ほいちの手紙ソラくんへ
あまり手紙を書いたことがないので、文章がわかりにくかったり、読みづらかったりしたらごめんね。
今日は、とても楽しかったです。ありがとう。人に囲まれた時は気持ち悪くなってしまったけれど、本当にソラくんや先生、島の人たちが、ぼくのことを考えてかんげいしてくれて、心のそこからうれしかったです。タコも美味しかったよ。
最後の方には、良くない話を聞かせてしまってごめんなさい。でもこれはきちんと伝えておきたいなと思うので、書いていきます。
砂浜でもお風呂でも言っていたように、ぼくはおぼれたのではなく、死のうと考えて嵐の海の中に入って、それでも死にきれなくて、あの砂浜で倒れていました。
どうして死のうかと思ったのかソラくんに聞かれた時、ぼくは神様にそう言われたから、と言ったよね。たしかにソラくんに言われたように神様からはそんなことは言われていません。本当は、ぼくが多分神様もそう思っているだろうな、と考えたからです。いえ、神様もそう思っている、ということにしていました。
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