仕事と恋人とクリスマスー12月24日。時刻はもう21時を過ぎている。
全く…クリスマスに残業だなんて、ほんとツいてないな。
…こんな時間だし、もう家で待ってるんだろうな。
急がないと、イブが終わってしまう。
ーよし。渡す用のプレゼントはちゃんと持ってる。
今からなら…うん、間に合うな。
…無事に電車も乗れたし、連絡入れておこう。えぇと…
『仕事、無事に終わったよ。遅くなったけど、今から電車で帰るね。』
で、送信。と。
ー良かった。仕事とはいえ、今年のクリスマスも一緒に過ごせそうだ。
今年のプレゼントは気に入ってくれるだろうか…なんて、心躍らせながら、最寄駅につくのを待つ。
家についたら…大好きの気持ちをハグに込めよう。
遅くなった分、たくさん愛を伝えなきゃ。
君のことが大好きだよ。
君のことは誰よりも愛おしく想っているよ。
遅くなっても、まっすぐ君のもとへ帰るから。
これからも、君のその温かい笑顔を、僕だけに向けていて。
メリークリスマス。