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    【総長の恋愛相談編】水樹side

    「はい、いちごと生クリームのクレープ」
    「あ、ありがと」
    要に手渡されたクレープをジッと見つめる
    …なんで俺、恋愛相談?なんて言ったんだろう。やっぱやめようかな
    なんて今更後悔しながらクレープに口をつけた
    「それで?何を相談したいの?」
    「え、あ〜…えっと……」
    「今更なしはダメだからね」
    「うっ…」
    さすがに付き合いが長いだけあって考えがバレてるか
    まぁ…、要なら信用できるしこの際全部言っちまおっかな
    人に相談した方が気持ちが軽くなるって言うし、決心も着くだろ。
    「…その…、俺さ…好きな子が居るんだ…」
    「うん、知ってる」
    「……え?知ってんの?」
    「知ってるよ?」
    「ナンデ?!?!」
    「え、だって水樹くん良く同じクラスの子の話してくれるじゃん」
    「は?!」
    待てそんな話したことあったか?
    …無くね?え、俺あの子のこと話したことねえよ??
    ドッペルゲンガー?俺死ぬ?我死す??
    「この間もその子に会うために図書室で本借りてきたって…」
    「わーわーわー!!!!」
    「ちょっ、水樹くんうるさい!」
    「あ、ごめん」
    いや、うるさいのはゴメンなんだけどさ
    こっちはそれどころじゃないんだわ
    もしかして無意識で話してた?俺、まじで?
    もしかして他の奴にもべらべらと喋ってたんじゃ…
    「あー、水樹くん僕に話したら満足しちゃうから他の人には話してないよ。たぶん」
    「まじか」
    もーやだほんと…何してんの俺……
    「あ、クレープ食い終わっちゃった」
    「早くない?」
    「美味しくてつい」
    「……そんなに見ても僕のあげないからね」
    「要の欲しいとは思ってないから」
    「2個目買ってとか言わないでよ」
    「2個目買って♡」
    「日本語って知ってる??????」
    はぁ…とため息をつきながらも2個目を買いに行ってくれた。
    なんだかんだ俺に甘いよな、要
    「はい、どーぞ」
    「わーい!ありがと!」
    「ホントいい笑顔してくれるよね…、その顔見ると買って良かった気もしてくるよ恐ろしい…」
    「んぇ?」
    「てか2個目買ったんだから洗いざらい話してもらうよ」
    「う゛…、」
    流石に2個目のクレープ買ってもらったし…隠せねえな…
    もうどうにでもなれこの野郎(ヤケクソ)
    「…俺、ホントに好きなんだ。」
    「うん」
    「でも俺って白蛇の…、暴走族の総長だろ?最近そこそこ有名になってきた…とは思うし、やっぱり総長の想い人とか周りに知られたらあの子が危ない目に遭う。最悪……考えたくもねえけど、死ぬことだって有り得る世界だし、死ぬよりもっと酷いことされるかもしれねえ。…そんな目に遭わせたくない」
    「うん、」
    「だから誰にも悟らせないでただの青春で終わらせようと思ってたんだけど、なんだけど…」
    「好きすぎて辛くなった?」
    「……そう」
    「ふふ、水樹くんホントに好きなんだね〜その子のこと」
    好きだよ、今すぐ告白したいし俺のものにしたいくらいには。
    でも危険な目に遭わせたくないんだ、絶対に
    「でもさぁ、それ結構簡単な問題じゃない?」
    「え?」
    「守ってあげればいいだけじゃん、水樹くんが」
    「でもっ、」
    「学校一緒なんだから後は付き合っちゃえばずっと守れるよ?」
    「そ…んな簡単な話じゃ……」
    「僕達も協力するからさ、ね?」
    「……」
    確かに考えないこともなかった、でも俺に彼女が守りきれるのか?
    守りきれなかったら??
    「もー、水樹くんらしくないなぁ。俺は不良の王だ!なんて言ってたの誰だっけ?」
    「…おれ」
    「でしょ?なら自信持ちなよ」
    「…」
    「水樹くんなら大丈夫」
    …なにが大丈夫なのかわからないし、俺だって喧嘩で負ける時は負けると思う。
    でも、
    「…もっと考えてみるよ」
    「うん、良い方向にね」
    「わかってる」
    彼女が危険な目に遭うかもしれないなら俺が彼女を守れるようになればいい。
    もっと強くならねえと
    …だからもう少しこのままでいよう
    「ありがとう要、ちょっとスッキリした」
    「いーえ、いつでも聞いたげるよ」
    「ところでクレープ食べ終わったんだけど…」
    「もう買いません!!!!」
    この後結局3個目を買い与えてしまった要
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