い日等大抵良い事が起こらないのに気構える。
    神社を登る足音に場の空気が引き締まる。音と共に三人の男が見え、中央に要るのが総長だと思うが、隣の二人と比べ弱そうな彼に少し幹部は疑問に思う。
    「協定を組に来ました黒龍11代目代表の花垣武道です」
    武道が見開く。目の前に要る万次郎に彼が周りを従え座るのに、ああ、彼の暴走族とはここだったのかと理解し、少し満たされ嬉しくなるのを必死に隠した。
    「…………たけみっち」
    「マイキーくん…………」
    離れ離れの恋人が再開出来たような雰囲気に、乾と九井が威嚇するように武道の前に立つと、万次郎を睨む。
    「おいおい随分な態度だなぁ黒龍の幹部は」
    「ちょっとイヌピー君!ココ君!下がって!」
    万次郎が煽るように二人に向けた文句に、乾と九井は拳を握るが、武道が前に立ち万次郎へと向かうのに、その大きな背中に安心をする。
    「マイキーくん協定を結びに来たんですよね」
    「ああ、黒龍とは対等でどっちが下に着くとか無しで良い関係を築きたいんだ」
    武道は目を瞑り、頭の中に過ぎる色々な事が全てクリアになり目を開く。
    「協定を組みます」
    万次郎はその言葉に握手をした瞬間、武道は目眩し足元が蹌踉た。今日はここまで歩き緊張と不安に堪えたツケが此処に来たのだと、武道が手を離し地面へと倒れ、万次郎が頭に手を滑り込ませドシャリと音を立て倒れる。
    乾と九井が駆けつけ、等々この日が来たと思うと処置を始めた。
    「イヌピー木陰へ運ぶぞ」
    「任せろ」
    乾が武道を肩に乗せ九井が携帯を取り出し救急車を手配する。何が大事になっている事に東卍の者達は眺め、冷静に慣れる者が居なく固まっている。万次郎が一番に抜け出し声かける。
    「おい!たけみっちに何があったんだ!!」
    神社の影に寝かせた武道に駆け寄る万次郎に、九井か叫び武道に触れようとする手を弾く。
    「お前が武道を連れ回すからだ!武道の体には疲労が溜まってんだよ!」
    「どういうことだ」
    何やら事情がある事を知り万次郎は、静かに怒りを封じ問いかける。漏れ出す殺気に乾と九井は怯むこと無く乾が答えた。
    「武道は陽の光が浴びれない病気で、長く日下にいたら倒れるんだよ。お前はそれを知らずに連れ回したんだ」
    乾の怒りを限界まで封じた言葉に、万次郎は衝撃を受け、哀しみと自分には言わない憤怒と、武道をこうした原因の一つであるのに、足元の感覚が無くなる。
    「た…み……に…おれ…」
    顔面蒼白で蹌踉万次郎の様子に龍宮寺が駆けつけ万次郎を抱え、乾と九井を睨む。
    「マイキーは悪くねぇ、きっとたけみっちは言えねぇんだよ。マイキーに自由でいさせてえからな」
    その言葉に万次郎は顔を上げ、龍宮寺の方を向き乾と九井を見ると、睨む二人だが図星を突かれた顔に胸の中で渦巻く黒く濁った物が無くなった。
    「たけみっちそうなのか」
    横たわる武道の頬を撫でると、万次郎は微笑み髪を撫でた。愛しい恋人へ向ける視線に、乾と九井も同じ視線をするのに、万次郎は敵が二人も居ることに内心笑った。
    同時に乾は万次郎が気づいた事に、敵対心を剥き出しにし内で絶対渡さないと誓う。
    九井は万次郎の己と同じ視線に、胸の内でハッと笑うと絶対潰してやるよと笑った。
    三者三葉睨み合う中救急隊が駆けつけ武道を運ぶ。乾が代表で乗り走る救急車に九井が階段を降りるのに、万次郎は呆然と見送ると、龍宮寺が素早く意識を取り戻し万次郎に叫ぶ。
    「マイキー病院は良いのか?」
    あ、と呟いた万次郎がバブに掛け乗り病院へ行くのに、気になる仲間も同時にバイクを走らせ後を追う。神社は何事も無かったように静かに佇んでいた。
    目を覚ますと白い天井が見え、体が動かせない程重いのに隣を見ると乾と九井が覗き、反対側を見ると万次郎が覗いていた。
    「武道!」
    「たけみっち!」
    万次郎に布団の上から抱きつかれるが、即離され乾に同じく抱きしめられる。九井が武道の髪を撫で心地好い思いに浸ると、万次郎に武道が語る。
    「マイキーくん協定台無しにしてごめんなさい。俺病気なんです。太陽を浴びたら駄目なやつ……アルビノって言うんです」
    万次郎は武道からやっと聞けた最後の秘密に、胸が高鳴り歓喜し喜ぶ。
    その中乾が泣きそうな顔で嬉しそうに笑顔を浮かべた。
    「武道が好きだ」
    乾の言葉に武道は驚き、その時九井も口を開く。
    「俺、お前が好きなんだよ、最初はなんでこんなヤツって思ったんだが、お前が好きだ」
    武道は口を開きポカンとする中、万次郎が決意したように武道を見て言った。
    「好きだたけみっち、俺はお前がいれば他は何も要らない。お前は俺を叱ってくれ傍にいろ……たけみっち」
    武道は予想外の三人からの告白に、胸の中で蓋してきた感情が溢れ出し涙を流した。
    「うっ、ぐずっ、おれは、皆が…三人が、すきだから…ずっ…選べない」
    その言葉に三人はお互いを見つめる、考える事は同じなのか、武道が選んだ男の腹は決まっていた。
    「俺は武道それで良い」
    乾が宝物を見つめるように笑い
    「不本意だが共有してやるよ」
    九井がニヤリと口角を上げると
    「たけみっちを独り占め出来ないのは嫌だけど、俺も良いぜ」
    武道の涙は溢れ止まらなくなり、酸欠になる迄泣いて看護師に三人が怒られる事になるのまで後数分。
    その後退院した武道は黒龍総長を相変わらず続け、ひとつ変わった事は東卍集会にも顔を出すようになり、その時は呼ばれてなくても乾と九井が着いていき、武道は東卍のメンバーにも気に入られ可愛がられていたのだ。
    二匹の龍は凶暴な牙を隠しボスに従う。王の虎は太陽を手にし大切に囲った。大切に大切に甘やかし囲う王子を、彼等は他の雄から護り威嚇するのだ。王子は獣を飼い慣らす、それはそれは凶暴な一人の雌を護る狂犬を。



    END
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    AKtyan5560

    DONEイノゼロifマシュ
    運命の番のワスとマシュとオタは出会うい愛を育み軈てオタとワスが告白し番になる約束をする。マシュを気に入らないモブが悪意を企てそれに怒りに満ちるオタとワスがモブを制裁し番になり、祝福され軈て子供が出来るまで

    ※マシュとオタとワスの子供出ます
    ※モブがマシュを襲おうとしますが未遂です
    ※イノ0や兄弟にマシュが抱かれる表現あります
    ※マシュが二人と番になれるオメガです
    ウインティーに誓う雲が優雅に泳ぐ青空を眺め街を歩く青年が一人マーケット通りを歩いていた。青年は人気店のゴブリンシュークリームの新作を並んで買うと、その場から離れ空を眺め食べ始める。平和な街の姿に平穏を謳歌する事に、城に居ては体験出来ない日常に満足し歩いていると、前から歩いて来た人に当たってしまう。視線を上げると顔を顰めるサングラスをした青年が、マッシュを訝しげに見ている。
    「おいテメェ何処見てんだ!」
    「すみません空見てました。あ、シュークリームついてる。すみません弁償します」
    青年は目の前のマッシュルームヘアーがそんなに悪い者には見えずに、溜息をひとつ付くとハンカチを出し服を軽く拭い呆れ声で答える。
    「はぁ……別に怪我したわけじゃねぇしもう良いわ」
    16861

    AKtyan5560

    DONEイノ0マッシュがイーストンに潜入で入学す事になる。魔法不全者と隠し平和に暮らすマッシュは、毎週休日遊ぶオーターという相手がいた。身分を偽るマッシュはオーターに恋をし、オーターも恋をする。だがマッシュは生きる事を諦めており、色々あり全てがバレてオーターはマッシュを救う決意をする

    ※オーターの愛が重い
    ※イノ0マシュ
    ※イノ0マシュ愛され
    ※マシュ愛され多め
    胡蝶蘭が花開く「マッシュお前はイーストン校に潜入して来い」
    ある日父親から下された命令は、マッシュの運命を大きく揺るがす事になったのだ。魔法不全者なマッシュが、名門魔法学校イーストン校に入学する経緯は、ドミナがヴァルキスに入学が父親のシリルから下された時に、同時にイーストン校への監視も欲しかったとしてマッシュが抜擢された。幸いマッシュは任務が余り無く、神覚者に顔も知られて居ずに、何より鍛え抜かれ魔法不全者でも兄弟達を上回る力を示したマッシュが、魔法不全者だと知られずに通う事を条件に出されイーストン校へと行く事になった。
    その時にマッシュを愛する四人の兄弟達がマッシュを掴んで、抱きしめて離さず大変だったが自身で何とかし事なきを得地上へと、数年前に歳で降りていたレグロの元へと向かったのだ。
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    AKtyan5560

    DONE某殺人鬼の子孫のパロなんですが本編を知らなくても読めます。
    水木の家系には殺人鬼がいた。史上最悪の一人に数えられるその人物は水木を呪い人を殺せと囁く。村へ行く中で水木の中に湧き上がる殺人衝動が限界になり、ゲゲ郎へと話してしまう。ゲゲ郎はその殺人の真似事の行為を受け止めると言と水木に言った。
    ※水木の先祖に殺人鬼がいる
    ※水木に呪いがある
    ※水木が望んでない殺人衝があり
    ※父の首を水が絞める
    のろいあいむかしむかしある国で、四百人を殺した快楽殺人鬼がいた。その殺人鬼は二本の鎖を使い、長い鎖で吊し上げ動けなくし、もう一本の鎖で喉元をゆるりと絞めながら段々と強くしていき、最後には息が止まり死ぬ程の苦しみ藻掻く様を楽しんでいた。男は後の未来で映画にもなる程の最悪の殺人鬼の一人に数えられ、現代に語り継がれている。
    時は昭和三十一年血液銀行に勤める男がいた。
    男は兵隊上がりで祖国に帰ると国に絶望し、成り上がろうと野心を持ち今迄やって来た。そしてそれは彼の中に眠る"ある衝動"も強めて行った。
    世の中にはある能力を受け継いだ殺人鬼の子孫達が存在する。世間の人達は知らず、醜聞と言う組織に管理されたその子孫達にはある共通点があり、過去に名のある殺人鬼が居た事だ。
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