おきつね双子のお話金・銀は産まれてすぐ、
捨て子養子として出された。
産まれた時代に、
双子は不吉と言われていたため別々にされた。
金は普通の養父母に引き取られた。
銀は養父母?に奴隷として扱われていた。
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金は幸せな家庭で平和に暮らしていた。
何も不自由のない生活だった。
ある日、住んでいた家が火に包まれた。
その時に火傷を負った場所が運悪く目だったため、失明。
家は全焼、養父母の事も何も分からないまま、
1人たださ迷っていた。
ある日、路地裏に青白く光る花が咲いていた。
その花はとても美しく、
吸い込まれてしまいそうな程。
金はその花を手に取った。
なんだか弟に会えそうな気がしたから。
なにも食べられず意識が朦朧とする中、
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