Recent Search

    melonsoda_oishi

    @melonsoda_oishi

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 21

    melonsoda_oishi

    DOODLEモブ→Δットさんのお話
    微妙にモブショもしくはショモブっぽいかもしれない
    夢のつもりで書こうとしたけど夢っぽくはないです
    誘蛾灯ぱちり、カメラ越しでも美しいあのひとをシャッターにおさめる。もうこれで何枚目だろうか、俺はあのショットと呼ばれている吸血鬼に恋をしていて、彼を隠し撮りしてはその写真を集めているのだ。このためだけに吸血鬼も撮影できるカメラを購入し、長くつらい仕事が終わった後、毎晩のように彼が通る路地裏に潜んでいる。いくら昼間に仕事で苦しいことがあっても、自室に帰り、彼の整った横顔や仲間に見せる優しい笑顔を眺めているとどんな苦痛も忘れられた。隠し撮りなので、その笑顔はこちらを向くことは決してないけれど。これが悪いことなのはわかっている。だがそれでも構わない。可愛らしさの中にも美しさのある、あの姿を眺めていられるだけでいい。あの蒼白い肌に触れてみたいし、端正な肢体を組み敷いて、歪んだ表情を見てみたい。いや、彼に覆い被さられたい。彼になら血の一滴まで吸いつくされても構わないと思うようになっていた。きっと心優しいショットさんですら、こんなストーカー行為を許してはくれないだろう。それでも、忘れることなんてできないくらいには自分は彼に心奪われてしまっていた。
    1677

    melonsoda_oishi

    DONE10/01WEBオンリーで展示する小説②です
    ショットさん誕生日ネタのサテショの短いおはなし
    10/02追記 パスワード外しました
    いっぱいに満たしてえーと…この状況は一体何なんだろう。
    目の前にはテーブルいっぱいに出された山ほどの料理と、その向こうでどこか不機嫌そうにこっちを見ているショット。
    「なんだよ、腹減ってないのか」
    「…いや、減ってる、けど」
    「じゃあ食えよ。金なら俺のおごりだから気にするな」
    休日の昼過ぎ、やたら真面目な口調のショットに「飯まだなら来い」と呼び出されたかと思ったら、無言の彼に引きずられるようにレストランに連れてこられた。呆然としている間に食べ放題コースを予約していたらしいショットが大量の料理を注文していて、今に至る。
    「…ショット、俺なにかやった」
    「何も。いいから食えって。」
    ここのレストランって美味しい分高くて、俺でも数えるほどしか言ったことがないくらいだ。何かの記念日というわけでもなく、サプライズにしては妙に機嫌悪そうな表情のショットの気持ちが推し量れず、俺はご馳走を前にしばし困惑した。何かいたずらでも仕込んでいるのかとも思ったが、このショットの表情は冗談めいたものではない。
    3298