尚六な延主従に24の質問 −前半戦−※前置きが長いので、24質部分のみ読みたい方は
■■■前半戦■■■の辺りまで飛ばしてください♡⃜
昨夜は仁重殿の六太の牀榻で眠りに就いた延主従。
明日は二人で関弓に下りて羽を伸ばそうとの提案に、台輔は久しぶりの逢引きだと心密かにうきうきしていたのだが…
「…た……六太。」
「んぁ…?」
尚隆に揺り起こされ目を覚ますと、そこは見覚えのない場所だった。
「え…?何ここ…しょーりゅーが運んだのか…?」
「いや。気が付いた時にはここに居た」
六太は首を傾げる。自分はともかく、薬でも嗅がされない限り尚隆が気付かぬままに場所を移されることなど有り得ない。
きょろきょろと辺りを見回すも、なんの情報も得られなかった。どうやらここにはー…
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