やわらかい新台の上で、かたい仮面を剥ぎ取って、ぐずぐずにやわらかく触っても良いだろうか。と言うところ。「この時間、良い子なら、なにをして居るんでしょうか」ぽつり。そう、ぽつりと思わず出てしまったといったていの声に、動きを止めて仮面の向こうの相手を見遣る。すると、本当に無意識に口にして居た言葉のようで、あ、というような雰囲気を放った。「良い子なら寝てる時間じゃないか?」こんなことせずに。「…今夜は良い子の気分だったか?」「あ、いえ!えーっと…!」一応正答を目指して返した言葉に、途端相手はあたふたし出す。「