エンジェルプラネット■ざっくり世界観設定
人が死ぬと星になる、という話が基盤にある。
名もない小惑星にたったひとりで何かを待っている女の子と、そこへ不時着したロボットのつかの間とも永遠ともとれる出来事。
◆ひより
ずっと何かを待っているが、それが何なのか、また死んだことすら分かっていない。
生前好きだったトランペットが手元にあり、暇さえあれば演奏している。
天使の輪と白い翼をもつ。
柔らかい雰囲気でよく笑うが、ぼんやりしている。
◆アルシャイン
普段は“アル”という愛称で呼ばれる。あてもなくひとりで宇宙を放浪していたが、賊に襲われ、ひよりの小惑星へと不時着した。
船を修理したら小惑星を発つつもりだったが、ひよりと過ごすうち彼女に情が移り、このままでもいいかと考えるようになる。
表情が乏しく無愛想に見えるが、感情は豊かなほう。なんだかんだで世話焼き。
▼ひよりの小惑星
約1キロほどある地表は常に小さな花が咲き誇り、突き抜ける深い青空が広がる。中央にはドーム型の屋根の白い家が建っており、そこがひよりの家となっている。
無重力ではないが、地を強く蹴れば高く飛び上がることが可能。
他に生き物の姿はない。
宇宙空間を漂う、ひよりにとっての天国である。
この小惑星はいずれ他の惑星と衝突し、消滅する可能性もある。アルはそれを回避するべく、小惑星に細工を施す。