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    完成させぬうちが鬼

    @nrtakatsuki100の文章練習用!
    gntmのBLHLGLなんでもごちゃ混ぜ予定。

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    銀近幸せチャレンジ!!宿題!
    ブルー◯インドという洋画のパロ。いろいろと改変してるから、オマージュが正しいのかな?とにかく影響受けてます。設定説明文じゃもったいないなと思って、なんちゃって小説になりました。ちょっとずつ更新して完成出来たらすごいなぁ(願望)。

    人魚姫の呪い 第1話親愛①人魚姫が泡にならないためには、王子様の心臓が必要です。人魚姫は姉たちからもらったナイフを持ち、王子様のもとへ行きました。しかし、人魚姫は、王子様にナイフを向けることが出来ませんでした。人魚姫は王子様にさよならを告げ、開いてる窓から海に飛び込みました。
    朝日に照らされる人魚姫の体は、泡に変わっていくのでした。おしまい。

    「にんぎょひめ、かわいそう」
    「そうね。でも、人魚姫は恋をしたから仕方なかったのよ」
    「こい?」
    「そう、恋をするとね、変わってしまうのよ」
    「ん?」
    「ふふふ、勲にはまだ早いわ。でもね、勲」
    「なに?」
    「あなたは恋をしてはいけないわ」
    「え?なんで?」
    「恋をしてしまうと、あなたは変わってしまうからよ。だから、恋をしてはいけないわ。その代わり、愛しなさい」
    「あい?」
    「ええ、愛はいっぱいあるから。まずは愛を知りなさい。人を愛しなさい」
    「うーん、わかった」
    「いい子ね」
    「じゃあ、ははうえは、ちちうえにこいしてないの?」

    その時の彼女の困ったような顔を今でも近藤は強く覚えていた。


    『人魚姫の呪い』
    第1話、親愛

    それは偶然だった。
    妙の買い物に着いて行った万事屋三人の前に、近藤が現れたのだ。

    「お妙さん!なんという偶然ですか!今日会えたことも、何かの縁!!どうです?ちょっとそこのカフェでお茶でも」
    「何が偶然じゃ!!このストーカー野郎!!」

    と、突然現れた近藤に、妙は即アッパーを繰り出した。それはいつもの光景であった。万事屋三人は驚くでもなく、その光景を眺めていた。
    妙からの重みのあるアッパーを喰らった近藤は、軽々吹っ飛ばされ地面に倒れた。その際に、少し着流しの裾が捲れ、足元が晒される。ふくらはぎ下までの靴下を履いているのが見えたのだ。
    銀時は、何故着流しにそんな中途半端な靴下と組み合わせたのだろうかと、微かな疑問を抱いた。しかし、数秒後には変態だからかと結論づけた。
    結論付けるまで、確かにじっと近藤の足元を見ていた。だからといって、邪な思いは決してない。断じて。
    しかし、起き上がった近藤は、銀時の視線に気づき、さっと裾を直し足元を隠した。何度でも言うが、銀時は別に邪な目で近藤の足元を見ていた訳ではない。銀時は勘違いされたことに、若干苛立ちを覚え、近藤の顔を見た。文句を言おうと思ったのだ。
    だが、開いた口から言葉は出なかった。なぜなら、あまりにも近藤の顔がひきつり焦っていたから。蒼白まではいかないが、顔色が悪い。

    「ま、仕方ないですね!今日のところは帰るとしましょう!」

    と、先程の顔色はどこへやら。近藤は勢いよく立ち上がり、ガハハと笑いながら、その場を去った。呆れたようにそれを見送る妙と新八と神楽だったが、銀時だけはその背をいぶしかむように睨みつけていたのだった。
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