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    moonlight_32111

    @moonlight_32111

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    moonlight_32111

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    ■レオマレ
    べった再録 支部にも上がってるかも?
    多分恋仲?特に決めてなかった。書きたいところまで書いた。
    定期的に行われるマレウス氏のストリップショー
    続きはWEBで。

    その妖艶な宴は急に始まる。

    いつもより漆黒が深く周りを支配する夜。
    レオナはマジフトの部活を終え、後は寝るだけの状態でベットに横たわる。
    それと同時に部屋のベランダの方で萌黄色の燐火が舞い始め、その中に一人の黒い人影。
    共に現れた光に戸惑うこともなく、そのままくっきりと人影が現れるまで待つ。
    くっきりと現れた人影は閉じていた眼を長い睫毛を震わせながら、レオナを見ると妖艶に微笑んだ。
    「・・・やぁ、子猫。」
    「なんの用だ。トカゲ野郎。」
    「僕はトカゲではない。」
    現れたマレウスを浮かべながら、ベットから身体を起こした。
    レオナから掛けられた言葉に、マレウスがムスッと顔を膨らませて近づいてくる。
    もう少しでレオナに近づくという一歩手前で、急にマレウスは立ち止まる。
    そして顎に右手を当てると、悩み始めた。
    「・・・どうした?」
    急に立ち止まったマレウスに訝しげに声を掛ける。
    「何度言ってもわからないのであれば、しつければ分かるか。」
    良い事でも閃いたとでもいうように、レオナが体を預けているベットに片足だけ乗せる。
    後もう少し顔を近づけたら唇が重なり合わせられる。マレウスを自分の近くへ寄せようと
    手を伸ばすが、その手が届く前に身体を仰け反り、距離を取られた。
    「・・・やるんじゃねぇのかよ。」
    レオナは目の前に用意された極上の葡萄酒。味わう前に自分から逃げていく。
    「おい!」
    キッと睨みつけながら、自分から逃げていったマレウスを腕の中に抱え込もうと立ち上がる。
    「だめだ。お前はそこに座ってろ。」
    楽しそうにしながら表情で、指を鳴らすとレオナをベットに身体を固定させる。
    「!?」
    「これは躾だ。お前はいつも僕のことを違うと言っているのに、トカゲというだろう?」
    マレウスは体を動かせなくしたレオナに再度顔を近づけると、愛おしげに顔に右手を添える。
    そして唇を親指でなぞりながら、心底楽しいそうに見つめる。
    「・・・獣の躾というのはしたことが無いが、特に問題はあるまい・・・。」
    レオナの目の前に立つと、自分のネクタイを緩めて解いて床に落とす。
    「・・・お前が物欲しそうに見ているこの身体・・・」
    流し目でレオナを見つめつつ眼を合わせ、自分の着ている上着をゆったりとした動作で脱ぐ。
    パサっと音を立て、上着も床の上に脱ぎ捨てる。
    「・・・・僕の身体の隅々を確認しても、そんな戯言を言っていられるかな?」
    口を三日月のように歪め、レオナの口元に自分の手袋を持っていく。
    「脱がせろ」
    レオナはキッとマレウスの顔を上目遣いで睨むと薄く口を開け、
    目の前にある手袋を咥えて近くに投げ捨てた。
    もう片手の手袋も口元に持っていき、先程と同じく手袋を投げ捨てる。
    「・・・・・・いい子だ。」
    艶やかに微笑み、レオナの額に軽く唇を寄せた。
    そして距離を取って、ゆっくりとした動作で自分のベストに手をかけて
    レオナの目の前で床に落としていく。
    「あぁ、そうだ。最後まで我慢が出来たら褒美を取らせなければな?」
    普段は誰にも見せることのない、雪のように美しい肌を、
    レオナに見せつけるようにして、ゆっくりゆっくりと服を脱いでいく。
    部屋にはマレウスが脱いで床に落としていく。時折グルルッと喉がなる音が聞こえる。
    その音だけが部屋に静かに拡がっていく。

    最後の一枚がパサリッという音を立て落ちていく。

    「フフッ。静かに待っていられたのだな。」
    マレウスはベットに縛りつけたまま、おとなしくしていたレオナに跨り座る。
    左腕は首に廻し、右手はレオナの顎に手をかけ、マレウスは自分を見つめさせる。
    「さて、おとなしく待っていた褒美だが・・・。」
    動きを止めた時と同じく唇と唇が触れ合いそうで、触れられないほどの距離で
    妖艶に微笑みながら、吐息を含んだ声で囁いた。
    「お前は何がほしい?」
    そしてパチンッという音を立て、レオナをその場に縛っていた魔法を解いた。

    レオナは魔法が解かれたのと同時に、目の前にあった唇に自分の唇を深く重ねた。
    見せつけられていた分を取り戻すかのように夢中で唇を続けると、息をするのを忘れてしまったのか
    マレウスがレオナを引き離そうと震える手で、服を引く。
    渋々レオナは唇を離すと、キッと潤んだ眼でマレウスに睨まれた。
    息がなかなか整わないようで、息苦しさで潤んだ眼で睨まれる。
    ソレは自分を煽っているだけとは全く気づいていない。
    「・・・・・・散々煽りやがって・・・」
    自分に跨ったまま、そのまま自分を見つめる。マレウスの身体に手を這わす。
    先程の口付けがきっかけになったのか、肌の感触を味わうように手を動かしていると、
    その感触が気持ちいいのか身体を軽く震わせている。
    「・・・褒美なんかはいらねぇ。」
    目の前でレオナに用意された据え膳。
    食べないという選択肢はあるのか?
    「それよりもお前を食わせろ。」
    レオナはその言葉と共に、先程の口付けの名残が薄紅色に色づいた唇に噛み付いた。


    これから始まる宴は二人だけの秘事。
    ふたりがどうなったかは、全て闇の中。
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    moonlight_32111

    DONE■消えない絆を貴方に誓う■ワンドロ
    ベッタ再録
    ワンドロ遅刻したー。
    もしかしたら手直し掛けるかもですが、とりあえずできたので!!!!
    ■消えない絆を貴方に誓う■


    「レオナ」
    久しぶりに会った恋人を腕に抱きしめていると、真剣な顔をして自分を見ている番と瞳が合った。
    「どうした?」
    どうこれから番を料理しようか考えていたせいか欲を孕んだような声になってしまったが、相手は気づいていない。
    それに何を伝えたいのかはわからないが、自分にどう話そうか悩んでいるせいで無防備になっている首筋に答えを急かすように吸い付いた。マレウスはその吸い付いた甘い痛みに軽く身体を震わせ、耳を赤くさせながら自分に預けて居た身体を離して向かい合わせて話せるように向かい合った。マレウスは深呼吸をすると、ペリドットのように美しく輝く瞳を自分に向けた。
    「僕はお前以外の伴侶を持つことも考えていないし、番はお前しか居ないと思っている。」
    「俺もお前以外のやつと番うつもりはねぇな。」
    そう答えると、番はますます身体をほんのり紅く染めていく。
    「僕の茨の谷の伴侶になった証の話しになってしまうのだが・・・。」
    そういうと恋人の手の中にはいつの間に手元に引き寄せたのか、自分と相手のマジカルペンが手にあった。
    「谷では昔から互いに番になるもの同士の胸と腕に”愛”と 2373

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    DONE■レオマレ■診断
    ベッタ再録
    ■片思いレオマレにしてみた。
    ↓診断結果
    もなかのれおまれさんには「終わりが見えない」で始まって、「君の名前を呼んだ」で終わる物語を書いて欲しいです。季節を感じる話だと嬉しいです。
    #書き出しと終わり #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/828102
    終わりが見えない。
    嫌われているのに、これ以上相手に嫌われるのは・・・・。
    いつからこの思いが自分の胸を甘い痛みとなって身体を蝕んでいるのかもう忘れた。
    自覚なんてしたくなかった。こんなに苦しいなら。
    諦めようと何度もひと目がつかない場所で、静かに涙を流してしまうというのに。
    「それも青春のひとつじゃ」
    リリアに相談したが、楽しそうに微笑まれて何も解決もしなかった。

    月夜が学園に振り注ぐ。
    マレウスは日課である廃墟巡りに向かうため、寮をこっそりと抜け出した。
    静寂に包まれた目的の廃墟までの道のりで、今日も一人物思いに耽る。
    今日こそは、歪み合わずに話をしようと決めていたのに駄目だった。
    どうやったら、普通に話すことが出来るのか。ほんの少しでいいから歪み合わずに話すことはできないか。
    そんな考えが頭を駆け巡り、答えがなかなか出てこない。簡単に相談出来る内容でもない。
    ひとりで考えても答えが出ないとわかっている。気軽に相談出来る友がいないのであれば、相談することも難しいだろう。
    悩んでいるマレウスを嘲笑うかのように、月の光は闇夜を照らす。
    溜息を一つ零すと、目的の廃墟まで向かっていた足が 1215

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    DONEポッキー ■レオマレ
    ベッタ再録
    ポッキーの日だから。
    ポッキー

    身体の関係はあるけど付き合っていない。

    「きんぐすからー」
    「・・・何のようだトカゲ野郎。」
    突然部屋に侵入してきたやつは、我が物顔で
    自分が寝そべっているベットに近づき、端の方に座る。
    声を掛けたが聞こえてないのか、聞いてないのかはわからないが、
    恐らく聞いていないだろう。
    相手は手に持っていたお菓子の包装をごそごそと開け、
    口に一本加えてレオナの方を向いた。
    「・・・・ん。」
    「・・・・・・何がしたいんだ?」
    大きくため息を付き説明を求めた。
    コイツとはそういう仲でもねぇし。
    「・・・今日はぽっきーの日というものなのだろう?」
    口に咥えていた菓子を外すと自分の思っていた通りに行かなかったことが不満なのか、
    顔をふくらませる。
    「・・・それで?」
    「・・・・親しい仲の者同士で食べる方法があると、リリアに聞いたので試しに来た。」
    本当は恋仲と言われていたが、もし聞かれたらそういうように事前にリリアに言われたので、
    そのとおり答える。
    レオナは訝しげにマレウスに眼を向ける。
    「キングスカラーとは身体を兼ねることもある。だから親しい者だと思った。」
    ジッ見つめる視線には、実践 1674

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    DONE相手に媚薬を盛るのはどっち?
    ベッタ再録
    媚薬すごろくー!その①
    レオナ・キングスカラーには人知れず悩みがある。
    ソレは、恋人との性行為についてである。

    普段は周りにばれないように、言い合いをして犬猿の仲だと
    騙している状態で触れたいと思った時に触れようとすると眼で牽制される。
    その代わり、互いの部屋で二人きりになると、昼間触れ合えなかった分を
    取り戻すかのように触れ合う。


    まだ触れ合うだけで熱を交わす行為まではしていないのだ。
    付き合ってもう半年は経つし、もうそういう行為をしてもいいと思う。
    逆に言うと付き合ったその日に押し倒して喰らいつこうとしたが、
    なかなか表情を変えることがないマレウスが幸せそうに微笑んだ顔が
    とても綺麗で見惚れていたら、手を出しそこねたのだ。
    今ではなんですぐに押し倒さなかったのかと後悔する。
    互いに触れ合っていれば、そういう雰囲気になるのは必然で。
    いざ喰らおうと本格的に相手を高めようと服に手をかけると、
    やんわりと拒否されるのだ。
    しかも、服に手をかけるまでに深く口付けをしていたせいで、相手の瞳は
    潤んでいる。据え膳状態だ。喉を鳴らし”喰わせろ”と耳元に吐息混じりに囁く。
    だが、相手は妖艶に微笑みながら、レオナから 1408

    moonlight_32111

    DONEパピコ レオマレ 
    ベッタ再録
    TLでみたパピコネタが素敵すぎて自分でも書いてみた。
    マ様無自覚片思いで、お近づきになろうと努力してるんだと思う。
    全部裏目になるけど。
    マレウスは今日こそはと意気込んでいた。
    その手には紙袋が。
    サムのところで買ったパピコが溶けないように、持ち歩いている紙袋に氷魔法をかけて、
    植物園に向かった。

    植物園につくと、探していた人物はすぐに見つかった。
    起こさないようにし、足音は小さく相手の近くまで向かう。
    自分の気配には気づかない程寝入っているのか起きる気配がなさそうだ。
    マレウスは顎に右手をつき、少し悩んだ。
    魔法をかけているとはいえ、午後からの授業があるのだ。
    相手が起きてくるのを待っていたら、日が暮れるだろう。
    胸にあるマジカルペンを手にすると、相手に当たるか当たらないかの位置に
    雷を落とした。
    寝ていた相手は不穏の気配を感じたのか、ぱっと目を覚まし上半身を起こした。
    そして気配の感じる方を向くと、ガルルっと唸りながら睨みつけてきた。
    「何しやがる!!!トカゲ野郎!!!!!」
    起きたことに満足そうに頬を軽く緩め、怒っている相手に気づかず、
    マレウスは隣に腰を下ろした。
    目的を果たすことしか頭に無いマレウスは手に持っていた袋から、パピコを取り出す。
    いそいそと2つに分けながら、レオナの方に片方のパピコを差し出す。
    903

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