Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    ゆきこ

    軌跡のロイド沼在中、支援課箱推し。ロイド君を中心に色々雑多に放り投げてます。正直地雷原のようなものだと思うので自衛をお願いいたします。
    Rとかこれはちょっと、という話はこそフォロ限定にしておりますがどうかご了承くださいませm(_ _)m

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 298

    ゆきこ

    ☆quiet follow

    支援課(ノエルと課長を除く)がわちゃわちゃしてる話。本当は課長とノエルも出したかったけど上手く組み込めなかったので無念!なお、課長は場面の外で呆れながら傍観していると思われます。

    #軌跡
    locus
    #特務支援課

    キーアの反抗期かと気を揉む支援課(と書いて親バカと読む)一同最近キーアの帰りが遅い。どこに行っているのか聞いても、はぐらかされてしまう。
    近頃、特務支援課の親バ…、保護者組は、そんな悩みを抱えている。
    それ以外は至って普通なのだが、とにかくどこに行っているのか、何をしているのか。それだけは頑として言おうとしないのだ。
    こうなれば後を尾けるしかないかとも思うが、業務のある日は難しいしキーアは意外と敏い。
    ツァイトに頼もうにもこの図体ではどうしたって目立つし、一体どうしたものかと一同が悩んでいると、そこへひょっこりと顔を出したのは、今やアルカンシェルの看板女優でもあるリーシャ・マオだった。

    「こんにちは。今日は少し時間があるので顔を出しに来たんですが。…あの、どうかなさいましたか?」
    「ああ、リーシャ。よく来たな」
    「いらっしゃい。大したおもてなしは出来ないけど、ゆっくりしていって?」
    「あ、いえ、お構いなく。……悩みごと、ですか?何だか眉間にしわが寄っているような…」
    「すみません。その、大した事ではないのですが…」
    「聞いてくれるか?リーシャちゃん!」

    こうして一同の悩みを聞くことになった彼女が次に放った言葉は、ならば私が探ってみましょうか、というものだった。

    「良いのか?」
    「はい、他ならぬ皆さんのためですから。今日はキーアちゃんは…」
    「日曜学校の日よ。多分その後、どこかに寄ると思うのだけど」
    「分かりました。私にお任せくださいっ」
    「頼んだ、リーシャ!」
    「キーアの事、よろしくお願いします!」
    「もし悪い奴らに脅されたり絡まれたりしてたら、そいつらはぶっ飛ばして良いからな?」
    「お、落ち着いてください、ランディさん。皆さんも…。それでは、行って来ますね」

    キーアの様子を探るためにリーシャが出ていき、そこで既に昼の休憩時間が終わっている事に気付いた一行も慌てて仕事に取りかかる。
    そして夕方。業務を終えてキーアとリーシャの帰りを今か今かと待ち構えていた一同の前にリーシャが現れ、成果を報告した。

    「ただいま戻りました」
    「お帰りなさいっ」
    「どうでしたか!?」
    「キー坊のやつ、何か危ない事にかかわってねえだろうなっ!?」
    「落ち着いてください、皆さん」
    「あ、ああ。…すまない、リーシャ。それで、どうだったんだ?」
    「大丈夫です。皆さんの心配しているような事はありませんでした」
    「なら何故、何も言ってくれないんだ?」
    「…それは、皆さん自身の目で確かめた方が良いと思います。多分そう遠くない内に分かるでしょうから」
    「つまり、言う気はねえって事か」
    「でもリーシャさんのお陰で危険はないと分かったのだし、待ちましょうか」
    「そうですね。気にはなりますけど」

    そこへただいまーっと元気な声が聞こえてくる。そして、それではこれで、とリーシャが出ていき、入れ替わるようにしてキーアが入ってきて、リーシャが来てたの?と尋ねてくる。
    それに、今日はお休みだったから顔を出してくれたんだよ、と答え、夕食にしようか、と話を切り替えれば、その後はいつも通りの光景が広がるのだった。



    そして数日後。
    その日もたくさんの支援要請が入り、ワジも加わって二組に別れ、それぞれ要請をこなしてビルへと戻ってきたのは夕方、というより、既に夜と言った方が良いような時間だった。

    「ただいま…」
    「今日も忙しかったわね…」
    「まだこれから、報告書を書かないといけないんじゃないのかい?」
    「言うな、ワジ…」
    「先に夕食にしましょう。腹が減っては何とやら、です。……あの。何か、いい匂いがしませんか?」

    くたくたにくたびれた一行がティオの言葉に鼻をひくつかせれば、確かにとてもいい匂いがキッチンから漂ってきている。
    と、お帰りーっ!とキーアがそちらから出てきたので、夕食の支度をしてくれたのかと尋ねると、笑顔で頷く。

    「あのね、今日はパンを焼いてみたんだっ!」
    「パンを?…へえ、凄いじゃないか。結構難しいんだろう?」
    「えへへ。モルジュでね?教えてもらったの!…見た目は上手に出来ても、味はオスカーたちが作ったのに敵わないから、どうしてか聞きに行ったら、ならしばらく修業してみるかって言われて」
    「それで帰りが遅かったのね?…言ってくれれば良かったのに」
    「みんなをね、驚かせたかったんだ。ねえ、驚いた?」
    「ええ。とても驚きました」
    「そんでもってすげえ嬉しいぜ。ありがとな、キー坊!」

    キーアに早く手を洗って席に着いて、と促され、テーブルの上には色んな種類のパンと、サラダとスープが並べられる。
    そこでしばらく黙ったままだったロイドが感極まったようにキーアを抱き締め、ありがとな、と涙声で告げれば、キーアからパアッと満面の笑みが溢れ、どういたしまして、と答えるその声は本当に嬉しそうで。
    その日の疲れも全て吹っ飛んだ一同は、キーアの作ったパンに舌鼓を打ちながら話に花を咲かせるのだった。

    「やれやれ。親バカここに極まれり、かな」
    「何か言ったか?ワジ」
    「何でもないよ、ロイド。…うん、これ、本当に美味しいね。お店を開けるんじゃないかな?」
    「ほんと?えへへ、嬉しいな」
    「…ふふ、君は本当に良い子だね。けど、あまり皆に心配をかけないようにね?でないとロイドたちが、心配のし過ぎで倒れちゃうから」
    「ほえ?…うん、分かった!」
    「ワジ?…キーアに何か、変なことを吹き込んでないだろうな?」
    「やだなあ、そんな事するわけないじゃないか。……ねえ、ロイド」
    「何だ?」
    「この幸せが、続くと良いね」
    「…ああ、そうだな」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    ゆきこ

    DOODLE支援課で、キーアの誕生日のお話です。そして家族の話でもあるかな。仲良し支援課家族、大好き!
    キーアの本当の誕生日ってもう知りようがないと思うので、ならやっぱりこの日しかないだろうと書いてみました。相変わらずの会話文な上キーアちゃんの台詞って難しくて(あの漢字とひらがなのバランスが)偽物感あるかもしれませんが、読んだ方に少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです!
    キーアと誕生日今後のためと一時支援課が解散し。そして新しいメンバーを迎えて再始動してすぐの頃。
    日曜学校から帰ってきたキーアはどこか元気がなく、しょんぼりとしていて、お帰り、と言いながら手を広げ、いつものように突進してくるのを待ち構えていたロイドは目を瞬かせた。

    「どうしたんだ? キーア。なんだか元気がないみたいだけど」
    「ロイド。……ねえ、ロイドにも、エリィやティオやランディにも、みんなおたんじょうびがあるんだよね?」
    「あ、ああ、そうだな?」
    「きょうね、おたんじょうびだから、おうちでお祝いしてもらうんだってうれしそうにしてる子がいたの。けど、キーアのおたんじょうびはだれも知らないでしょ? だから、だれにも祝ってもらえないのかなあって」
    1836

    ゆきこ

    DOODLE支援課でハロウィンネタ。とはいえあの世界にハロウィンがあるのかは謎なので収穫祭を兼ねた仮装パーティーという事にしました。まあ最後にキーアがトリックorトリートって言ってますけど。彼女にこれを教えた人は一体どこから聞いたんでしょうね。
    ロイド君がくすぐったがりというのは捏造です。そうだと可愛いかなと。そしてゲスト出演の方々はこういう場が好きそうで現れそうな人という私の偏見と独断に基づいております。
    「仮装パーティーの手伝い、ですか?」

    マクダエル議長からの直々の要請という事で彼の執務室へと出向けば、その口からは意外な言葉が飛び出した。そのため、パチパチと瞬きをしながらロイドが聞き返せば、そうだ、と頷かれる。
    ここ数年は色々あり、そういった催し物どころではなかったのだが、再独立を果たし、クロスベル内に限れば、の話ではあるが情勢も幾分落ち着いているため、久々に賑やかな事をしたい。そこで思い付いたのが、収穫祭を兼ねた仮装パーティーという事らしい。
    そして特務支援課には、当日の場内での警備兼手伝いを頼みたいという事で、断る理由もないため二つ返事で引き受ける。
    となると次の話題は当然何の仮装をしようかという事だ。
    2830

    ゆきこ

    DOODLEタイトルまんま、支援課がわちゃわちゃっとしてるいぬの日に因んだらくがき。前に上げたねこの日を踏まえた話だけど、ねこの日にキーアに押しきられて全員(課長やツァイト含む)でねこみみをつけた事だけ押さえておけば読めるはず。なお今回はノエルとワジは欠席です(^_^;)
    初期面子でわちゃわちゃしてるの、やっぱり好きだなあ。人数的にも動かしやすくて丁度良いんですよね。またそのうち何か書けたら良いな!
    支援課でいぬの日の話 2022秋も深まってきた11月1日。
    この日も朝から忙しく支援要請をこなしていたロイドたちがビルへと戻ったのは、夕刻、もう日が沈んだ後の事だった。
    今日の夕食当番はロイドとティオだったが時間も気力もあまりなくて。少し寒いし簡単に鍋にでもしようかと話をしながら入り口の扉を潜れば、途端に4人の鼻孔を良い匂いがくすぐり。
    もしかして、と顔を見合わせた彼らがキッチンを覗けば、そこには予想通りエプロンをつけたキーアの姿があった。

    「おかえり、みんなっ! 疲れてるだろうし、今日はキーアがごはん、作ったよ?」
    「ただいま、キーア。助かるよ。帰りも遅くなっちゃったし、正直今日はあまり作る気力もなかったからな」

    にこにこと笑顔を浮かべるキーアとその頭をなでるロイドという何とも癒される光景に自然と全員が笑顔になり、その後和やかに夕食の時間は過ぎていったのだが。
    2254

    ゆきこ

    DOODLE支援課初期メンバーでツインテールの日らしいのでそういう話。最終的にはツインテールじゃなくなってますが(汗)
    この後、どこに行くかにもよりますが相手によって大笑いされたり可愛いって言われたりからかわれたりして散々な一日になると思います(それでも外さないし、もし魔獣の攻撃で外れでもしたらおこになる)
    その日、朝食の後片付けを済ませたロイドはミーティングルームで、目の前に広がる光景に目を瞬かせた。

    「どうしたんだ? みんな揃って髪を二つ結びにして」
    「ツインテール、ですよ、ロイドさん」
    「キーアちゃんがお揃いにしたいって言って結んでくれたのだけど。しなれない髪型は少し恥ずかしいわね」
    「いや、ふたりともよく似合ってる。とっても可愛いよ」

    ロイドの口から無自覚に放たれる言葉にはあ、とふたりはため息をつく。それに、何かおかしな事を言っただろうか、と首を傾げた後、少し言いにくそうにランディの方を向いたロイドは、疑問をぶつける。

    「……その、どうしてランディまでその髪型なんだ?」
    「んなの、俺の方が聞きてーよ」

    そう、女性陣だけでなく、なぜかランディまで髪をくくられ、更に可愛らしいリボンまでつけられていて。納得いかないのかぶすっとした表情で答えたランディがキーアに目を向けると、あっけらかんとした答えが帰ってきた。
    1413

    ゆきこ

    DOODLEエアスケブ2本目は初書きロイエリ(というか支援課+ロイエリ?)です。リクを見ててパッとネタが浮かんだので書いてみましたがどんなもんでしょう(汗)
    そもそも日頃ほとんど男女カプを書かないので、果たしてこれで良いのか? 大丈夫なのか? と今プルプルしてますが、せっかく書いたので上げてしまいます!
    ふたりの服装はHSのあれのような感じ(ただしエリィさんはもう少し露出は控えめ)かなと思います。
    わざわざ休みを合わせ、ロイドに買い物につき合ってもらう約束をし。今日はデートだと実家のクローゼットから可愛いワンピースを引っ張り出して、いつもより気合いを入れてメイクをしたエリィだったが、待ち合わせ場所に現れたロイドを見て思わずため息をつく。

    「はあ……」
    「え、エリィ? ため息なんかついて、どうしたんだ?」
    「……ねえ、ロイド。私ね、今日はデートだからと思って、頑張ってお洒落してきたの」
    「え? あ、ああ、とても綺麗だ」
    「ふふ、ありがとう。……なのに貴方の格好はいつもとあまり変わらないじゃない? もう少しお洒落して欲しかったなって、ちょっと思ってしまったの」
    「ぐ。……すまない、エリィ」
    「まあいいわ。貴方がそういう事に疎いのは良く知っているから。なら、そうね……」
    2620

    ゆきこ

    DOODLEエアスケブ4本目。くだらない事で喧嘩するロイドとランディと、仲裁しようと頑張るノエルとそれを見守るその他の面々の話。時期は碧の全員揃った後まだ比較的平和な頃でしょうか。
    リクは男性陣ということでしたがワジ君はこういう喧嘩には混ざりそうになかったので、結局喧嘩してるのはふたりだけになりました。
    短時間で書いたので色々荒いですが、読んだ方に少しでも楽しんでいただければ嬉しいです!
    くだらない事で喧嘩するロイドとランディの話支援要請の数も比較的少なく、またようやく全員揃ったメンバーにとって手配魔獣など敵ではなく。
    夕方、比較的早い時間に仕事が終わった後、それぞれくつろいでいたところで突如響き渡った大声に、エリィは驚いて一階へと下りた。
    するとキッチンの入り口では既に騒ぎを聞きつけて下りて来ていたらしいティオが中を覗いていて、その後ろからエリィも覗き込んだところ見えたのは、ロイドとランディが睨み合い、その間でノエルがおろおろとしている光景だった。

    「ねえ、ティオちゃん」
    「何でしょう、エリィさん」
    「今日の夕食当番って、確かロイドとノエルさんだったはずよね?」
    「ええ、そうです」
    「なら、どうしてこんな事になっているのかしら?」
    「それについては僕が説明してあげるよ」
    2017

    ゆきこ

    TRAINING支援課とセシル姉で、支援課に来たセシル姉に1日振り回されるロイド君というお題をいただいて書いたもの。セシル姉は結構難しくて、あの天然ほわほわ具合とか上手く表現出来ませんでした(泣)。振り回され具合とか色々物足りないなあと思うけど、これ以上思いつかなかったので今回はここまでという事にさせてください!
    今回ロイド君の口調はあえて零に寄せてます。セシル姉の前だと弟君が強く出るんじゃないかなと思ったので。
    「ねえ、ロイド。次のお休みの日に、支援課にお邪魔しても構わないかしら?」

    ロイドにとって姉のような存在であるセシルがそんな事を言い出したのは、支援要請を受けてロイド達がウルスラ病院に顔を出した時の事だった。近頃はアルモリカ村の療養所にいる事の方が多いのだが、この日はたまたま病院にいたらしい。
    彼女の突飛な言動にある程度慣れているメンバーだが、予想もしていなかった言葉にさすがに驚き、どうしてか、と尋ねれば、意外と(というと失礼だが)まともな答えが返ってきた。

    「だって貴方たち、ずいぶん忙しいんでしょう?だから、みんなのお仕事の様子をちょっと確認したいと思って」
    「いや、大丈夫だから、セシル姉…」
    「過労で倒れてしまったら元も子もないわ、ロイド」
    2769

    recommended works

    ゆきこ

    DOODLE支援課でロイド君のスーツを選ぶ話。昨日はスーツセレクトの日でもあったらしいので一日遅れだけど落書きしたやつ。時期は零の記念祭より少し前くらい?ロイド君のスーツ姿が見たいと思いつつ書いたけど、結局スーツ着てない(汗)というどうしようもない話です。
    なお、ロイド君は私服も割とラフ、ランディについては結構お洒落というか、スーツの一着くらい持ってそうだなあというイメージで書いておりますのでご了承ください。
    「そう言えば、ロイドのスーツ姿って見たことない気がするわね?」

    エリィのその一言に支援課のメンバーの視線はロイドに集中し、俺?とロイドは首を傾げる。

    「急にどうしたんだ?エリィ」
    「いえ、ふと思い浮かんだだけなのだけど。でも実際、いつもラフというか、動きやすい格好が多いわよね?ランディは持ってるみたいだけれども」
    「まあ、こういう仕事だからなあ。うーん。警察学校ではきちんと制服を着てたけど、それ以外となると確かにあまり着たことはないかもしれない。そういう機会もなかったし」
    「そう。…なら、この機会に一着、誂えてみない?持っていて損はないと思うし」

    ロイドは別にいいよ、と手を振るが、いつになく強く言うエリィに押し負けて、近いうちに百貨店へ行こうという事になる。
    1518

    ゆきこ

    DOODLE支援課初期メンバーでツインテールの日らしいのでそういう話。最終的にはツインテールじゃなくなってますが(汗)
    この後、どこに行くかにもよりますが相手によって大笑いされたり可愛いって言われたりからかわれたりして散々な一日になると思います(それでも外さないし、もし魔獣の攻撃で外れでもしたらおこになる)
    その日、朝食の後片付けを済ませたロイドはミーティングルームで、目の前に広がる光景に目を瞬かせた。

    「どうしたんだ? みんな揃って髪を二つ結びにして」
    「ツインテール、ですよ、ロイドさん」
    「キーアちゃんがお揃いにしたいって言って結んでくれたのだけど。しなれない髪型は少し恥ずかしいわね」
    「いや、ふたりともよく似合ってる。とっても可愛いよ」

    ロイドの口から無自覚に放たれる言葉にはあ、とふたりはため息をつく。それに、何かおかしな事を言っただろうか、と首を傾げた後、少し言いにくそうにランディの方を向いたロイドは、疑問をぶつける。

    「……その、どうしてランディまでその髪型なんだ?」
    「んなの、俺の方が聞きてーよ」

    そう、女性陣だけでなく、なぜかランディまで髪をくくられ、更に可愛らしいリボンまでつけられていて。納得いかないのかぶすっとした表情で答えたランディがキーアに目を向けると、あっけらかんとした答えが帰ってきた。
    1413