グリーンアイド●あらすじ:歌姫先生、観戦現地で地元の同期男性(非呪術界)と偶然再会する。指定席が隣だった流れで、観戦の興奮をそのままに、観戦後の歌姫先生行きつけの店で男性と二次会。そこに五条先生の突入を受ける。男性の前で全自動が発動し、結局、五条先生に引きずられて離脱。定宿まで五条先生にタクシーで送りつけられた。
・翌朝、同期男性に詫び電話を入れる。
「昨日は悪かったわね、みっともないところ見せたし、バタバタ退席しちゃったし」
『いいっていいって。あのあと、ちゃんとカレシのご機嫌はとれた?』
「カレシじゃねーから! アイツは!」
『じゃあ、両思いまでカウントダウン中?』
「それも違う! 両も片もない。無」
『無』
「アイツはね、ああやって私をからかってんの。相手するだけ馬鹿を見るの」
『でも庵だってさすがに、あんなイケメンにちやほやされてるのは悪い気しないんじゃないの』
「マジでやめてよ。大体、アイツがイケメンなのは認めるけど、アイツの顔はタイプじゃない」
『容赦ねえー! 目とか緑色でキラッキラだし、パーツも配置もめちゃくちゃ整ってんなーって思ったけどなあ』
「……は?」
『え、そんなにだめ? あの顔』
「目」
『ああ、目ね。あの目、特に人間離れしてるよな。キラッキラっていうか、もう、ギラついてるっての? 言い方アレだけど、視線感じたときなんて、刺されたかと思ったわ』
・その後、高専にて
「五条」
「お、歌姫。大丈夫ー? 二日酔いでむくんでたりして」
「うるさい。口閉じてこっち向け」
「え、ちょ……急に何、布むしりとってどうする気なの」
「いや。目、青いわよねって」
「今更すぎない……?」
「ほんと。アンタとは十年腐れ縁やってんのに」
・光の加減での偶然か、ご都合呪霊か、それとも
(22.05.28 08:21)