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    はまおぎ

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    はまおぎ

    MEMOこれは寝言なんですが

    (寝言ついでに)(「仲間の屍」が山と積み重なる、その最初の一人が、夏i油i傑にとっては天i内i理i子なんだなと思うと心臓が暴れます)(理i子ちゃん厳密には呪i術i師ではないですけども、経緯として)(いやあ……すぐりこ、すきですね……)
    「愛ほど歪んだ呪いはないよ」(0巻1話) これ、割と夏油傑なのでは、という話です。

     2年春時点で呪術師(持てる者)の一人として、持たざる人々を守るべく弱者生存を唱えていた夏油くん。その後の星漿体任務は、彼に大きな大きな重石を与えました。知っていると思っていたけど、分かってはいなかった現実。

    >祓う 取り込む 誰のために?(9巻76話)

     果たして、夏油傑は非術師の「弱者ゆえの醜さ」を見下し、呪専から離反して呪詛師に身を堕とすことを選ぶに至ります。
     背を向けた呪専は彼にとって、𠮟ってくれる恩師がいて、慕ってくれる後輩がいて、背中を預けられる友人がいる場所だったはずで、0巻でも「憎かったわけじゃない」としています。その彼がマラソンゲームの果てに描いていたのは、死屍累々となった仲間じゅつしの姿です。先の「誰のために?」という自問にそれまで通り〝非術師のために〟と答えた場合、その先で仲間たちは悲惨な末路をたどるのだと。
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    はまおぎ

    MEMOごうた
    たたき台にした曲は、夢に向かっての歩みを止めそうになったとき、それでも夢を諦めきれない、未練があるということを自問自答の末に自覚するに至って、意思を振り絞るように、他の誰でもなく夢を抱いた過去の自分自身の心に観念したように、一歩を踏み出した情景だと思っている。

    歩き続けるその人が、孤独でありませんように。
    ウォーカー(ポルノグラフィティ)

    ●ばこ、と重い音を立てて開けた冷蔵庫。ドアポケットの二段目でプリンの瓶がひとつ、かたんと音を立てた。
     黒いフェルトペンで『五』と書かれている蓋を見る。存在感あふれる一文字は庵の筆跡だ。五条が東北周遊祓除ツアーを敢行している間に出張で東京校を訪れていた彼女がお土産だと置いていった由、告げながら医務室の冷蔵庫からこのプリンを取り出したのは家入だった。
     受け取ったその場で、ないしはその日のうちに食べてしまわなかったのは成り行きだ。小腹は減っていたが、プリンを渡されたそのとき、スプーンは渡されなかった。
     ……いや、方便だ。片手間にぺろっと食べてしまうのが、なんとなくはばかられた。だから食べなかった。部屋に持ち帰って、プリンの舌を整えてから臨んでやろうと冷蔵庫に納めた。
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