カカオビorオビカカ オビトのことを幾ら考えたって、実際の話を聞いたって、結局はそれはカカシのオビト像に帰結するので、カカシの中でどんなにはっきり英雄として心にあっても、やっぱりオビトの形は夢みたいなものだ。なんなら、本当はオビトがいる夢をカカシがみているだけなんじゃないかといつも不安だ。それでもオビトがカカシと話す度、触れる度、付き合おうと提案してくれる度、感じてしまう幸福は本物だ。だからオビトが英雄なのは、紛れもなく本当だ。
オビトのことを幾らでも考えていられる。それは、実際にオビトがカカシに自分のことを教えてくれるよりも多いだろう。