「烈、暴走(前編)」【第1話 予兆】
風雅:おそらく 彼女の依頼主は烈だと思う… オレを尾けて…
ブラック:お友達を嗅ぎまわるとは大した友情だな
風雅:!
ヴァイス:ブラック やめておけ 浄化が出来なくなった焦りもあるのだろう だが彼の力が必要であることに変わりない
ヴァイス:風雅君 キミもな
風雅:…!
エレノア:ヴァイス…!
エレノア:あら ブラックと…風を操る坊やもいたのね
ヴァイス:我々も人手不足でね 学生の手も借りたいのだよ …で どうしたエレノア
エレノア:校長が…話をしたいそうよ
【第2話 共鳴】
ヴァイス:だんまりを決め込んでおいて… どういう風の吹き回しだ?
ジェダイト:考える時間だけは頂けたのでな 今でも私自身の考えが 間違っていたとは思わない 浄化の力は限定されるべきではないのだ
ジェダイト:だがひとつ 私にも見込み違いがあった 思っていた以上に 時間は残されていないらしい
ブラック:(…!)
ジェダイト:ブラックは思い当たる節があるようだな
ブラック:…ああ どうも様子がおかしいと思っていた
ジェダイト:そうだ これは間違いなく 黒ラピスが共鳴をはじめている
エレノア:どういうこと…?
ジェダイト:ラピスの… 本来の所有者が来ているということだよ
【第3話 探偵】
???:お兄ちゃん さっきのもう一回やってみてよー うんめーじょーかーってやつ!
烈:あーもー! オレはちびっこと遊んでる場合じゃ ないんだってば!
翠里:烈君!
翠里:こんなところにいたっすか! まったく風雅君探すより 骨が折れたっす
烈:お あー えーと… …なんだっけ?
翠里:この超絶美少女超有能天才名探偵に 依頼しといて なんだっけとは ごあいさつっすねえ!
翠里:烈君の言ってた通り 風雅君は保健室の先生と一緒にいたっすけど そのついでに…
翠里:さっきから烈君が悩んでた 浄化の仕方がわかっちゃったっす! いや~ 翠里 超有能っす!
烈:マジ?! 全 っ 然 っ … 期待してなかったけど! ほんとに名探偵だったんだな!
【第4話 浄化】
烈:よし せーのっ!
翠里:運命浄化!
烈:……………… …………ダメじゃん!
翠里:ありゃりゃん… おかしいっすね タイミングが合わなかったかもしれないっす
???:くすくすくす… お姉ちゃんまで一緒になって おっかしいの
烈:なんだよ まだ見てたのかよ ほらほら良い子はそろそろ お家に帰る時間…
???:くすす… 僕がやってあげようか…?
???:運命浄化!
烈:え…!?
烈:(ドクン…!)
【第5話 感応】
風雅:(…?!)
風雅:烈か?! これは…烈の…
ブラック:どういうことだ あの小娘が何かしたのか…?
ヴァイス:そんなはずはない… 彼女の存在は何ら影響を与えない… まさか…
ジェダイト:接触したのだろうな あの方が来ていると言っただろう
ヴァイス:…くっ 失策だったな 奴もそれが狙いか…
エレノア:…行くしかないわね
【最終話 暴走】
翠里:れ 烈君…?! 大丈夫っすか! 体調悪いっすか! 横になるっす!
烈:な なんだ…これ 意識が…
???:くすくす… 我慢してたんだね 思う存分力を開放するといいよ
烈:お お前… 何者なんだよ…っう
翠里:烈君! しっかりするっすー!!
烈:なんだこれ… なんなんだよこれぇ…!!
烈:う
烈:うわああああああああああああああ ああああああああああああああああ ああああああああああああああああ ああああああああああああああああ
(烈君闇落ちの絵に変わっちゃった…)