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    アカキ

    メイワリのクライゴア一家推しです
    dbのガンマ兄弟始めました。
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    どこいつのリッキーとR・スズキ、L・スズキ、革命軍も推してます
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    アカキ

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    なんの話を書きたかったのかはもう忘れたけどマイクがストレス感じて調子悪くなる話

    最近クライゴアと顔を合わせていない。
    理由は簡単、研究に没頭、からの気がついたら勝手に寝ている。寝ているクライゴアを横に寝かせてから買い物に行っている間に気がついたら風呂を済ませてまた研究、食事だって毎度持って行って置いておくだけ。
    それを回収、水筒に紅茶を入れて、時にコーヒーを差し入れて…

    クリナがペニーの研究所に行ってしまうと、本当に一人になった気分になってひどくさみしくなる。いつもだったらメンテナンスされている日にちなのにそれも無し。

    そしてワリオカンパニーの社員からの電話もない

    寂しさを紛らわせられる所がどこにもなかったから何もないが買い物という名目でダイヤモンドシティに向かった。

    夕方の公園は賑やかだから好きだった。ベンチに不良みたく足を組んで頭の後ろに手を回して座って眺めていると、クライゴアより若いのにクライゴアよりも運動能力が落ちた老人が杖をつきながら歩いている。
    子供達が帰る合図として使っている夕焼け小焼けの歌がスピーカーから聞こえてきた。

    「あら、マイクちゃん」
    「ア、ファイブワットサン…」

    ワリオカンパニーの社員の一人で、社員の中で数少ない成人済みの中で唯一の女性であり専業主婦、マイク足をを揃えてキッチリ座った。

    「お買い物?」
    「買い物ガ終ワッタノデ休憩シテマシタ」
    「クライゴア博士は元気?」
    「相変ワラズ元気デスヨ」
    「うふふ、それは良かったわ〜、マイクちゃん、そろそろ暗くなっちゃうから、夕日が沈む前にお家に帰りなさい」

    優しくそう言って頭を撫でられた。
    久しぶりに、人に、触れられた。
    涙が勝手に出てきて、目をガシガシと擦り拭う、こんなことをしたらレンズに傷が付くとわかっているのに…

    「どうしたのマイクちゃん、クライゴア博士と何かあったの?」
    「チガ、イマス、何ニモ、ナイデス、何ニモナインデス」
    「…うち、来る?」

    その言葉に頷いてしまった。
    我に帰ったのはファイブワットの家に着いた時だ。玄関の閉まる音でハッと今の時刻を確認した。もうすぐ6時だ。

    「ッ、スミマセン、帰リマス。クライゴアニご飯作ラナイト…」
    「マイクちゃん…」

    ファイブワットが再び、マイクを撫でようと手を伸ばしてくれたのに、マイクはその手に怯えたような動きをしてしまう。
    また触れられたら、おかしくなる。
    恋しくなる。
    無理
    クリナはどうやってこの気持ちを耐えて森の中独りぼっちだったのか、マイクにはとても恐ろしい事のように思えた。

    「…クライゴア博士に殴られてたりしない?大丈夫?」
    「ッ、ソレハ、ナイデス、ムシロ…ココ最近会話シテ、ナクテ、メンテナンスモッ、ト、トニカク帰リマス!」

    外に飛び出てすぐ空に飛んだ、地平線が沈む寸前の夕日で少し赤く染まっていてとても綺麗だった。
    帰ってすぐ料理の支度をしていた。その最中にふと悲しくなってしまう
    すぐ涙が出て、紛らわせるように擦る、今日は帰るのが遅くなってしまったから搭載されている料理機能を使って時短をした料理を皿に盛って持っていくと相変わらずガチャガチャと忙しそうにしていたから声もかけず、放置されている食べられてない昼ごはんを回収してキッチンに戻った。
    カチャカチャ音がしている。
    覗くとクリナが帰ってきて、マイクが作って余ったオカズをラップしていた。

    「タダイマ、マイク」
    「オカ、エリ。クリナ、サン…」
    「ドウシタノ?オネーチャンニ話シテ?」

    泣いている弟に動じず、姉として聞いてくれた。
    お盆を置いてから自分より小さな姉の胸元に顔を埋めて、サミシイと、声を上げて泣き、それでもクライゴアにバレないように静かに泣いて、時に目をこすり続けた。

    結局そのままバッテリー切れを起こしたのか、気がつけば台所のコンセントで充電されていたし、クリナが寝ていたが…
    問題はそこじゃない。
    目の前がすりガラスみたいに曇っている。
    拭いてみても落ちないことからどうやらレンズに傷をつけすぎたらしい。

    「マイク、起キタ?」
    「ネ、ェ、サ」

    喉もおかしい、目を見開いて口を押さえる。
    昨日泣いたからというのもあるが、メンテナンスされていないからかなにやらコアのあたりもバクバクしている。
    目があまり見えていない中自己修理は不可能で、クリナも自分で修理はできない。

    「マイク、クライゴアノ朝ゴハン昨日ノ出シテオクカラ休ンデテ?」
    「スミ、マセン…」

    横になったまま返事をしたが、その時、床に耳部分が付いていて、聞こえてきた歩行音、クライゴア?

    「おはよう諸君!む、マイク?どうした」
    「黙ッテ飯食ッテ直セ!!」

    皿が割れるんじゃないかと思うぐらい凄い音を立ててテーブルに皿が置かれた。
    クリナが今どんな顔をしているか見えないけれどクライゴアがわぁ!と大声を上げてから席に着いてご飯を食べ始めた。

    「と、とにかくもうあの研究は暫く凍結するつもりだよ、いくら私が天才と言えども少々専門外の分野になってしまったからな、理屈が通るまでは」
    「喋ッテナイデサッサト食ベヤガレ!」
    「わ、わかったわかった!!わかったから手を下ろせ!」
    「マイクヲ作業場マデ連れて行クカラ早ク来イヨ!マイク、行コッカ」

    ヒョイと体を持ち上げられて、流石に梯子は二人別れて降りたが、廊下は必ず抱っこされてたどり着いた作業場で、修理しやすいように自ら修理台に登って待機していた。
    なかなかクライゴアが来ないことにしびれを切らしたクリナが転びながらも走って行ったあとは、ひとりぼっちの空間になる。
    また、コアがバクバク音を立て始めた。
    体が熱い。ようやく気づいた。
    ストレス値が高いことに…
    深呼吸しようとして、とても早い呼吸を繰り返してしまった上にその止め方がわからなくなった。
    制御できない。もう息が吸えないのに吸い続けて、思ったよりも吐けない。
    ひゅ、ひゅ、ヒィ、台の上で自分の首を両手で意味もなく保護したが、この異常事態に体からエラー音はけたたましく鳴るかと思いきや、ならない。
    ストレス値が上昇し過ぎた時の症状の一つにエラー感知機能の不具合があったことを思い出した。よって異常事態にも関わらず、警報がならない、体が正常だと誤認する。
    今までなった事はなかったのに、

    台から結局落下して、排水機能にも影響があったのか、床に排水を垂れ流しながらも台の上に戻ろうとした時、ようやく足音が聞こえてきた。走っている音、バタンと作業場に息切れしながらクライゴアが転がり込んできた。
    クリナに追い立てられたらしい。

    「はぁ、ぜぇ、ふぅ、っ?!マイク!!」

    クライゴアが走り寄り、マイクの体に触れると、ひどく熱くてクライゴアはすぐに手を引っ込めたがすぐにまた、今度は白衣を手に巻きつけてから触れた。

    「よし、よーし、マイク…落ち着きたまえ…苦しいな、胸を開くよ」

    クライゴアが胸の外装を外して、コアに触れながら異常を確認して行く。

    「……っ、こりゃいかん…よく今日まで持ったな…すまん、昨日のファイブワット君から電話の後メンテナンスしておくべきだった。私としたことが…」

    身体中の神経が誤反応して、何もないのに痛みを検知し始めていたマイクは、動かすのにも大量の電力が消費されてしまい、それでもクライゴアに抱きついてしまった。
    言葉が出ない分こうして気持ちを伝えようとしたが、徐々に目の前の光は暗くなっていく。
    そしてバツンと目の前の光景は消えて、自覚だけでなく聴覚も消えた後、マイクに残ったのは痛みと暗闇
    手足も動かせない。
    なのに意識はある。まるで夢の自分を思い出しているような感覚
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