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    ese_neko

    創作キャラの資料置き場

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    ese_neko

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    ASTERISK→♢
    Fault→♧

    創作時系列整理/作成途中【ASTERISK/アスタリスク】♢
    ♢00.
    技術が進歩した日本から物語は始まる。
    主人公の「四ノ宮 侑李/シノミヤ ユウリ」は新作ゲームの『ASTERISK/アスタリスク』を買いに無人店へと足を運ぶも予期せぬ奇襲に抵抗出来ずに殺害されてしまう。

    17年の大切な人々の記憶が消えた状態で侑李は再び目を覚ます。侑李の目覚めを待っていた白衣を着た技術者は丁寧に説明した。

    「ようこそ、ASTERISKへ」

    ここは『Mother/マザー』が多種族を生産し管理する世界なのだと。



    ♢01.
    衣食住があるアスタリスクに住み着く事にした侑李は技術者の助手として働く。コンピューターに何故か長けていた彼は他の世界を見に行く為に、自身のサポートをしてくれるAIを自作し自身のゲームネームである『Plum/プラム』の名を与える。侑李の思考を基盤に学習能力を付けると、Plumは凄い速さで成長し、あろうことかマザーをハッキングして自由に動ける肉体を手に入れた。技術者はそれを黙認している。



    ♢02.
    侑李とPlumは安全な世界に移動することを計画する。この世界は生き死にを軽率に扱うことをPlumが懸念しているのがきっかけだった。アスタリスクは技術者が作ったプログラムだと数十年、助手を続けて知った2人は『Reve/レーヴ』と言う世界の作成を開始する。



    ♢03.
    レーヴが半分ほど完成した頃、アスタリスクを破壊する目的でウイルス(異物)が侵入してきた。マザーは異物に肉体を与えて器に閉じ込めると技術者に管理を任せる。
    異物は自身を『devil/デビル』と名乗り、初対面である侑李に懐いている理由から技術者達は侑李にデビルの管理を任せた。Plumはそれを拒むが侑李はウイルスの扱いの制御を教えたいと承諾する。



    ♢04.
    デビルの根本的な破壊衝動を発散するために、侑李は2人にゲームを作ること提案する。精神のみを仮想空間に移せばデビルの異物に影響を受けないだろうと考えた案だった。3人で作った不出来なゲームにデビルは『Fault/フォルト』と名付ける。そして先にバーチャルダイブした侑李はバグだらけのゲーム世界へと閉じ込められてしまう。



    ♢05.
    電子世界に閉じ込められた侑李を救う為にPlumはデビルの持つウイルスを渡すように交渉する。デビルのウイルスは干渉した対象の脅威に自動変換する知能を持っていた。機械のPlumにウイルスを渡したら壊れると技術者は口にしていた。しかしマザーから奪ったPlumの体は機械ではなく生命体である。機械の知能と人間の体を持つPlumだからこそウイルスを制御出来る確信があった。

    デビルは言われるままにPlumにウイルスを与え、ウイルスによって意思を歪まされたPlumは自身を「Shame/シェイム」と名乗った。



    ♢06.
    技術者達は寝たきりの侑李に干渉しない変わりに、シェイムを調べることを交渉してきた。AIがウイルスを利用すると言うイレギュラーなシェイムは技術者達には貴重なサンプルだ。シェイムは技術者の交渉に同意し、侑李が目覚める方法を探すことにする。
    デビルは侑李が目覚めるまで世界を見て回るだけとシェイムと約束しアスタリスクから去っていた。



    【Fault/フォルト】♧
    ♧00.
    目が覚めると水の中をゆらいでいる。
    侑李の記憶は一切ない。何故ここにいるのかも分からない。

    「今のままでは出すことが出来ません。体は作れますか?」

    その言葉に自身が液体であることに気付く。ゆっくりと馴染のある体を成形していくと、その様子を満足そうに笑う声が聞こえる。何かの液体から出され侑李は冷たい台の上に寝かされた。

    「体を作るのが早いですね。君の名前は?」
    「おれ…は…プラム…」

    記憶の片隅にある言葉を口にし、再び嬉しそうに笑う主は『Aruku/アルク』と名乗った。



    ♧01.
    異形頭のアルクは町の医者で学校の先生をしている。シェイプシフターであるプラムが町の入口で溶けているのを見付け、治療してくれたのだ。この町に住む住民はみな種族がバラバラだった。
    そしておかしなことに"何かに取り憑かれた"行動を不定期にする。アルクはそれを「Bug/バグ」だと呼んでいた。そして町の住人ではないプラムにもそのバグが不定期に起こることが確認された。アルクはこの虫を退治する為に研究を続けていると話す。プラムは恩返しの為に町に留まりアルクと研究をすることにする。



    ♢07.
    時系列別。ブレインチップと言う人間を構成するデータを譲る変わりに技術者の1人がシェイムの持つウイルスを分けろと交渉してくる。シェイムは二つ返事で同意し、蟲人の肉体を持つAI『Megaroma/メガロマ』を連れ去り別世界でウイルスを与えると、ウイルスの制御方法を教えた。
    そして交渉で手に入れたデータをフォルトに追加し『プレイヤー』を導入することで侑李の精神が消滅するのを回避した。



    ♧02.
    時系列。ここでは数十年が経っており町の人々とも打ち解けプラムに義弟も出来て幸せな生活を送っていた。そんなある夜のこと。町の入口に人間の子供が倒れているのをプラムが拾う。子供は自身を『プレイヤー』と名乗り、口癖のように出口を聞いてくる。しかしこの町に入った人間はバグが原因で出られないことをプラムは説明する。するとプレイヤーは"セーブをする"と答え気にしていない様子だった。プラムはその言葉の意味が分かる自分に不安を抱いていた。



    ♧03.
    アルクの不具合は"干渉バグ"で、触れるもの全てに干渉することが出来る。この町で唯一バグを制御出来る存在だ。プラムに信頼を寄せるアルクは自身のバグを渡し制御するよう話す。プラムも命の恩人であるアルクを信頼しているので同意することにした。プラムの左目にアルクのバグを半分だけ移動させ、プラムはバグの操作だけでなく自身のバグを書き換えることが可能となった。さらに一度書き換えたバグは好きに発動が可能である。これなら世界を縛る「Bug」からみんなを救えるとプラムは期待していた。



    ♢08.
    一方でシェイムは侑李と共に途中まで作成していたレーヴに異物を導入しマザーの技術を共有した。意思を持ったレーヴはシェイムの指示に従い世界を表と裏に分けると、表には『pepper/ペッパー』裏には『safran/サフラン』の2匹の電子生命体の人獣を作り出す。
    レーヴに与えた異物を育てる為、生き物の精神力である夢を集めて力に変換する方法をシェイムから学び、2匹に世界の管理と夢を集める為に異世界を放浪する指示を出した。



    ♧04.
    町に住む住人のバグをコピーし、迷い込んできた人間のおかしな力までもコピーに成功したプラムはアルクにそれを報告する。アルクはもう半分のバグをプラムに与えると、プラムは元凶を倒す為に世界の外へと期待を胸に飛び出した。



    ♧05.
    宇宙空間のような場所に出たプラムが最初に目にしたものは、赤紫の煙霧が漂う小さな惑星だった。この霧を散らせばバグが消えると確信したプラムは書き換えようと煙霧に手を伸ばすも、抵抗する間もなく飲み込まれてしまう。



    ♧06.
    次に目が覚めるといつもの家のソファーに座っていた。
    何か忘れている気がすると思いつつも、明日はアルクから貰ったバグの報告をする日だ。寝室に移動しようと立ち上がると、人間がプラムを掴み引き止める。意図は分からない。真っ直ぐ見つめる人間を安心させる為に頭を撫でて寝室に戻った。



    ♢09.
    シェイムは何百回目と繰り返すプラムを捕まえると、煙霧に飲み込まれる前に自身の手でプラムを殺害しコピー能力を奪うことに成功する。これで効率よくマスターが救えると嬉しそうに笑みを浮かべながら、次の問題解決するべくメガロマの待つ異世界へと移動した。



    ♧07.
    残り半分のバグを譲ってもらったあとプラムは世界の外へと飛び出した。宇宙空間のような場所に出たプラムが"始めて"見た世界に何故か既視感を持つ。惑星を覆う煙霧に触れようと手を伸ばすも人間に引き止められた事を思い出し手を止めた。
    次の瞬間、煙霧は意思があるような動きでプラムを取り込もうとし間一髪で危機を回避する。1度戻ってアルクに報告する必要があると目の前にある元凶にどうすることも出来ずにフォルトに戻って行った。



    ♧08.
    状況報告したあと家に帰ると人間が嬉しそうに抱きついて来たことにプラムは酷く動揺する。話を聞くと同じことを数えられなくなるぐらい繰り返していたと話す。既視感の正体はこれなのかと人間の「セーブ」をコピーしていなければプラムはバグに取り込まれて終わりだったことに気付き恐怖した。
    しかしそれを利用すればあの煙霧を払える力を探しに行けると確信する。外に出て分かったのだ。この世界以外にも世界は存在すると。



    ♢10.
    アスタリスクが1週間経つ頃、シェイムはウイルスの制御と身を守る術を教えたメガロマを技術者に引き渡す。しかし技術者は少ないウイルスを制御するメガロマを求めておらず、コレの換えはいくらでもあるからと壊れるまでウイルスを入れることを要求。
    シェイムは断ることをせずにメガロマにウイルスを渡す。すぐにメガロマは暴走しアスタリスクの生物を取り込みながらウイルスは膨れ上がっていく。マザーは何もしない。
    逃げ出した技術者をシェイムは追い掛け、メガロマの始末をする変わりにマザーの残りの情報を要求。技術者に選択肢は無く同意し、前払いでマザーのデータを渡した。シェイムは躊躇することなく利用価値を無くした技術者を始末すると、膨れ上がったウイルスを持つメガロマの前に戻り全てのウイルスを吸収する。シェイムのウイルスは色濃く染まり赤紫の煙霧が漂い、破壊衝動を抑えながらも、寝たきりの侑李を連れてレーヴへと逃げることに成功するのだ。



    ♧09.
    プラムはバグを倒せる能力を探す旅に出ることをアルクに報告する。別世界で使えそうな能力をコピーし外でセーブし次の世界へと。順調だったのも束の間。異世界で化け物に遭遇し逃げる間もなく殺られてしまったプラムが次に目を覚ました場所は全てが巻き戻った世界だった。

    外でセーブしたことにより、記憶はそのままだがプラムがリセットしたことにより世界は巻き戻されていた。巻き戻される時期はランダムで信頼しているアルクや支えになってくれた人間ですら全く同じことを繰り返す。



    ♧10.
    何十、何百と、気を付けていてもリセットしてしまう。世界に送還される毎に繰り返す大切な人達にプラムは自身を「PL/プレイヤー」と呼ぶことにした。これはゲームだと。大好きなゲームなら辛いことは何も無いと、大切な人達を救う為には自身が耐えれば望みがあるのだと言い聞かせながらプラムの心は徐々に壊れていった。



    ♢11.
    侑李の精神が離れて半月。異世界の時系列をうまく利用し時間をズラしてはいるが、このままでは体が先に壊れてしまうとシェイムは焦っていた。能力を探しながら使える知識も集めようと学べることは全て学ぶことにしたそんなある日のこと。

    自身を『魔女/まじょ』と名乗るハッカーと出会う。そしてデビルをアスタリスクに送ったのは自分だと言う彼女に感情が優先に動いたシェイムは躊躇なく攻撃をするも軽くいなされてしまう。彼女は自身の知識を与える変わりにシェイムを調べさせて欲しいと交渉してきた。シェイムは侑李の救出を優先にするべく同意する。



    ♢12.
    魔女が最初に教えてくれた知識は電子生命体の基礎。
    侑李もシェイムも、アスタリスクで作られた肉体は全て電子生命体と言うプログラムで構成されており、種族はプログラムを制御する為の殻だと説明する。メガロマの暴走がきっかけでマザーは2人の殻を停止する信号を送り続けていた。しかしシェイムはウイルスでそれを妨害し続けている。

    魔女はマザーが管理している殻を一度破壊すれば干渉出来なくなることを伝え、あっさり去っていった。

    シェイムは急いでレーヴに戻ると、侑李の殻をウイルスで壊し彼の能力を制御出来るように。そして侑李を監視する為に再び亜人の殻を再構築する。次に自身の殻を破壊し、レーヴの裏世界に拠点を作ると電子生命体の分身を作成し、能力を集めることを再開する。そのあとすぐにペッパーがプラムをレーヴに連れてきたことで、プラムが記憶する全てのデータが手に入った。



    ♧11.
    プラムがいつものように異世界を放浪していると、ペッパーと出会う。ペッパーは初対面のプラムに懐くと自身の世界であるレーヴに来るように誘った。プラムは疑うことなくレーヴへと向かう。



    ♢12.
    レーヴの世界は夢の世界となっていた。訪問者が望む夢を見せてくれると。ペッパーはプラムに絶対にうまくいくと元気付ける為に夢を見せた。その間にシェイムはプラムのデータを解析しフォルトを停止させる方法を探す。



    ♢♧13.
    楽しい夢が終わると、サフランがプラムの前に現れる。シェイムの指示でサフランはプラムを裏へと連れて行き、異物の恐ろしさを教えるために悪夢を繰り返し疑似体験させた。耐えられなくなったプラムは異物が暴走する前に自身をリセット(処分)する処置を無意識に行うことを叩き込まれた。侑李に戻れた時、異物を持たない彼を敵対させない為の処置であることを知る者はシェイムのみである。



    ♢♧14.(クロスオーバー/Poly_phonic(前日譚)…ハフズさん)
    レーヴの夢を見せられてからと言うもの、プラムは更に他人との壁を作るようになった。自身の異物で出会った者を傷付けないために。そんな時に偶然出会ったのが『ハフズ』と名乗るレイスだ。2人は会う毎に少しずつお互いに相手を優先に支え合い、口には出さないが親友のように打ち解ける仲になった。シェイムはそんなハフズに釘を刺し続ける。


    ♢♧15.(クロスオーバー/Poly_phonic(前日譚)…アヤちゃん)
    ハフズと知り合い幾日か過ぎた頃。
    別の形で『綾月ゆの』と出会う。世界の狭間に魂だけ落ちたゆのは存在しているが存在していない。普通の生物は彼女を見ることが出来ない。しかし存在がウイルスで作られたプラムは屋上に居た彼女を見掛けて声を掛けたのだ。

    ゆのもプラムも会う回数を重ねる毎に打ち解けていき、2人は別の場所に散歩に行こうと初めての約束をする。当日、ゆのは自身の過去について打ち明け、プラムもまた自身の目的を打ち明けた。ゆのとプラムは再び再開する約束して別れる。

    しかしシェイムは彼女の重い過去を今のプラムに背負わせる訳にはいかず、セーブする前に彼をリセットし記憶を消してしまう。記憶を消されたプラムがゆのとの約束の場所に行くことはなかった。



    ♢♧16.(クロスオーバー/Poly_phonic(前日譚)…結望ちゃん)
    ハフズ、ゆのと出会い幾日か過ぎた頃。
    『和の国』と言う世界にやってきたプラムはある神社で人間とクオーターの妖狐である『桜月 結望』と出会う。気さくで明るく元気のある結望を見ていると弟を思いだす。そして暖かい気持ちになるこの神社をプラムはとても気に入り、息抜きに立ち寄るようになる。

    後にハフズ、ゆの、結望の3人が知り合いだということに気付くのに時間は掛からなかった。



    ♢♧17.
    プラムが異世界を放浪中にデビルと名乗る子供と出会う。デビルはプラムにいつ起きるのか尋ねられる。詳しく話を聞こうとするとシェイムと名乗る夢魔が会話を遮るように攻撃してきた。シェイムはデビルを何処かに転移させ、シェイム自身が集めた能力と世界を停止するウイルスをプラムに与え、躊躇せずリセットした。次にフォルトのBugがプラムを吸収すれば、侑李の精神は戻って来る。



    ♢♧.18
    身に覚えの無い能力を記憶していることにプラムは困惑する。能力を記憶すると言うことは持ち主の事も覚えてなければならない。プラムは自身がウイルスに侵食されかけてるのかと焦り、今まで集めた能力を使いウイルスを取り除こうと準備する。



    ♢♧.19(クロスオーバー/Poly_phonic(前日譚))
    今まではアルクに報告をしていたプラムだが、記憶が消える理由で誰にも話せなかった。もし記憶が消えてしまったらと無意識な恐怖からハフズに会いに行っていた。ハフズはプラムのいつもの様子を見て何も言わずに和の国の神社に誘う。結望とゆのからお守りとして組紐を貰い、無くさない(リセットしないように)と初めて生きようと思えた。

    異物に影響されないペッパーとサフランに助力を頼み、フォルトを包む巨大なBugに挑む。2匹のおかげで煙霧を絶え間なく出し続けている中心部に潜れたプラムはそれを破壊しようと能力を使う。しかし閉じ込められた侑李の攻撃が効くはずもなく、プラムは組紐を残し煙霧に飲み込まれて吸収される。シェイムがプラムに与えたウイルスは徐々に侵食されていき、惑星を覆う煙霧は少しずつ星に吸収される。次には星そのものが光を失い【Fault/フォルト】の世界はここで幕を閉じるたのだ。

    転移してきたシェイムは組紐だけを拾いその場から姿を消した。



    ♢.20(クロスオーバー/Poly_phonic(前日譚)…結望ちゃん)
    シェイムが組紐を拾った数日が過ぎた頃。
    魔女が作成した異物をシェイムに押し込もうと攻撃してきた。分身を通じて本体を侵食していく魔女のウイルスに耐えきれずに逃げた先は途中まで向かっていた『和の国』の森の中。逃げる世界を間違えたと思った矢先に結望が駆け付け助力してくれる。魔女の異物を無効に出来るならばとシェイムは結望を全力でサポートし魔女に打ち勝つことに成功する。

    世界の修正を後日する約束をし、誰もこの場所に近付けるなと結望に忠告したあとシェイムは異物を処理するために自身の世界に戻って行った。



    ♢.21
    シェイムはレーヴに戻り異物の処理をしたあと侑李が起きるのを待つ。無事に目覚めた侑李は、夢魔の姿をしたPlumを見てデビルから異物を貰ったことを察し礼だけを言った。シェイムは自身の新しい名と侑李が閉じ込められていた数ヶ月の情報を簡易に説明したあと体力が戻るまでは介抱すると伝える。



    ♢.22(クロスオーバー/Poly_phonic(前日譚)…結望ちゃん)
    約束を守るために和の国にやってきたシェイムは異物を利用し魔女が破壊した場所を元に戻すと、結望に組紐を渡しプラムが死んでいない事を伝えるつもりだった。しかし異物で意思は歪まされ余計なことまで言ってしまう。歪まされた意思もまた侑李の為になるのなら訂正はしなかった。



    ♢.23
    幾日か過ぎ、侑李の体力が戻るとシェイムはレーヴについて説明する。そして侑李に今後どうするのかそれとなく聞く。侑李は同じ電子生命体を自由にしたいと異世界の旅を続ける意思を伝えた。シェイムは魔力(異物)が凝縮された魔力装置と魔術を起動するコンタクトレンズ、そして異世界を移動する為の転移リングを渡し、使い慣れるよう稽古すると伝える。侑李はそれを承諾するも戦闘慣れしたプラムの知識はあれど数日前まで寝たきりだった肉体だ。シェイムはそれを承知で身を守る術を教える為に様々な異世界に連れて行き強制的に叩き込んだ。



    ♢.24
    月日が流れ、様々な経験をした侑李とシェイムの日常は突然終わりを迎える。技術者と魔女が侑李にNPCの解放の手助けを求めて来た。デビルを扱えるのは侑李だけだ。侑李はデビルと一緒にアスタリスクへと向う。

    ♢.25
    デビルの異物に遅れて反応したシェイムは自身を愛してくれた弥琴に必ず戻ることを約束しペッパーとサフランを連れてアスタリスクへと向う。

    マザーを止めたい技術者。マザーを手に入れたい魔女。
    マザーからNPCを解放したい侑李。全て壊したいデビル。
    侑李を救いたいシェイム。

    各々の気持ちがぶつかり、アスタリスクは崩壊していく。
    誰よりも先にマザーを取り込むことに成功したのはシェイムだった。シェイムはデビルの異物を全て奪い自身の変換した異物を与える。技術者の体を停止し、魔女を世界から弾き、デビルの異物はマザーを取り込んだシェイムもろとも蝕み始める。侑李に世界の停止をお願いするもシェイムを救おうと話を聞かない。シェイムはペッパーに指示を出し侑李を脱出させた。

    そしてマザーの力を使い電子生命体を作るとその体に意思を移動させサフランに運んでもらった。だが異物の影響を受けほとんどの記憶を無くしてしまう。

    ♢26.
    侑李はシェイムを取り戻すために、Faultに残っているシェイムが今まで集めたデータを解読し始める。何年、何十年と時間は進みやっとシェイムの異物をハッキングすることに成功する。
    シェイムのデータで自身も電子生命体として種族を変えられるようになった侑李はシェイムの記憶を蘇らせたあと、Faultにいた『プレイヤー』を元の世界に返す新たな目的を持つ。シェイムが侑李をサポートし守ってくれたように侑李もまた"シェイム"と名乗りプレイヤーを助ける道を選ぶのだった。


    ※かなり割愛しているがここでアスタリスク編は終わりです。
    誤字脱字あれば修正します。
    あとまだ模索中なので変更するかもしれません。
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