暑中お見舞い申し上げます　三井②湘北高校では、八月十三日から十五日までのお盆期間中、学校が閉鎖される。体育館も使えない。なので、その三日間は必然的に部活は休みとなる。
　しっかりと体を休めて夏休み後半の練習に備えるもよし。筋トレやランニングで基礎体力を鍛えるもよし。夏休みを謳歌するもよし。部員は各々好きに過ごすことになっている。一年のやつらは、みんなで海に行こうかと楽しそうに相談していた――もちろん、全日本ジュニアに選抜されて合宿を控える流川は、そのメンバーにはいってはいない。まあ、海で同級生と一緒に遊ぶ流川なんて、想像もつかないが。
　おれと宮城は、十二日の部活最終日に、桜木の見舞いに行くことにした。病室でひとり退屈しているであろう、誰よりも生意気でにぎやかな後輩を、少しでも元気づけてやりたかった。

Love me if you wanna…傍晚起飛的班機，歷經超過十個小時的飛行，越過將近一萬公里的距離，抵達降落機場卻退回到中午時分。
三井轉動錶面指針調整好手錶的顯示時間，暗嘆著真不可思議，時光倒轉這種事竟然真的存在。

宮城到美國留學後，每年都會在長達三個月的暑假返回日本，而他每年也都會飛到美國見他，就像不成文的約定一般，一年間就只有這兩個機會能見面。
而這一次，因為各種行程耽擱，時間一直無法銜接，相隔了將近一年，再過沒多久就要迎來暑假，面臨著打破約定和過不了自己心情上的坎，強行告假安排了這次遠行，這也將是他歷時最長的一次美國行，衝動之下無計畫的十四天。

身為一個還不算財富自由的大學生，日積月累一點一滴存下六位數字的旅費，只能換來對身高超過一米八的人極度不友善的經濟艙座位，但是那將帶他飛越空間和時間，抵達有他在的遠方。