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    ふぃお

    @hulio_fresio

    たまに使うかもなSSあげ場所。
    快新。たまにガ清

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    ふぃお

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    続きSS。逆行済の快なので死ネタないです
    みっじかい。短い。
    今回は何故かちゅっちゅしてるだけ。

    快新(快逆行話)いつも通りの朝だった。あえて言うなら、最近友達になった怪盗が泊まりに来ていたくらいで。…その怪盗が問題なのだが。

    「おはよー工藤くん、と…黒羽くん?」
    「はよ」
    「…黒羽くんどうかしたの…?」
    「ははは…」

     俺が聞きたい。
     朝なかなか降りてこない快斗を客室に迎えに行った時からだ。腕にひっついて離れない…!!結局大学にいる今もそのままなのである。…コイツの泣く姿なんて見るとは思わなかった。無下にもできず仕方なくそのまま快斗を引きずって歩いている。人気のない場所までくると、ピタリと止まる。一度快斗を引き剥がしにかかってみることにしたのだ。

    「おら、快斗。いい加減にしろ」
    「…やだ」
    「オメーなぁ…どうしたんだよ…」
    「しんいちが」
    「ん?」
    「新一が、俺と付き合ってくれたら少し妥協する」

     …んんん?

    「どこまで?」
    「どこまでも」

     …………???

    「好きです、世界で一番、愛してる」
    「な、は、はぁ!?」

     心を見透かされたのかと思った。一生言わないつもりでいた、つい最近気付いた自分の気持ち。

    「ば、馬鹿げたこと言ってねーで離れろって」
    「やだ。ね、新一、俺、本気だぜ?」
    「…俺は別に」

     快斗が、好きだからこそ。断らないといけない。マジシャンなんて人気商売やる予定のコイツに、変なスキャンダルは要らない。快斗のことが好きな女性達なんてそれこそ山のようにいることを知っている。子供を残せない俺なんかより、世間に幸せを祝われられる女性と結ばれたほうがいいに決まってて。幸せになってほしい。全てはその思いで。何より俺は、

    「違う。新一も、俺がすきだろ…?」
    「快斗…?」

     正面に回り込まれて、いつの間にか両手首を軽々片手で拘束されていた。少し、寒気がした。

    「離せ、て」
    「新一、」

     ちゅう、と唇を吸われた。体が勝手にビクリと震えた。快斗に!キスされた!ぎゅっとつむった目元を舐められる。

    「か、かいと」
    「ん」

     ちゅうちゅうと唇を吸われるだけのキスでも、心臓はバクバクしているが、頭の中では何故と歓喜と葛藤とがぐるぐるしていた。しかし、急に意識が散漫になってきて。これは、恐らく、薬…。そう思ったときにはカクンと膝から崩れ落ちていた。

    「なぁ、新一。俺、新一がいてくれればそれだけで幸せ。」

     甘い声色で囁かれ、ぎゅーっと抱きしめられているが、力が入らない。眠気まで襲ってきて、かり、と己の手の甲を引っ掻いて抵抗してみたけど効果はなかった。

    「ん?駄目だよ、傷つけたら…1回家に帰ろーね。」

     新一をどれだけ愛してるか、教えてあげる。
     そんな言葉が聞こえたような気がしたが、もう意識は無いようなものだった。


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    Replies from the creator

    ふぃお

    MOURNINGネタメモにあった書きかけ軍ぱろ(年の差)快新。
    もったいない精神で…あげ…させて…くださ…

    うp、七夕ですが全く関係ないです!!!←
    軍ぱろ(年の差)快新一番始めに「好き」をくれた貴方を。
     ずっとずっと探していたんだ。
     次に会えたら絶対に
            離さないと、心に誓っていた。





              最初で最後の





     この国が隣国との緊張の高まりを受けて軍を強化し始めたのはここ数年のことだ。いつ戦闘になってもおかしくない状況下で、自国を守りたいと男女問わず多くの市民が兵に志願した。
     そんな中俺、工藤新一は義務の1年間の訓練入隊からずっと、7年程。何故か少尉にまで階級が上がっていた。今日はその祝いにと、戦友達が酒を持って集まっていくれいた。…飲みたかっただけではないかという説が俺の中では遊説だ。それはまぁ、とにかく。
     酔いつぶれてしまった戦友多々。部屋は酒臭くなるし散々である。いや、気持ちはとてもとても嬉しいのだが。4月下旬。暖かくもあるけれど、まだ寒暖差があり本日は肌寒い方だった。放っておくのも可哀想であるし、酔っていない戦友には己が行くから、と止められもしたのを大丈夫だと言って部屋を出てきたのは自分自身である。自身でぽやぽやと酔い始めてきたな、と自覚できる程度には酔っているので、酔い覚ましに。
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