筆おろしをする [筆おろしをする] ※『人妻(食用)』番外。
テスト期間でエレンが唸っている間に幼児だった〝エレン〟は大きくなったのか、筆下ろしを頼まれた。
「わぁ、大きくなりましたね」
「人間でいうところの十五歳ほどだな」
兵長はポケットを撫でる。警戒してるのか、〝エレン〟は兵長のカーディガンのポケットから顔を出すと睨んでくる。生意気そうな顔。
「リヴァイさん、こいつに交尾の仕方教えてやってくれますか」
『、』
声をかけると一緒に様子を見ていた〝リヴァイ〟は約束を思い出したのか頷くと、トコトコと近付きじっと見つめる。まだ子供で身体も細いが〝リヴァイ〟よりは大きいらしい。とにかくデカい目で凝視している。〝リヴァイ〟が頭を撫で出ておいでと腕を引くと、人妻には逆らわないのかそろそろと出てきた。
『、』
〝エレン〟は手を繋がれながら、初めて来る部屋にキョロキョロする。警戒が解けないようだ。気にしない〝リヴァイ〟はやわらかく抱き付くとスリスリする。メスの匂いを擦り付けられ、若い〝エレン〟は直ぐに反応するとぴこんと勃起した。
『!?』
ビックリした〝エレン〟は慌ててぐいと〝リヴァイ〟を引き剥がすと、大変だと焦って兵長の元まで走って行く。コレを直してくれるのは兵長だけだと思っていた。やっぱりこの〝エレン〟のちんこも吸ってるんだな。
『…!、…!、』
「今日はあっちだ」
しかし兵長は襟を猫のようにつまむと、あっさりと〝リヴァイ〟の元へと戻した。
『っ、』
なんでっ!! そんな声が聞こえてきそうな顔で兵長と〝リヴァイ〟を交互に睨む。でも勃起が治まらず、唇をへの字に曲げながらに涙目でちんこを押さえると必死で我慢していた。
そんなまだオスになりきれない子供の〝エレン〟を、〝リヴァイ〟はぎゅっと抱き締めるとちゅっちゅする。
『――…、』
最初はむっとしていたが、次第に柔らかい感触にぽーっとし始める。じっと〝リヴァイ〟の顔を見る。ようやく認識した顔だった。本能がメスに従順になる。もう抗わない。
『♡』
ニコニコと〝リヴァイ〟が〝エレン〟に乗っかる。ズボンをずるんと下ろし、勃起したちんこを出すと、ポンチョをめくってゆっくりと覆い被さった。
「もう大丈夫そうですね」
こうしてオスは立派なオスになっていくのかと感心する。それをするのがうちのリヴァイさんだと思うとなんか誇らしかった。
「そういや、兵長は恋人とかいるんですか?」
振り返ると、嫌そうな顔がいるかと言い切った。
「こんな生活してて他の人間に構ってられると思うか。お前も覚悟しろよ、人果なんて飼ってたら相当じゃなきゃ逃げていく」
へぇ。相槌を打つとちゅっとキスをした。
「………、は?」
訝しげな顔。うん、近くで見ても綺麗な男だ。
「なら、オレで妥協してくださいよ。どうせこの先ずっとこいつら一筋ですよ。運命共同体としてオレたちも馴れ合うのよくないですか」
「、男だぞおい」
「こいつら見てると別に平気かなって」
バグってますよね、なんか。自覚はあるが、別にいいやと思ったのだ。
・・・・・ ・・ ・
深夜。人果は寝静まる時間。
人間である二人は密かに熱を交わしていた。エレンの股間に顔を伏せたリヴァイは眉をひそめ、気持ちよく吐き出した肉棒をぬらりと口から抜き取ると、糸を引く白濁を拭いながら嫌そうな顔をした。
「〝エレン〟の味に似てる……」
ぼそり、 その顔は強張り縦線が見えるようだった。へぇ。のんきに聞き返す。
「そうなんですか」
「……俺のエレンを穢された気分だ。もうしない」
「えー、コレもエレンなんですけどー」
「黙れ」
じゃあこっちで。どさっと押し倒すと、あったかくて気持ちイイ中にお邪魔した。
おわり。
2021.11.11 webオンリー「オレたちは自由だ」
『人妻(食用)飼育日記』番外 → skit.YY
開催おめでとうございます!!!♡