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    nasunasukana

    とりあえず好きなものを叫ぶアカウト
    (現在:🎤、呪、94)
    夢書いたりカプ書いたりものすごい雑食です
    プロフ画はおさかなさん作成してもらいましました
    @nasunasukana

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    nasunasukana

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    雪の日のりだちゃん
    Twitterにあげていたもの

    雪の日ふと、普段しない小さな物音と人の気配で目を開く
    見慣れない天井に一瞬飛び起きようとしたが、すぐにここは左馬刻から借りたマンションと一室だったことを思い出した。
    珍しく大雪になるということだったから、左馬刻に押し込まれたのだ。
    隣の寝息をたどって隣をみれば、安心して寝ている有栖川がいた。
    有栖川を起こさないようにゆっくりと起き上がり、少しカーテンを開ければ予報の通りヨコハマでは珍しい大雪が振っていた。
    窓から見える景色はほぼ雪で覆い尽くされており、一面銀世界となっていた。
    この家の遮音度もあるのだろうが、日の出前の時間帯で大雪のためか、人通りも車の音も全く聞こえない。

    まるでこの世界で二人、取り残されたかのように静かだ。

    自分が起きたことでかけ布団が持ち上がったことで、寒いのか少し眉間に皺を寄せ背中を丸める有栖川をみて、
    なんとも言えない愛おしい感情が湧き上がる。

    「それも、わるくないものだな_」

    有栖川の髪を掬い上げ、キスをする。

    もう少し

    もう少し

    願わくば、もう少しだけこのまま世界に二人だけで


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