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    しなしな

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    しなしな

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    最近話題のAIくんに書いてもらった□ナ卜゛ラです。
    冒頭(「まったく困ったもんだよ、ねぇジョン」「ヌー…」)までと、あとは中間ちょこちょこと、ラストの地の文だけ書いてます

    ##AI小説

    無題何だか最近ロナルド君が変だ。どのくらい変かというと、ゴリラが空を飛び世界を讃えながらバク宙してるぐらい変だ。
    ロナルド君のやつ、原稿行き詰まってる時みたいなテンションで常時接してくる。そのくせ、ギルドのメンツに対してや、依頼人なんかに対する態度は変わらない。私にだけやたらめったかハイテンションで接してくる。何だアイツ。
    「全く困ったもんだよ、ねぇジョン」
    「ヌー……」事務所についてからも彼はそんな調子だから、さっきからドラ公……!という声を何度も無視しているところである。本当にすまないと思ってるがちょっと面倒くさくて……。
    ジョンは困ったような顔で、それでも律儀に、ヌーヌーと返事してくれる。
    「ロナルド君は何がしたいんだろ。ジョンにはわかる?」
    「ヌヌー……」
    「だよねぇ」
    どうやらジョンもわからないらしい。まぁジョンがわからないなら、私にもわかるはずないよな。
    ロナルド君はいつも、私に何かしらちょっかいをかけてきていた。私を馬鹿にして、からかって、でもどこか楽しそうだった。
    それが今はなんだ。話しかけてくるだけで、あとは何もしてこない。一体なんなんだ。「ドラルク様!」
    その時、後ろから私を呼ぶ声がした。振り返ると、ギルドでたまに見かける退治人さんがいた。
    「こんにちは」
    「お疲れ様です。突然で申し訳ないのですが、今お時間よろしいでしょうか」
    「はい、大丈夫ですよ」
    この人は確か、前にロナルド君と依頼を一緒に受けていた人だ。私より年上だろうけど、随分若く見える。
    「実はロナルドの事でご相談がありまして」
    「えっ、ロナルド君?あのゴリラの?」
    ロナルド君の話と聞いて、私は少し警戒する。だってロナルド君、私にだけ妙な態度だし。私だけじゃないかもしれないけど。
    「はい。最近あいつ、ドラルク様に避けられている気がするとしょぼくれておりまして。もしご迷惑でなければ、あいつとまた仲良くしていただけないかと思いまして」
    「はぁ……」
    「もちろん無理にとは言いませんが、もしよろしければ……」
    退治人さんは、とても申し訳なさそうな顔をしている。
    別に避けてるつもりはなかったんだけどな。でもロナルド君がそう思ってるなら、そういう事にしておくか。
    「えぇー……まぁ、考えときますね」
    「ありがとうございます!では、失礼します」
    「はい、頑張ってください」
    「ヌヌー」

    ロナルド視点。
    ドラ公と退治人さんが会話している。何の話をしているんだろうか。俺の話っぽいけど。
    俺、何かしたかな。いや、何もしてないな。いつも通り、ただちょっと変なだけだ。でもその変なのが、最近は特に酷くなっている気がする。
    「ドラ公」
    「あ、ロナルド君。何?」
    「……いや、何でもねぇ」
    何だか最近、ドラ公が遠い気がする。
    俺がドラ公を遠く感じるのは、多分俺のせいだ。最近俺は、自分がドラ公に抱いている感情に気がついた。
    これは恋というものだ。
    俺は、ドラ公が好きなんだ。そりゃ、俺だって、ありえねーって思う。なんでアイツなんかに。あんな家事とゲームするだけの砂おじさんなんか……でも、あいつを見ると心臓がバクバクして、些細な言動に喜んでしまって、目の前がキラキラちかちかしてるのも事実だ。でも、それを素直に言ってしまうと、きっと嫌われてしまう。だから、変な態度しかとれない。
    「はぁ……どうすりゃいいんだ……」
    「ヌヌー」
    ジョンが慰めるように、俺の腕をぽんぽん叩いてくる。可愛い。
    ジョンに癒されて、ちょっと元気が出た。
    「ジョン、サンキューな」
    「ヌヌー!」
    ジョンに元気を分けてもらった後、俺は自分の部屋に戻った。
    原稿が行き詰まっている。
    今日は徹夜になりそうだ。

    ロナルド君がおかしくなってる。
    最近の彼は、ずっとこんな感じだ。
    私が声をかけると、挙動不審になって、話しかけてもどこか上の空。一体何があったんだ。
    ジョンに相談しても、困ったような顔でヌーヌーと鳴くばかり。
    本当に何がしたいんだ、あの男は。
    「ロナルド君、ご飯できたよ」
    「……おぅ」
    声をかけても、生返事をするだけ。こっちを見もしない。
    私も、そんな彼に苛立ちを感じ始めていた。「ロナルド君、いい加減にしてよ」
    「……は?」
    「最近変だよ。私、何かした?」
    「……いや、別に」
    「じゃあなんでそんな態度なのさ」
    「……別になんでもねぇよ」
    ロナルド君はそう言うと、ふらりと自室へ戻って行った。
    「……なんなんだ」
    なんで急にこんな事に。まったく何を隠しているのやら……。

    ロナルド視点。
    「おい、クソ砂」
    「……」
    「……おい、ドラ公!」
    「うわっ!?な、なに?」
    「お前、俺の事嫌いなのか?」
    「は?なに、いきなり」
    「いや、最近俺のこと避けてるだろ」
    「いや、避けてないけど」
    「嘘つけ!じゃあなんで最近俺の近くに来ねーんだよ!俺がいたらゲームやんねーし、飯食わせてくれねーし、俺が話し掛けたら無視するし、なんなんだよ!俺が嫌いならはっきりそう言えよ!なんだよ、変な事ばっかしやがって!俺が何したっていうんだよ!俺はただ、お前と一緒にいたいだけなのに!……あっ」
    ドラルク視点。
    「……えっ、ロナルド君、今なんて」
    「……ち、違う、今のは、その」
    「……一緒にいたいって言った?」
    「……言ってない」
    「……言ったよね?」
    「……言ってない」
    「……言った」
    「……うるせぇ、言ってねぇ」
    「……なんでそんな頑ななんだ」
    「……だって、俺、お前に、嫌われたくないから」
    「……は?」
    「……嫌われたら、嫌だ」
    「……えぇ?」
    「……だから、俺、お前に、避けられるのは、嫌だ」
    「……いや、ちょっと待て」「……何」
    「……え、なんで?……え?」
    「……何が」
    「……いや、え、なんで?……え?」
    「……何が言いたいんだよ」
    「……だって、君、私のこと好きじゃん」
    「……はぁ?」
    「……はぁ?じゃないよ。気づいてなかったの?」
    「……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?!??」
    ロナルド視点。
    「いやうるさ」
    「……好きって、どういう事だ」
    「そのままの意味だけど」
    「……俺が、お前を?」
    「うん」
    「……いつからだ」
    「知らないよ。私に聞くな」
    「……俺は、ずっと前から好きだ」
    「だろうね」
    「……でも、この気持ちは、隠し通すつもりだった」
    「なんで?」
    「……言わなくてもわかるだろ」
    「わからないよ。君の考えてる事なんか」
    「……お前はわかってくれると思ってた」
    「は〜?5歳児め、いつまでもママに頼ってたら語彙が育ちませんよ」
    「5歳児じゃねぇ!もう20は超えた大人の男だ!……そんな大人の男に、告白されてるんだぞ。お前は俺の事、同居人だと思ってたはずなのに、そんな、そういう目で見られて……いやだろ?」
    「いや別に」
    「……いや、そこは『いや』とかじゃなくて、『そんな、私も、ロナルド君のこと、好きなのかな……?』みたいな感じで、悩むところじゃねぇのかよ」
    「そんな都合のいい話あるわけないだろう。だいたい、なんで私がロナルド君に好かれて悪い気分になると思うんだ。私は君と違って、誰にでも優しいわけではないんだぞ。誰彼構わずホイホイお世話したりせんわ。…この意味が分かるかね?」
    この意味、この意味って何だ?この、目の前の吸血鬼が、おれとちがって優しくなくて?俺だって別に、優しいわけじゃない。ただ、ひとが俺の事を好いてくれたら嬉しくて、特にコイツには、嫌われたくなくて………
    「分からねぇ」
    「……ハァ〜〜〜〜ッ、これだから5歳児は……」
    大きなため息とともにドラルクが眉間にシワを寄せ、おでこに手を当てた。全身で「呆れていますよ」を示している。
    んな全力でやらなくてもいいじゃん、とも思うが、さっきからのやり取りで大分ぺしょぺしょになってしまった俺の心は、最早しょぼしょぼに萎んでしまった。
    「ゔぇ、ごめんなさい……」
    「おい泣きそうになるな………いいかね、おい若造。私は君の事、憎からず思っているということだよ!!」
    「にくからず」
    「ひらがな表記やめろ、まだ分からんのか。いいか、君の事は、好き、で、いてやらんくもない、と。思っている……」
    そう言いながら、ドラ公の血色の悪い肌が、徐々に赤色に染まっていく。口先はもにょもにょ、耳先ピンク。かわいい。
    じゃなくて、何、コイツが俺を、何だって?
    「は!?え、は、はぁ!?!?!?!?」
    「うるさいぞ5歳児!!!」
    「は!?!?!?いやだって、なに、おまえ、俺の事好きだったの!?!?!?」
    「貴様がそう言うなら好きになってやらん事もないというだけだ!!!先に好きになったのはロナルド君の方だからな!!!」「は!?!?!?」
    「だからうるさいと言っているだろうが!!」
    いやいやいや待って、いやいやいや、
    「だって、お前、俺の事、避けてるじゃん!」
    「避けてはいない。たまたまだ。それにそもそも、好きでもない相手に、こんな面倒な手順踏むわけないじゃないか。まったくもう……あーあ、恥ずかしい」
    そう言って顔を逸らす。赤い顔のまま。
    「は、」
    なんだそれ。なんだよ、その言い方。まるでお前、俺の事好きみたいじゃん。
    「……なに」「……うそ」
    「嘘じゃありません」
    「じゃ、じゃあお前、今、フリーなのか」
    「そうだよ」
    「……じゃ、じゃあ、じゃあさ、」
    「なに?」
    心臓がドキドキする。手汗かいてきた。
    「じゃ、じゃあさ、」
    お前、付き合ってくれる? 俺の恋人、やってくれるの?
    「お、お付き合いして、いただけ、マスカ」
    「…………ま、前向きに検討させて頂きます…」
    「……はい」
    「…いや、なんで敬語」
    「いやなんか、緊張して」
    「……君でも緊張なんて言葉使うんだね」
    「……うるせぇよ」
    こうして、俺たちは恋人になった。
    銀色の男と黒色の男が二人、夜がいっとう輝いて、ついでに変態どもも輝く街、新横浜で。
    俺の昔思い描いていた、ロマンチックでドラマチックな展開とは程遠かったかもしれねぇけど……まぁ、俺達にはこのほうが合ってるかもしれねぇ。

    「ところでロナルド君、君はいつ私に告白するつもりでいたの?」
    「……へっ?いや、別に、考えてなかったけど」
    「は?」「え?」
    「はぁ?」
    「ひぇ……」
    ……コイツやっぱり結構俺のこと好きなんじゃねぇの?
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