「勉強ができないんです。すみませんが僕のメタルスライムを1日預かっていただけますか?」
学生の俺が目の下にクマを作りながら肩に乗るくらいのメタルスライムを預け再び部屋にこもる。
こんなに小さいくらいのスライムなのにどうしてだろうと乗せられたので手にと思うも••••ススっと頭の上に乗っかって髪の毛を口でむしゃむしゃとしたり引っ張ったりと、とにかく活発。
これでは、勉強どころじゃないなあ。
「悟天、くん••••散歩行かないかな〜?」
家の中なので、悟天のことはくん付けになる。
困っているってことを気づいてくれたみたいで
「に、悟飯さん。あ、ぼくあそびにいくよ〜」
「それじゃ、出発。」
遊びに行くと母さんに伝え、いつもの原っぱに向かいながら、メタルスライムが何を訴えているのか気になった。
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