Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    まるじゃぶ

    @zyabumaru

    ラ(ブロマンス)

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🍖 🍗
    POIPOI 70

    まるじゃぶ

    ☆quiet follow

    🦅🔥の4コマ漫画まとめ

    #ホー炎
    hoFlame
    #🦅🔥

    Tap to full screen (size:900x1100).Repost is prohibited
    💖😭☺☺💖🙏😍❤☺❤💖💖💖☺💖☺💖☺💖☺💖☺💖☺☺☺☺☺💖😭🙏💞💞💞👏☺☺☺☺☺☺💗💗💗💖☺💞☺☺☺☺☺👏👏👏👏👏🌋👏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    sangatu_tt5

    MOURNING雀春ボツ賭場の脇、少し入った薄暗い路地のごみ溜めの近くを通りかかった時、くいっと足元の裾を引かれた。弱い弱い、か弱いそれは大の大人なら気付かないぐらいの力で、その時ノートンがそれに気が付いたのはたまたまだった。
     転ぶじゃないかと、傾いた身体を起こし、少し腹を立てながら、何処の浮浪者だと振り返る。この中華街では賭け事に興じて、事業に失敗して、理由は多々あれど、いつの間にか転落していく愚か者達が多々居た。
     どんな馬鹿だと鼻で笑ってやろうと見下ろした、そこには薄汚れた子供が立っていた。泥に、汚れに、ごみが付いた真っ赤な衣。痩けた頬に、細い指、非道な人間に蹴り飛ばされたのだろう頬には裂傷が出来ていた。

     「ごめんください……。占いできます。何でもします。だから、はたらかせてください」

     舌っ足らずな口を動かして、必死にノートンに縋り、仕事を下さいと言う。くぅぅと話している間にもその子どもの腹が鳴り、かぁっと顔を赤くしたその子どもは俯いて、もじもじと腹あたりの布を弄り出した。
     捨てられた子どもかなにかだろう。良くもまぁ、売り飛ばされずに路地にいれたものだと変にノートンは感心してしまった。
     黙 2904