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    銀鳩堂

    ここには草稿をポイポイあげて、溜まったら整えてpixivやカクヨムに移植しています。
    ツイステ二次創作小説の長編案が降りてきたので現在は主にそれを書いてます。
    pixiv⇨https://www.pixiv.net/users/68325823

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    銀鳩堂

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    【シリーズ移植のお知らせ】第一話は最終話(⑮話)に回収され消滅しました。このファイルは初期版の保存のため残してあります。校正済みのシリーズ最新版はpixivへお願いします。
    pixivのシリーズ目次URL
    https://www.pixiv.net/novel/series/8421068
    (2022.01.27.書き換え。書き換え前のキャプションは本文冒頭に転載して保存)

    #ツイステファンアート
    twistedFanArt
    #ディア・クロウリー
    dearCrowley.
    #クロウリー
    crowley.

    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第1話「茨の魔女の敗北」【初期版キャプション保存】
    ヤンクロ第1話「茨の魔女の敗北」TEXT版
     クロウリー学園長の過去話(捏造200%)を連載中。完走したら多分あちこち修正が入ると思います。(話が途中で矛盾したりするかもしれず…)
     画像版だけ「第一章」って書いちゃったけど第一話ですね…。後々校正する都合でテキスト版もUPしました。今後はTwitterには文庫ページメーカー画像を投稿、こちらはテキストで行きます。



    ~*~*~ 本文(修正なし)~*~*~


     轟音ごうおんと共に鮮やかな黄緑の炎が吹き出し、橋の上を舐めるように走る。
     そのみなもとには巨大なドラゴン。裂けよとばかりに開いたあぎとを閉じると、上体をそらし、振り上げた前足を力強く足下へと振り下ろす。筋肉の動きにつれて金属光沢を帯びた鱗がうねる。陽光を反射し輝くさざ波がドラゴンの体表を走る。
     地響き。
     鋭くぜる音とともに業火にあぶられた石橋にひびが入る。
     そして不気味な軋み音。城門や橋脚に絡み付くいばらが炎を吹き上げ、チリチリとよじれて灰になってゆく。
     ゆっくりと、やがて雪崩なだれるように橋が崩れはじめる。
     その崩壊の波濤はとうを蹴って、走り寄る影があった。
     轟音と舞い上がる土埃がいましずまり切らぬ中、ドラゴンの目前にりんとして立つ青年の姿があった。
     ドラゴンの黄緑の瞳が驚きに見開かれる。
     頭を引き、あぎとを開いて炎を吐かんとしたその時、業火より一瞬早く、一筋の光がひらめきドラゴンの喉元へと吸い込まれていった。
     世界が静止した。
     実際にはほんの一呼吸あるかないかの時間。
     激闘を見守る「彼」にとっては永遠にも思えた瞬間。
     頭を大きくそらしたドラゴンの喉元には輝くつるぎが深く深くのめり込み、つかを握った青年が全体重を乗せてつらぬき通せとばかりに押し込んでいる。
     貫いた者と貫かれた者。その姿勢のまま、戦う両者は危うい均衡の中にいた。
     永遠にも思えた刹那せつなはゆっくりと崩れた。
     ドラゴンの巨躯きょくが静かにかしぎはじめ、やがて加速して大地へたおれた。
     今一度の轟音と振動。そして耳の痛くなるような静寂せいじゃく
     驚きを浮かべたままの瞳からゆっくりと緑光りょくこうが薄れ、薄く膜がはったような濁りに覆われてゆく。
     戦いは終わった。
     彼のあるじは死んだのだ。
     呆然ぼうぜんと見守る彼に気づくこともなく、青年は剣を引き抜き、灰となった茨を踏んで城門をくぐる。
     愛しいオーロラの元へとゆくのだろう。
     早くも城の中からは人々が目覚める気配が伝わってきた。
     もうここにいる意味はない……。あるじは討ち果たされたのだ。
     彼、大鴉おおがらすのディアヴァルは深い悲しみと失意を胸に、翼を広げた。
     どこへ行くあてもない旅の始まりだった。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第二部23話。
    後のクロウリー学園長=大鴉のディアヴァルの物語、美しき女王編の23話。七人の小人たちが小屋へ戻ってくる!女王の扮する老婆は危機を告げるディアヴァルに促されてその場を逃げ出したが…。(本文約2600文字/今回、豆知識はお休みです)
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部㉓話「老婆と七人の小人たち」 ディアヴァルにかされて、老婆にふんした女王は森の中へと走り込んでいった。
     ディアヴァルが空に舞い上がって偵察してみると、木立の隙間からちらちらと、小人ドワーフたちが転んだり滑ったりしながらも家を目指して走っているのが見えた。あいつらあんなに足が短いくせに、なんであんなに早いんだ? それなのに、老婆の姿の女王は早く走ることが出来ない。早くも息をはずませて、苦しそうに走っている。ディアヴァルは女王の直ぐ側まで舞い降りると、枝から枝へと飛び移りながら女王の後を付いて行った。
     女王は森の踏み分け道を走って戻っていく。その後ろから、大声で叫ぶ怒った小人ドワーフたちの声がかすかに聞こえ始めた。このままでは追いつかれてしまう! どうすれば良いのだろうか? ディアヴァルは女王のそばを離れ、小人ドワーフたちの方へと戻っていった。
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    https://www.pixiv.net/novel/series/8421068
    (2022.01.27.書き換え。書き換え前のキャプションは本文冒頭に転載して保存)
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第1話「茨の魔女の敗北」【初期版キャプション保存】
    ヤンクロ第1話「茨の魔女の敗北」TEXT版
     クロウリー学園長の過去話(捏造200%)を連載中。完走したら多分あちこち修正が入ると思います。(話が途中で矛盾したりするかもしれず…)
     画像版だけ「第一章」って書いちゃったけど第一話ですね…。後々校正する都合でテキスト版もUPしました。今後はTwitterには文庫ページメーカー画像を投稿、こちらはテキストで行きます。



    ~*~*~ 本文(修正なし)~*~*~


     轟音ごうおんと共に鮮やかな黄緑の炎が吹き出し、橋の上を舐めるように走る。
     そのみなもとには巨大なドラゴン。裂けよとばかりに開いたあぎとを閉じると、上体をそらし、振り上げた前足を力強く足下へと振り下ろす。筋肉の動きにつれて金属光沢を帯びた鱗がうねる。陽光を反射し輝くさざ波がドラゴンの体表を走る。
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