薄明を待つ一、
八敷が見つかったのは、彼が失踪してからおよそ一年後のことだった。
その時、八敷は廃墟となった工場の地下室の片隅で、痩せこけてうずくまり、空虚な目をしていた。まるで時間に取り残された残骸のようだった。服はボロボロで、皮膚には無数の細かな傷が刻まれており、何か言い表せない苦痛を経験したことを物語っていた。両手は鉄の鎖でしっかりと縛られ、手首には深い痕が残っており、かつて何度も逃れようと必死にもがいた痕跡があったが、今はもう抵抗する力さえ残っていないかのようだった。
真下たちが扉を開ける時、かすかな光がその後ろから差し込み、八敷の生気のない顔を照らした。空気には廃工場特有の湿気と腐敗臭が漂い、その臭いは彼の体から発せられるものとも混じり合っていた。この静寂と死のような空間で、真下と大門たちは八敷を見つけた──まるでこの世にもう属さない、完全に手の届かない深淵に沈んでしまった一人の人間を。
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