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    tempesten10

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    tempesten10

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    世界母乳の日ということでアンケートとった結果のおとなふたりの母乳ネタ。
    先を書くか迷っているところ。

    そこが下衆と「ではお薬を送りますね、ミスタ・ニコルズ」
    「ありがとうございます」
     通話が終わったらしい。一人で通話をする場合は余程のことか、それとも定期的なオンライン診療か。モクマが読んでいたニュースペーパーを下ろすと眼前のソファにチェズレイが座っていた。
    「大分時間かかったね」
    「医師の所見に時間がかかっただけですよ」
    「それでも普段より長い。どこか不調だね、チェズレイ」
     捕らえて逃がさない、意志をもった眼にチェズレイも視線を反らせなかった。
    「俺に教えちゃくれんかい。ついでにゴミ箱にあるコットンパフの理由。お前さん、化粧にはコットンパフ使わなかったのにこの数日、具体的にはルークからの電話の後から、かな」
    「……」
    「俺にできることならなんだってするよ」
    「下衆、ですねェ……」
     チェズレイは漆黒のシャツの釦を一つずつ外していく。細長く、美しい指が釦に触れるたび、モクマは息を飲む。ストリップの気はないチェズレイは釦を外すと肩に傷を負った白い裸身が現れた。
    「ん?」
     モクマははたと気付いた。それが真か偽なのか、瑞々しい桃色の乳首の片方に触れ始めた。乳首だけでなく、肉付きの薄い胸筋にマッサージを施す。やわらかく刺激を与えた乳首をモクマはそっと摘まむ。チェズレイが身震いするとモクマの手に白い液体が付着した。
    「伝説のマッサージ師が如何わしいマッサージをなさるだなんて」
    「いやもう張ってたよね? チェズレイどうしたの?」
     動じないモクマにチェズレイは嘆息する。
    「ホルモンの乱れで乳が出るようになったと。まず暫くは休んでいただきたいとのことでした」
     チェズレイの言葉にモクマは首を傾げる。
    「チェズレイ」
    「はいなんでしょうかモクマさん」
    「張ると辛いから出しちゃお?」
     だから言うのを躊躇したのだ。そう思いながらチェズレイはモクマにされるが侭に寝室へ運ばれたのだった。
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    ぱんつ二次元

    DONEED後時空で海と雪原のモクチェズのはなし。雪原はでてこないけど例の雪原のはなし。なんでもゆるせるひとむけ。降り積もる雪の白が苦手だった。
     一歩踏み出せば汚れてしまう、柔らかな白。季節が廻れば溶け崩れて、汚らしく濁るのがとうに決まっているひとときの純白。足跡ひとつつかないうつくしさを保つことができないのなら、いっそ最初から濁っていればいいのにと、たしかにそう思っていた。
     ほの青い暗闇にちらつきはじめた白を見上げながら、チェズレイはそっと息をつく。白く濁った吐息は、けれどすぐにつめたい海風に散らされる。見上げた空は分厚い雲に覆われていた。この季節、このあたりの海域はずっとそうなのだと乗船前のアナウンスで説明されたのを思い出す。暗くつめたく寒いばかりで、星のひとつも見つけられない。
    「――だから、夜はお部屋で暖かくお過ごしください、と、釘を刺されたはずですが?」
    「ありゃ、そうだっけ?」
     揺れる足場にふらつくこともなく、モクマはくるりと振り返る。
    「絶対に外に出ちゃ駄目、とまでは言われてないと思うけど」
    「ご遠慮ください、とは言われましたねェ――まぁ、出航早々酔いつぶれていたあなたに聞こえていたかは分かりませんが。いずれ、ばれたら注意ぐらい受けるのでは?血気盛んな船長なら海に放り出すかもし 6235