ゆきがっせん宗「はあ、はあ、君は本当にタフな男だね!」
紅郎「まだ初めてから10分も経ってねえぞ、斎宮」
なずな「あの二人がどっちがおれたちの今度の撮影の衣装を作るかで揉めて、まさか雪合戦になるとはな〜」
みか「こんな寒い日にお外に出るのなんか嫌やろうにな?なんですぐ鬼龍先輩の挑発に乗ってしまうんやろ?」
宗「顔は狙うのはやめたまえ!」
紅郎「雪だから痛くねえって」
みか「おれらのこと本気で思ってくれるのはそら嬉しいけど。んぁ、お師さんと鬼龍先輩がこっちに来たで......!」
宗「仁兎、影片」
紅郎「......おい、本当に頼むのか?こいつらが了承してくれるとは限らねえぞ」(こそこそ話)
なずな「なんだ...って、斎宮?...もしかして紅郎ちんが投げた雪玉に全部当たっちゃったのか?」
みか「そんな雪まみれになるまで頑張ったん?お師さん風邪ひかんといてぇ〜」
宗「ご忠告ありがとう!(ちょっと怒りながら)二人とも、少し頼みがある」
なずな「頼み、って?」
宗「...僕に雇われる気はないかね?」
みか・なずな「...え?」「...んぁ?」
......
紅郎「なるほどな、俺の方が投げるスピードが早いから雪玉作りを二人に任せることで、少しでも優位に立とうとした、ということか」
宗「冷静に分析してる場合かね?ふふ、二人とも僕の後ろに隠れているのだよ、僕が君たちを守ってみせるからね!」
なずな「...あ〜、おれは紅郎ちんを応援してるからな......」
宗「な、酷いよ仁兎!」
みか「おれはいつでもお師さんの味方やで♪」
宗「ふん、当たり前だろう!」
紅郎「はは、仲間割れしてんじゃねえか、まあ俺はその隙に投げさせてもらうぜ......♪」(投げる)
なずな「うわっ!」
みか「なずな兄ィ!?」
紅郎「すまねぇ仁兎、顔に当たったか?」
宗「......りゅ〜くん」
紅郎「やべぇ」
なずな「うん、ちょっと目に入っただけだから、そんなに心配そうに見なくたって平気だぞ〜?」
みか「お師さんが拳を握りしめて震えとる...あれは確かに怒っとる顔や、あれ、お師さんどこ行くん?おれも行くっ」
なずな「そんな走ったら危ないぞっ!」
みか「んぁぁ!」(ずっこける)
宗「影片ッ!」
紅郎「おいおい、影片が顔面から雪に突っ込んでいったぞ、大丈夫なのかよ?」
なずな「だ、大丈夫かみかち...影片、怪我してないよな?」
宗「りゅ〜くん、ちょっと僕と戦おうか......君に怒りを抱いているわけではない、これは僕が二人を守れなかったことに悔しい思いをしているだけなのだよ、その力で、君を倒す」
なずな「いちゅき!?おちちゅけって!?」
紅郎「前にも同じことを言われた気がするぜ......ちょっとまずいことになってきたな。なあ、いっちゃん、そろそろ中断して...」
みか「ふっふーん⭐︎このモードになったお師さんに勝てる人間はおらんのやで!」
なずな「なっ、なんでみかちんが自信ありげなんらっ!?はやく二人で止めるりょ!」
宗「今なら君を倒せる気がするね!りゅ〜くん!喰らうのだよ!!!!」
紅郎「こうなったら仕方ねえ、......最後まで抗ってやるぜ!」
......
みか「で、二人で夜通し遊んどったら仲直りして嬉しくなって衣装10着も作ったん?」
宗・紅郎「すまない(すまん)」
なずな「人騒がせだなぁ......」