Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    Satsuki

    短い話を書きます。
    @Satsuki_MDG

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💚 💜 💒 😘
    POIPOI 163

    Satsuki

    ☆quiet follow

    ◎無双のレトユリ。一緒に泉に入ると支援値が上がるアレの後編。220809

    Age verification
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💒😇💞💘💘👸⛲👬💘👍💯💚💜💚💜💴💴💴💯💯💯🌊🌊🌊🌊🌊💚💜💚💜💚💜💚💜💞💞💞👏👏👏💒💒💒💒💒💒💒💒💒💒😇💯💚💜💘💘💘💘💘
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    Satsuki

    DOODLE猫フェリクスは可愛いというだけの話。捕虜設定はざじさん(@zazi_333)の素敵な捕虜フェリ創作からお借りしております。そろそろお借りしすぎなので自重します。
    フェリクスは猫だった。耳から尻尾にかけては月夜の森の中のような柔らかい黒色で、喉やふわふわの腹側は雪のように真っ白い猫だった。いつだっていかにも猫らしくぴんと尻尾を立てて、キッと周りを睨みつけて歩いた。天気の良い日は池のほとりで魚を眺めたり、木箱の上で日に当たったりして過ごす。気が向くと青獅子の学級でディミトリと授業を聞き、訓練場で生徒たちが剣や槍を振るったり、弓を引いたりする様を眺めていた。
     孤高で、気難しい猫なのに、生徒たちはフェリクスのことを可愛がる。アッシュはフェリクスのために魚の骨と肉とを分けてやり、メルセデスは柔らかな膝をフェリクスに貸したがった。アネットは温室でこっそり歌を聞かせてやり、ドゥドゥーはフェリクスが歌を聞いたまま、柔らかく盛った土の上で眠っているのをそっとしておいてやる。イングリットは食堂の机の下で、そっと自分の肉をフェリクスに分けてやった。ディミトリが真似をして肉を分けてやろうとすると、フェリクスはつんとして絶対に手を付けない。彼はディミトリが自分の食事を無感情に飲み下すのを、いつも気に入らな気に見つめていた。
    2752

    FP2ndhayusyo

    MOURNING今朝、卵を落として割ってしまった時に頭に流れた妄想。
    クローン研究員モブが実験中の胚を落としてしまう。
    ※捏造
    ※クローンの作り方も捏造
    ※生命倫理がない
    ※細胞がぐちゃっとなってる微グロ?
    「あ」
    手から滑り落ちたそれは、床にぶつかって、あっけなく崩れてしまった。
     私の手には、一瞬前までシャーレが乗っていた。その中には、体細胞核を移植した卵子から発生した小さな小さな胚。ある程度育ったそれを、培養液に移すところだった。足を滑らせた訳でも、何かに驚いた訳でもない。するり、と手からいなくなっていたそれは、床で悲惨にも飛び散っていた。
    「あーあ、命、一個壊しちゃった…」
    「早く拭きなよ。その汚れ、乾くと落とすの大変だからさ」
    「分かってるよぉ」
    私はkimタオルを何枚か取って、飛び散った細胞を搔き集める。胚を浸していた羊水か、細胞から出た液か、どちらか分からない液体が白い生地に染みる。ペーパータオル越しに触れる細胞は柔らかく、粘液が伸びてベトベトしている。私が不注意で落とさなければ、こんな姿にならずに、立派な生命でいられたのに。せっかく形になっていたそれは、半分つぶれて、べたついた塊になってしまった。細かく飛び散ってしまった細胞を、一つも漏らさないように、丁寧に丁寧に床から救い出す。
    1045