その場所は戦いがあった場所より南に行った平原であった、肩に担がれていた学生の悟飯は、最初気を失っていたようであるが途中で、目を覚ましていた。
地面に降ろされたあとゆっくり立ち上がる。
「おめぇら、仲良かったんじゃねぇんか?」
未来悟飯との仲を聞かれて、学生飯はなぜそんな事を聞くのか疑問にも思っていた。
ただ、さっきの出来事が夢のようで夢ではないような気もする。
目の前の出来事•••
「父さん•••僕、何をしたかわからなくて••••悟天は、無事ですか?未来の僕は?何が何で、誰かいたように•••」
悟空は少し間合いを取り始めるかのようにゆっくりと後ろに
「2人とも無事だ。何があったんだ?」
あの状況は何があったかを悟空は知っていた、が、とうの悟飯はどうだったのか?
考えながらの学生飯は首を少しかしげる。
「急に目の前が真っ暗になって、気づけば父さんに連れて行かれるところで、ピッコロさんがいた気がして•••」
そんな中、晴れだった空が急に辺りが暗くなる•••
「•••神龍ですか?」
「少ししたら、家に帰るぞ。悟天も待ってるからな。」
悟飯は名前を聞いて驚きながらも、笑みを浮かべる。
「そんなはずはないですよ、父さん。僕が目の前で殺したんですから。」
「悟飯••••」
悟空の声にハッとして口もとに手をおく、
「僕は何も•••」
何もないはず•••なのに
「う•••いつだって独り占めして、ずるいんです。元からいない世界のほうが僕はよかった。違う、僕は悟天を愛しているんです。未来の僕に渡すくらいなら、僕は。」
「どっちの悟飯だ?」
「どっちも、僕です。ただ、僕は悟天も愛しているしピッコロさんも独占したい、それが叶わないなら壊して、また作り上げたいと思う僕です。わがままでもいいじゃないですか?父さんだって今まで身勝手の生きてきているんですから。」
気を解放するとアルティメットの姿になる。
そこから、髪色がピンク色に変わっていく。
「俺は、全部ないと嫌なんです!」
「気の気配が•••」
なくなった瞬間、悟空は一瞬で後ろに飛ばされ、背後からの学生飯の攻撃に言葉を失った。
「•••••神殿に行かなくっちゃ•••••」
空を見上げてもまだ暗いまま、その方向へ向けて飛び立った。