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    AKtyan5560

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    AKtyan5560

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    CMに出演する事になった局長と、街の街頭ポスターでそれを見かけ必死に探したFoxが再び邂逅する話し

    ※コンビクト能力も無い現パロ
    ※転生
    ※局長がモデル

    #無期迷途
    Path to Nowhere
    #フォ局♂

    真紅のリップを指で乱してその街頭ポスターを見た時Foxの人生はまた新たに動きだすのだ。
    街頭ポスターにはある男が映り、儚げで色気を備える何処か不思議な強さを魅せる男が、黒の背景に赤に黒を数滴入れたような真紅のリップは男をとても引き立て、そしてグレーのシャツを着て上から釦を数個開けた男はFoxに見覚えがあり、彼が今も探し続ける嘗ての恋人だった。
    彼を探すのに人生を生きるのにコンビクトとして嘗て局長に会った歳になるが見つからず今になる。何時になったら見つかるのだろう、若しかすると此の儘見つからないのでは無いのだろうか、Foxはそれに恐れていたがそれも今日までだ。
    「…………見つけましたよ。局長」
    Foxは鋭い目を三日月にして口端を弧をかくと呟くようにそう言ってその場を立ち去る。

    その日あるサラリーマンの部長職である男は街中を歩いていた。彼は黒髪に儚げな雰囲気から街中に溶け込む中で一部の人目を引くがそれを気にせずにいつもの事だと言う様に歩いていた。そんな中彼は良い喫茶店を見つけ中に入ろうとした時に誰かに肩を掴まれる。それは初老の雰囲気のある男で、その優しげな表情から紡がれた音に驚く。
    「君、モデルやらない?」
    「……は?」
    黒髪の男、嘗て最悪の囚人達を束ねる組織の局長だった男は心底驚いた顔を思わず口を開けていた。

    数ヶ月前
    喫茶店に初老の男と入り、お互いコーヒーを頼み向き合っていた。少しの無言が続き、男が名刺を差し出す。
    「私こういう者なんだがね」
    初老の男が出した名刺には、映像関連監督と書いてあり局長は何となくそうかと思って居たので話を聞くことにする事にしたのだ。
    「はぁ、映像監督の方が私に何の用ですか」
    監督の男は店のレトロなテーブルに手を組むと話を切り出した。
    「君にCMモデルをやって欲しいんだ」
    話を聞くと、そのCMは今度発売する人気の化粧品会社が新しく発売する口紅のモデルをオーディションを開き探しているが監督の理想が見つからなかったのだ。そんな時局長を街中で見つけそれがCMモデルに理想だったので、今頼んでいると。
    「君が私の理想にピッタリでね、どうか引き受けてくれないかな」
    悪い事では無い、この時代にシンジゲートの様に死と隣り合わせでは無く平和な現代にコンビクト達とは交流を深めている。幸い過去に捉えたコンビクト達は記憶があり慕われているが、一人だけ未だ出逢えてない人がいる。
    Mr.Fox彼だけまだ出会えないのだ。そして彼は局長の恋人でも合った。
    見つからないなら見つけて貰えば良い、局長は下を向き薄く笑うといつもの薄笑を浮かべ答える。
    「了承しました。是非お願いします」
    監督から握手を求められ局長は手を握り返す。後に世界に通用し、数々のファッションブランドのランウェイすら歩く事になるスーパーモデルになる男の原点になる瞬間だった。

    その口紅モデルはテレビCMも担当し、その色気の中に含む覚悟のある瞳が数々の男女を虜にしていった。そんな中Foxは彼の雑誌を買って彼の情報を探るが幾ら探そうと見つからない。SNSでも彼の年齢や誕生日に過去すらも秘匿され、謎の新人モデルと今話題だ。だがFoxが欲しい情報には追い付かなく、もう裏から探るしかないかと思う程追い詰められていた。
    彼が不特定多数の目に触れるのが耐えられ無い。彼は私の物だ、私だけが見れば良い、他は彼に触れ見る事すら許さない。暗く澱んだ感情が胸に留まる。
    ─────ああ、一刻も早く探さなくては。

    その日Foxは都心のオープンカフェのテラスに座ってコーヒーとガトーショコラを頼み座っていた。余り知られてない事だが彼は甘い物が好きなのだ。恋人の局長しか知らない情報だが、外に出た時一緒にケーキを選んだのは懐かしい。最終彼が作るようになり素朴な家庭の味のケーキがFoxは堪らなく好きだった。
    カフェテラスから外を眺めていると、Foxの目に局長の姿が映る。瞬間目が合いFoxは彼の腕を掴み局長は驚いた様な顔をしていた。
    「…………Fox」
    Foxは一等歓喜を現す表情で笑い話す。
    「見つけましたよ…また、貴方を」
    局長は幸せそうに笑みを浮かべFoxにだけ見せる笑顔を浮かべた。
    「見つかっちゃった」
    局長は幸せそうに満面の笑みで笑い、Foxの座る席に座り彼の手を持ち祈るように額に付けたのだ。

    其れから二人は語り合った。
    過去の思い出、今世の人生、逢えなかった時間を埋める様に語り合い時間は過ぎて行った。時間は過ぎカフェテラスからは赤く沈む夕日がビルの隙間から見えていた。
    「貴方は変わらないようだ。私の知る貴方で安心した」
    「Foxも変わらないな。ねぇ、また私と」
    Foxは局長の口の前に手を差出す。そして妖美な笑みとその瞳に宿る暗い激情を宿した瞳で言った。
    「また、私と恋人になって下さい」
    局長は満面の笑みを浮かべ幸せそうに言った。
    「はい!喜んで!」

    これが後のスーパーモデルと彼の専属弁護士で、後の最強と言われる彼の全ての訴訟を全勝する男との二度目の邂逅である。

    後日、CMを放送した化粧品会社のサイトには新たな映像が上がり、謎の彼の口紅を指で乱し、その白髪の後姿の人物を幸せそうに見詰めるモデルの彼にSNSで拡散され更に話題を拐うことに成るのは、また後日の事。
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    AKtyan5560

    DOODLE京都の後から唾切は四季に恋をし、四季は絆されるがそれに応える事が無い中監禁されさ、意地返しで四季は唾切に好きと言わない話

    唾切は四季を段々と好きになり、監禁をしてしまった。しかし四季は釣れない態度を取り唾切に好きとは一言も言わない。一方四季は唾切に監禁された当初からある決めていた事があった。それは唾切が四季で溺れるまで好きと言わないこと。これはそんな二人の攻防の物語
    敬虔な信者は愛を求める薄暗い部屋窓から入る光の中に四季は佇んでいた。部屋の窓は一つのみであり、四角く区切られた窓から入る光は薄暗く部屋を照らす。まるで雲の合間から見える天使の梯子の様に照らす光は、四季と目の前の男を歓迎する事が無いようで、目の前の男が四季の前に膝を着き縋り付く姿は、まるで神に祈りを捧げ懺悔する真摯な信者の様で、四季の前に膝を付き焦燥とした必死な声で呟く。
    「……なんで…なんで君なんだ…君を好きになってしまったんだ…僕は誇り高き桃太郎なのに……」
    「……なんでだろうな」
    「……君だけしか居ないんだ…君が全てなんだ…だから君は殺さない。君は僕のものだ」
    唾切が四季に膝を付き縋り付く姿は何処か弱々しく、そして四季には何故か美しく見えたのだ。
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    AKtyan5560

    DOODLE四季を相手より先に手に入れたい紫苑と黒馬が、四季を監禁しようとして逃がし夜の街で鬼ごっこする話

    紫苑は街中で見かけた四季に絡みに行き、モデルガンショップに入ろうとする然し扉から出てきた黒馬が四季に銃を渡したのから言い合いになる。
    暫くし紫苑の自宅に呼ばれた四季は壁一面に張ってある自身の写真を見て逃げる。一方黒馬に捕まり彼の家にも壁一面に写真があり、鎖を炎で焼き逃げて二人と夜の街で鬼ごっこをする
    月夜の鬼ごっこ深い紫寄りの黒髪を携えたサングラスを付けた男が、スマホの画面を眺める。そこには青年が友人と楽しげに街を歩く様子が映し出され、男はその姿を眺め咥える煙草を指で挟み息を吐いた。空中に溶ける煙が天に登り、男は画面を眺めると暗くスマホの灯りだけが反射した部屋で、壁に手を寄せ一枚の写真を横に撫でる。
    男が部屋の明かりをリモコンで付けやると、壁一面に広がる夥しい数の、青年のみが写る写真を眺め、唯一男の方を向く写真に顔を寄せ呟いた。

    「………四季ィ」

    男は静かに呟いた吐息混じりの言葉は部屋に溶け、執着し渇望する様に鋭く細められた瞳で、目が眩む様に見つめ一つ指先で宝物を撫でる様に写真を撫でた。

    男はモダンで品の良い高級な家具で揃えられた部屋の一人掛けの椅子に座り、一つの写真を見つめる。その写真は青年がソフトクリームを食べる姿を見つめ、その必死に食べゆく姿に手を伸ばす。食えぬ表情で何処か愛しげに写真を撫でる男は、ふと聞こえて来た男に絵に顔を上げると青年が友人と話楽しむ姿が大画面に映る。その姿を見て、無表情にその様子を眺める。暫く見つめ男は、目線を逸らすと大きなモニターの周りに夥しい数が貼られている写真の数々が目に入る。
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    AKtyan5560

    DOODLE四季が生理男子で生理日を攻が管理して知っているなら、危険日も知っているから孕まされちゃう四季はいるよねと言う話
    四季の生理中の世話をする攻めが危険日に孕ませて、妊娠を喜び合う迄のオムニバス短編集。主に同じテーマの作品の四季受けの話が沢山入っています

    主に世界線は全部が違います

    ラインナップ
    むだしき きょうしき ますしき
    しおしき かおしき ゆうしき はぐしき
    じんしき
    危険日予測注意報四季は生理が来る体質である。男であるが生理が来て妊娠出来る男性はこの世界には多く、四季はその体質であった。今朝生理が来てしまい腹を抱えながらトイレから出て来た四季は、ベッドへと寝転がる。すると四季の恋人の彼が部屋に来た。

    ─────ドアを開け部屋に来た彼は

    花魁坂京夜の場合
    花魁坂京夜は四季の生理周期を把握している。生理男子の四季は、生理の時期になると腹を抱えベッドから動けなくなる程に重く、3日間はその様に過ごしている。
    昨日の朝眠る四季の脇に体温計を入れ測ると、何時も寄り体温が高かった為に、生理予測カレンダーに記入すると直近明日からマークが付いていた。京夜の予測では明日から来るだろうと予想を付けた生理は、確かに今日の朝に四季が腹を痛そうに抱えトイレにへと入ったのに、京夜は予想が当たった事に事前に用意をしておいた粥を持ってくるのだ。
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