Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    MenthoKATOU

    @MenthoKATOU

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 23

    MenthoKATOU

    ☆quiet follow

    AIのべりすと先生にブレイドマンさんとストライクマンさんのお話を書いてもらいました(未完)。
    「私は貴方が他人はおろか、自分をも傷つけて……」のセリフ以降が先生作です。
    勝手に元人間設定にすなーッ!ストーリー設定でちゃんとロボットだって書いてんでしょ!!
    話好きのブレイドさんに面白い話しろと雑な無茶ぶりするストライクさんとか、謎のニアピンに笑ってしまいましたがね……しかし野球するのあなたの方か……

    久々に会ったストライクマンは随分痛ましい姿をしていた。白い特殊ゴム素材のボディは所々に養生用テープが貼り付けられ、左腕はメンテナンス時に装着する簡易アームパーツに置き換わっている。友人がそんな有様で現れたものだから、ブレイドマンはそれはもう驚いたし、同時に心配にもなったのだった。
    「一体どうしたって云うのです、ストライクマン! その姿、まさか事故にでも?」
    声高に詰め寄るブレイドマンに、ストライクマンはあっけらかんと答えた。
    「あーこれか? 喧嘩や喧嘩。ライバルチームのバッティングロボットとすったもんだあってな。まー奴にはこの倍にして返してやったんやけどな」
    いつものことと云われればその通りな返答に、ブレイドマンはずっこけてしまう。その間にもストライクマンは、あいつは前から気に入らへんかっただの、これで何度目かの謹慎処分になるだのと、得意げに喋っている。
    心配し損であったのだろうか、否。
    はぁ、とため息をつく。おん、どしたブレイド、と目をぱちくりしている友人に寂しげな目を向け、ブレイドマンはこぼした。
    「ストライクマン。私は貴方が他人はおろか、自分をも傷つけて平気でいるのが哀しいのです」
    途端、しんとなる。
    沈黙に耐えかねたのか、ストライクマンが口を開いた。
    「……えらい辛気臭い顔してるやんか。お前らしくもない」
    そうですね、と自嘲気味に笑うブレイドマン。
    「私だって、好きでこんな顔をしているわけではありませんよ。ただ――」
    言いかけて口をつぐむ。
    何を言おうとしたのか自分にもわからないまま、ブレイドマンはまた黙ってしまった。
    そして再び、沈黙。
    しばらくすると、ストライクマンはふっと表情を緩め、こう言った。
    「そないなことよりブレイド、何か面白い話せぇや」…………。
    「そっ、それでは私の好きな話をひとつ!」
    あわてて話題を変えるブレイドマン。
    「おお、頼むわ」
    嬉しそうなストライクマン。
    ブレイドマンは一呼吸置き、語り出した。
    「これは私が人間だった頃のお話ですが……」

    ***
    俺は子供の頃から野球が好きでね。よく近所の公園で友達とキャッチボールをしたり、草野球のチームに入ったりと、それなりに楽しかったんですよ。
    しかし高校に入ってすぐの頃でしょうか、両親の都合で京都へ引っ越してしまったんです。その時はまだ中学を卒業したばかりでしたから、さすがにショック
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    MenthoKATOU

    MOURNINGぱなみさんとネーム交換させてもらった汽車星のおはなしの、そのまた前身のおはなしです。ネームにはここまで描いて放ってあり、それを文字起こししたものになります。
    タイトルはぱなみさんが漫画本文内で素敵な解釈をして下さってたのでお借りした概念です
    星のかけらを食うロボットの話 水で満たされたピッチャーとカラフルな英字に彩られた箱が机の上に乱暴に置かれた。
    ガラガラと箱の中身が白いスープボウルの中に注がれる。いくつもの黒い石の塊がボウルの中で山盛りになる。
    赤い機体はそれをスプーンですくって口に運んだ。ボリボリ、ゴリゴリと、石を食んでいるとしか云えない硬質な咀嚼音が響く。
    ひとさじ、ふたさじ。三さじ目を頬張りながら赤い機体――チャージマンはピッチャーを呷り、中身をぐびりぐびりと半分ほども飲み干した。

     この食事風景を眺めていた者たちがいる。同じくエネルギー補給を行っていたチャージマンの兄弟機、総勢七名である。
    彼らのエネルギー補給はチャージマンとは違い、ロボットに必要なエネルギーが濃縮されたE缶を啜ればそれでおしまいだった。だから彼らにとって、大量の石炭と水を腹の中に詰め込むチャージマンの「食事」は一種異様な光景に……云ってしまえば、動物園のゾウが大量の干し草を食べるところを眺めるのに似ていた。
    1454

    recommended works