ロの嫌われ妄言周りがロナルドを嫌う催眠を掛けられて、悪態をつかれて疲弊するロナルド。
ドラルクやジョンすらも悪態をつき、嫌悪感に眉をひそめるから吸血鬼による催眠などではないとロナルドは考える。
実のところかなり出力が高くて、ドラルクすらも催眠の毒牙にかかっている。
ロナルドを嫌うのに、一向に出て行かないドラルクに疑問を覚えながらも疲れきってしまい、ロナルドはシンヨコを離れる。
ドラルクを含めた周りは、ロナルドを嫌っているが、執着と依存でロナルドを探す。
ロナルドはシンヨコを出て、宛もなく歩いているとファンに声を掛けられた。
愛情が込められた言葉にロナルドは絆され、その人物についていってしまう。それが催眠の元凶とは知らずに。
吸血鬼はロナルドのファンであった。退治人の身でありながら、吸血鬼好みの美しさを持ち、屈服させたい程の清廉さがあるロナルドに虜になっていた。だが、ロナルドは誰からも愛されていた。彼の深い所に入り込み、彼からの愛情を受ける存在達に吸血鬼は嫉妬した。
吸血鬼は幸いな事に強大な力を有していた。竜の一族のドラルクを欺ける程度には。その力を利用し、彼らがロナルドに向ける愛情を反転させたのだ。案の定、面白い位に彼らはロナルドを嫌い憎んだ。ただ想定外であったのは、あまりにも執着と依存が酷過ぎた。
長期的に嫌う催眠を掛ければそれは彼らの精神、脳に刻まれ、ロナルドを嫌悪の対象となる。
常態化する嫌悪を誰もが視界から消そうと躍起なり、関心を寄せなくなる筈である。しかし、みなロナルドの一挙一動に関心を寄せ、ロナルドが居なくなる事を頑なに拒んだ。
何よりも、ドラルクとヒナイチの催眠への抵抗力が著しかった。強力な血である竜の一族と、催眠が常態化しているヒナイチでは流石に分が悪かった。その証拠に誰よりもロナルドに近いにも関わらず、嫌いながらも傍を離れようとはしなかった。それに伴い、催眠が薄れる瞬間があり、何度も催眠を掛け直した。
だが、結果的にそれは都合の良いものであった。催眠の有効範囲はシンヨコのみだ。
もし、ドラルクとヒナイチがロナルドを疎んで出て行ってしまえば催眠の有効範囲を出てしまう恐れがある。そうなれば、ドラルクはドラウスを、ヒナイチは新横浜市外の吸対に応援を呼ぶだろう。
偶然とはいえ、ロナルドを手に入れるのに大きな障害であった2人を退けれたのである。
疲労の色が強い顔色のまま眠るロナルドの焼かぬ銀を撫でながら、吸血鬼は笑みを深めた。
ロナルドは疲弊しきっていた。守ると誓ったシンヨコを離れる不義理に胸を痛めたが、誰も彼もがロナルドを嫌い疎み憎む痛みの方が強かった。間違いなく自分が何か決定的な罪を犯したのだろう。はじめは吸血鬼の催眠によるものではないかと疑ったが、血の強さにより吸血鬼の能力をものともしないドラルクにすら憎まれたのだ。
いつもの馬鹿だなぁと呆れた視線は、まるで打ち捨てられた布切れを見るようであった。
ならば自分の事など放っておいて出て行けばいいのにと考えたが、そんな言葉はロナルドには言えなかった。
ロナルドはドラルクの事をそれなりに好いていたのだ。
初めこそ退治すべき対象であり、ピタゴラスイッチ的に城を爆破するという自業自得な結果を押し付けてきたおっさんを面倒だと思った。
しかし、何年も生活を共にして、ジョンだけが理由で追い出せない位に情が湧いてしまった。だから、ドラルクに本気で出て行かれたらロナルドは寂しさに耐えられないと理解していたからだ。
結局、ジョンにすら眉をひそめられようとも、メビヤツが物言わぬ帽子掛けになろうとも、ロナルドは何も言えなかった。ドラルクが出て行けば、ジョンも、メビヤツも、死のゲームも、キンデメも居なくなるだろう。ロナルドはそう確信を持っていた。
せめて嫌う理由は知りたいと、ロナルドは考えた。
ドラルクに「何かしたか」と問えば、「理不尽に暴力を行使する我侭な人間なんて嫌って当然だろう」と答えられた。
ならばと何を言われても暴力も暴言もせずにいた。にも関わらず、ドラルクは常にピリピリと怒りを発しており、比例してジョンの機嫌も悪くなっていった。
ロナルドは困り果て、あまり事務所に帰らなくなった。できるだけ自分に手間をかけさせないように、ドラルクが担っていた家事炊事も自分でやるようにした。だが、それもドラルクは気に触ったようで「何もするな」と一喝された。食事もできるだけ断るようにしたが、ドラルクは酷く怒った。
ロナルドが気を回し、ドラルク達に快適に過ごしてもらおうとするも、そのどれもがドラルク達の気に触ったようだった。
ロナルドは少しずつ確実にすり減った。食事も睡眠も欠かさずとってはいたが、食べては吐いてしまい、目を閉じるだけで寝つけもしなかった。
嘔吐は流石に目の前でできる訳もなく、吐く時は公衆トイレに行った。胃の中をひっくり返しながら、折角どうしようもない自分にも提供してくれた食事を吐いてしまう事が申し訳なかった。
このシンヨコにロナルドを心配する者など居ない。誰彼もがロナルドの存在を疎んでいた。
ロナルドはアンモニア臭の漂う不衛生な公衆トイレの便器にしがみつきながら思った。
何処か行ってしまいたい、と。
何をしてもドラルク達は不快だと鼻を鳴らした。ここまでされてもロナルドが離れられなかったのは、それだけ彼らに執着していたからだ。依存と言ってもいい。
何て醜いだろう、何て理不尽だろう。自分の一方的な愛のようなそれを押し付けていたのだ。
そう悟ったロナルドの行動は早かった。白みだした空を背景にロナルドは事務所へと戻った。
ドラルクは既に眠ったようで、辺りは静まり返っている。
ロナルドは静かに荷物をまとめた。元々物欲が少ないのもあって、すぐに片付けられた。それらを運び出し、貸倉庫に入れた。居住先を探すまでの間、預けておくのだ。
看板を外し、がらんどうの事務所をロナルドは後にした。
フクマに電話し、暫く休載したい旨を伝えた。ロナルドが余程弱っていたのか、フクマはロナルドの休載を受け入れた。暫く休んだら、また連絡をするように言われた。
ロナルドにとってフクマは変わらず接してくれている事に安堵した。
それから程なくしてある男にあった。顔色の悪いロナルドを心配して声を掛けたそうだ。
そこはシンヨコから離れた地で、ロナルドには縁の薄い場所である。ロナルドは久々に人と目を合わせた事に堪らなく安心してしまった。
思い返せばここ数日、誰にも目を合わせてすらもらえなかったのだ。
気付けばその男に連れられ、一時お世話になる事になった。ロナルドは思っていた以上に弱っていたのだとその時なって分かった。
普通、見知らぬ人に声を掛けられ心配されたからとついては行かない。ましてや、それなりに知名度ある上に、多くの相手から嫌悪されているロナルドなど関わるべきではない。
けれど、その男が住んでいる場所はあまり人が来ず、休むには丁度良いと勧めてきたのだ。ほんの少しだけ、その甘えがロナルドの足を向かわせた。
以来、ロナルドは男と生活を共にしている。
ドラウスは愛息子からの電話に喜び勇んで出た。すると常とは考えられない程に酷く怒った息子の声が聞こえた。
ロナルド君を知らないか、と。
ドラウスは日頃優しく素直な息子の荒々しい様子に少しばかり萎縮してしまった。同時に息子に畏怖を感じ、成長の喜びを思ったのはここだけの話である。
またあの男に何かされたのかとドラウスは尋ねた。ドラルクは怒りを沈める様に1度大きく溜息をついた。後に、「出ていったんです」と答えた。
ドラウスは喧嘩でもしたのかと思った。
ドラルクとロナルドはよく喧嘩をしている。最早それが彼らなりのコミュニケーションのように。
愛息子がバカスカ殺される事に憤りを感じるが、ドラルクがロナルドの事をいたく気に入っている事は知っていた。
なんだかんだロナルドもドラルクの事をそれなりに大切に思っている事も知っている。だから心配をしても、引き離すような真似はしなかった。
ドラウスはドラルクの話を聞きながら、違和感を覚えた。
ドラルクの話は、夜起きると居住区に違和感を覚え、事務所を見るともぬけの殻となっていたそうだ。ロナルドに電話を掛けるも、電源を落としているのか出る事はなかった。事務所のHPには休業の知らせが出ていた。
フクマに電話を掛けると既に休載の為の手続きが取られていると連絡を受けた。
ロナルドの居場所に心当たりはないかと尋ねたが、今のところは何も、との返事であった。
ドラルクはそれから退治人達ややヒナイチ達にも連絡をとったが、誰も彼もが知らなかった。
そこでドラルクは父ドラウスに電話したのだった。
ドラウスは膨れ上がる違和感を調べる為に、1度電話を切りシンヨコへと向かった。
ロナルドに電話を掛けるが、ドラルクと同様に出る事はなかった。
シンヨコに降り立ったドラウスは眉をひそめた。思った通りである。シンヨコ全体にかなり強力な催眠が掛けられていた。
ドラルクとの電話で感じたのは"嫌悪"であった。今までにドラルクがロナルドを憎く思っても、それは一過性のものであり、同居する上で少し腹立つ場面があった時だけだ。
だが、それとは違う明らかな悪意を感じた。
何故生活を共にするのか疑問を覚える程の強い悪意を。
ドラウスはドラルクの元を訪ねた。
ドラルクは見た事がない位に荒れていた。最低限の身嗜みは整えているが、青白い顔はストレスで更に濃い青紫になっている。オールバックも乱雑に撫で付けられただけであった。
主人の不安定さをおろおろと心配する筈のジョンは、ストレスで体を丸め沈黙していた。
「ドラルク」
ドラウスの強い呼び掛けにドラルクはハッとして顔を上げた。入ってきた事にすら気付かない程度に混乱していたのだろう。
ドラウスはドラルクとジョンの意識がこちらに向いた瞬間に手を大きく叩き鳴らした。
驚きでドラルクは死んだがゆっくりと再生した。
「お、お父様…」
呆然とするドラルクにドラウスは膝をついて話し掛ける。
「しっかりなさい。今、何が起きているかわかるかい?」
ドラルクはその時だけ子供の時のような顔に戻った。不安だったのだろう。
「え、えっと…私は…」
ドラルクは声に出しながらゆっくりとこれまでの事を整理し始めた。
ドラルクはロナルドを見ると不愉快な気分になっていた。
ロナルドが生活する一挙一動の全てが気に入らない。ロナルドの為に用意した唐揚げを、食の尊さなども忘れて捨ててしまいたい衝動に駆られる程に。…ジョンの好物でもある為に実行はしなかった。
ドラルクの変化に気付いたロナルドがドラルクに「何かしたか」と尋ねた事があった。
「理不尽に暴力を行使する我侭な人間なんて嫌って当然だろう」
さらりと出た言葉にドラルクは不自然に思った。なら何故一緒に居るのだろう。親族には城が爆破している事は知られているのに。
ここに留まる理由が分からなかった。だがそれも、今はこの不快な存在をどうにかしたかった気持ちでどうでもよくなった。不快に鼻を鳴らせば、ロナルドは顔を強張らせた。何故だがその顔も不快でならなかった。
それからロナルドはロナルドなりに気を使っていたと思う。だが、ドラルクはその事も気に触り必要以上に嫌味を言ってしまった。
しまった、と思う気持ちがあったが吹き出る不快感をどうにかしたかった。
ロナルドはそれから目に見えて萎縮していった。それを見てもドラルクは優しくする気にはなれなかった。
遂には食事を断る様になった時に、ロナルドを叱責してしまった。その時の言葉はスラスラと出てきたにも関わらず、思い出そうとするも酷く不明瞭であった。
ただ、ロナルドの勝ち気につった眉が下がり、伸びた背筋も萎えていた事は覚えている。
ドラルクはここ数日から始まった頭痛に、更に機嫌を悪くした。ロナルドを不快に感じ始めた時期から傷んでいた。
ドラルクはロナルドが嫌いならば離れてしまえばいいと思うのだが、それだけはできなかった。焦燥と呼んでもいい、離れようと思考する度に強烈な焦りがドラルクの事を胸中をしめた。矛盾する感情により、ドラルクは幾度も死んだ。そのせいかジョンもピリピリするようになり、前程活発ではなくなった。
ジョンもロナルドを嫌っているようで、ロナルドに寄り付かなくなった。
ロナルドの顔をまともに見なくなったのはそれからだった。用意した食事はきちんとなくなっている事から、帰っては来ているのだろう。顔を合わさずにいるのだから喜べばいいのに、酷く落ち着かなかった。
ある日、ドラルクは起きると部屋に違和感を覚えた。何かが足りないと。それがロナルドであると分かったのはがらんどうになった事務所を見てからだった。
居住スペースの机にはロナルドが残した手紙が控え目に乗っていた。そこには家を出る事、賃貸の権利について、今まで世話になった事が書かれていた。
しかも僅かばかりのお金をまとめていた。実家の太いドラルクにははした金に思えるが、一般的に置いていく額としてはかなり高い。
ドラルクは怒りで打ち震えた。そして何度も死にながら、方々に電話を掛け、ドラウスへと辿り着いたのだった。
ドラウスに経緯を話していると、「すぐに行くから待っていなさい」と言われた。
そしてすぐに父が訪れたが、次の瞬間に目の前で手を叩かれ今までまとわりついていた不快感が一気晴れた。あまりのことに理解が追いつかず呆けてしまう。
父に促され今まで事を思い出した。
そして、ロナルドに謝っても謝りきれない非道な数々を思い出した。内臓が落ち窪むような、冷えきる感覚に襲われた。ロナルドの顔が、声が、滝の様にドラルクを打ち、殺した。
自分は何を言った?
何をした?
何故?
頭が全く回らない。ただただロナルドの絶望に濡れ、涙すら出ない顔が脳内を占める。
「私は…」
掠れた声が地に落ちた。
ドラルクの背を撫でるドラウスの手はロナルド程あたたかくはない。それがロナルドの不在を何よりも告げていた。
催眠から覚めたジョンは丸まりながらずっと泣いていた。弟の様に思っていた子に酷い言動を働き、追い込んだ。
どれだけ辛かっただろう、悲しかっただろう。
家族の様に思っていた相手から突き付けられる嫌悪をジョンは知らない。知らないからこそ未知の恐怖に怯え、そして向けられたロナルドを思って泣いた。
状況を理解し、幾ばくか落ち着いた頃合いで、ドラウスはドラルクとジョンにお茶を出した。温かい紅茶は香りが良い。それを口に含みながら、ロナルドについて話をした。
ドラウスがドラルクに抱いた違和感は、ロナルドが行方もわからず出て行った際に慌てないどころか、悪意に満ち満ちていたからだ。
ドラルクは否定するだろうが、ドラルクはロナルドの事をいたく気に入っている。ドラルクがこんなうさぎ小屋の様に狭い部屋で、安全とは言い難い街に居座るのは、ロナルドが目的だからだ。ロナルドが居なければ、ドラルクがここに居る意味など殆ど無い。
その為、ドラルクはロナルドと離れる事を酷く嫌がった。東京から来るというダンピールの少年がロナルドに弟子入りするのを邪魔をし、ロナルドが雪山に遭難すれば永遠の死を厭わず探しに出た。異性愛者であるドラルクといえど、思わず邪推してしまう程度にはドラルクはロナルドにのめり込んでいた。
そんなドラルクはロナルドの失踪に慌てない筈がなかった。行方が分かっているのなら兎も角、彼だけの私物を持って居なくなっているという異常事態にドラルクの発言はおかしかった。推察通り、ドラルクは催眠にかかりロナルドを追いかけられなかったのだった。
ドラルクの不調は催眠に抵抗した為である。
解けそうになる度に催眠を掛け直された為に、必要以上に負荷がかかったのだろう。
使い魔であるジョンもその余波を受けており、体力を消耗しないよう努めていたようだ。
ドラルクは冷静になった頭で今まで事を考え直した。
「シンヨコ全体が催眠の支配下にありますか?」
ドラウスはドラルクの言葉に首肯した。
ドラルクはジョンを連れてドラウスと共に催眠を覚して回った。
幸いな事にドラウスの力でみな後遺症もなく催眠から覚めた。だが、そこに安堵感はなく、通夜のような底冷えした空気が漂っていた。
今回の被害者であるロナルドの行方がわからないからだ。
ここまでピンポイントにロナルドを嫌っていたという事は、恐らくロナルドを孤立させる事が目的なのだろう。だが、ロナルドを孤立させてどうしたいのかわかる手がかりがなかった。
僅かのロナルドを目撃した情報を頼りに捜索を続けるが、その足取りは掴めないままであった。
だが、ロナルドが失踪して2週間が経つ頃に進展があった。御真祖様の力で突き止められたのだ。
吸血鬼の能力は据置型の装置を介して行えるらしく、特殊な周波数で催眠を行っていた。その為、催眠の執行者はシンヨコ内に居ると思われたが、吸血鬼が居たのはシンヨコから2時間ほど離れた街の山奥であった。
発見されたロナルドは、かなり衰弱していた。更に、突入に参加したヒヨシ達を見て錯乱した。
現在は精神病院に入り、面会謝絶となっている。ロナルドは心身ともに疲弊していた所に、逃げられないよう催眠を掛け、薬物を投与されえていたのだ。
シンヨコにいた当時の影響以上に効果が強くなり、パニック障害を患っていた。また、ストレスによる嘔吐を繰り返していたようで食道は焼けて荒れていた。栄養失調も酷く、軽い脱水にも陥っていた。本当に逃げられないよう、弱められていた。
度重なる催眠と、追い込まれた精神によって犯人である吸血鬼にかなり依存としており、加害者だと分かっていても求めてしまう傾向にあった。
現在、ロナルドと会う事ができるのは、催眠の影響を受けていなかったフクマやヒマリ、ドラウス、御真祖様だけであった。
ロナルドの記憶を消すとは言わずとも、当時の記憶を薄くさせる提案はされたが、御真祖様に却下された。
何故なら、現在のロナルドは心身のダメージがかなりあり、催眠の上書きに耐えられない可能性が高かった。
ひとまず、記憶の処理を行うにも心身を回復させる必要があった。その療養場所として、ドラウスが住む栃木が選ばれた。
この話はドラロナなので、ドラロナがスケベしておわります(終わりまで書くの面倒になった)
パニック障害で過呼吸、嘔吐、失禁、自傷行為に陥ってしまうロナルドが見たいンゴね〜
ロナルドの手記が発見されて療養と称して監禁されていた2週間の心情が書かれているやつをドラルクが読んでしまう…………陰鬱としているのに、作家としてのまとめ方がしっかりとしていて美しい文章になってるの。でもすごく遺書っぽくてしんどくなるやつほちぃ……………