Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    JAMFNFSoft

    @JAMFNFSoft
    FNF Soft中心に小説を書きますが、たまに別MODのピコボイを書いたりします。pixivに載せられない内容の物をポイピクに載せていく予定です。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 12

    JAMFNFSoft

    ☆quiet follow

    まだ手探りなので変わるかもしれませんが、ドムサブパロSoftPBの冒頭はこんな感じにしようかなと…全然ドムサブ理解してないじゃん!という場合はご一報ください😣

    この世界には男女の他に、DomとSubという二つの性があるらしい。らしいというのは、まだこの新たな性の発覚は表立って認知されていないからだ。ざっくり言えば、DomとSubは表裏一体。常に行動を共にし、引き離せば体調を崩す。番が見つからなければ抑制剤を服用して欲求を抑え込まなければ生活できない。なんとも面倒くさい体質だ。

    Picoは昔から体調を崩すことが多く、それによって学校での居辛さを感じていた。とにかく原因を突き止めたくて調べ続けて、やっと見つけたのがDom/Subという新たな性だった。セルフチェックシートを使い、自分がDomと判明してからはネットでSubの体質の人を探した。けれど、いくらSubとPlayを行っても欲求は満たされなかった。
    Picoは自分がDomであることに心底絶望していた。このまま終わりの見えない欲求を抱えながら生きていけるのかと、とにかく毎日不安だった。

    そしてあの日、高校で起きた銃乱射事件に巻き込まれてから数年後。グラフィティアーティストとして活動していて、その帰り道だった。近道を使おうと裏路地に入ってすぐ誰かとぶつかった。
    「わっ…ご、ごめんなさい…」
    見覚えのある青髪と、おどおどした口調。
    「お前、BFか?」
    「ヒッ…あ………もしかして、Pico?」
    BFとは同じ高校で面識があったがあまり接点は無かった。有名なミュージシャンの息子で、それにしてはずいぶん気弱な奴だなという認識しかなかった。
    「久しぶりだな。そんなに急いでどうした?」
    「あの、その……あ、ぅ………」
    言葉に詰まらせながら目を泳がせて、うまく話せない様子だ。そわそわと落ち着きのないBFの首筋に小さな火傷痕を見つけた。
    「なぁ…その首の火傷痕って、」
    「こ、れは…その、ちっ違うよ、あの…」
    首筋を手で覆い隠して後ずさるBFを見て、Picoの心がざわついた。

    なんだ?このざわめき…高鳴りとも言えるかもしれない。数年ぶりに会った、そこまで仲良くなった記憶もない目の前の男。
    この男を〝守りたい〟と本能が激しく揺り動かされた。

    「………Kneel」
    PicoはBFの目を見つめながら呟くように命令をすると、BFは一瞬目を見開いてその場にぺたんと座った。
    「あ、え………?」
    「………そうか、お前が…」
    これは運命かもしれない。今まで渇望していた相手が目の前にいる。
    状況を飲み込めないBFを見下ろしながら、Picoの胸は激しく高鳴っていた。

    すると表通りからBFを探す声が聞こえてきた。
    「お前、追われているのか?」
    「あ、うぅ………」
    「場所を変えよう。」
    PicoはBFの手を引きながら、路地の奥へ進んで行った。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖👏😍👍💯💖💖❤💖😍😍😍😍😍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator