現パロ 幼馴染「大きくなったらデフロットのお嫁さんになる!」
……懐かしい夢をみた。いつも笑顔の彼奴がその後の俺から放たれた言葉に大泣きして駄々をこねたのには本当に参った。何であんなに慕われていたのか未だによくわからん。3つ違いの奴も今年の春に大学進学を迎えている頃だろうか。
奴には俺の大学進学を期に、親元を離れてから会っていない。成長するにつれて肌の露出が多くなるのはいただけない。ついムラッときたのは暑さに脳がやられていたに違いない。きっとそうだ。だからあの胸の疼きは墓場まで持っていく。
そんな事を考えていたら、呼鈴が鳴った。そう言えば隣に誰か引っ越してくるんだったか。
居留守を使うにも面倒だからと扉を開ければ、一人の男が満面の笑みで立っていた。
「今日から隣に引っ越してきました!これから何かとお世話になりますが、よろしくお願いします!」
ニッカリと笑いながら引っ越し蕎麦を差し出す幼馴染に目眩がした。
「なんでお前なんだよアーロン…」
これから織り成すドタバタが夢の続きになるだなんて思いもしなかった。
「観念してこっち見ろよ、ダーリン(ハート)」