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    idea1202

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    ファンとユーシェンが入れ替わる話を書いてみた。
    ちゃんと書けてるかは分からん…

    よくある入れ替わり?作者談:これ導入難しいだろうな、って思った。だって、入れ替わる方法がなかなか分からないから…キィの働きに期待だな…って思った。ん…?まて、私キィのことあんまり知らないぞ…?大丈夫か…?

    これは俺のせいなのか…?いや、違う。絶対アイツのせいだ。今、目の前で起こっていることは一般的に見ればただの店子と家主の口論ではある。しかし、会話の端々をよく聞くといつもと違う事に気づく。ことの始まりは数時間前に遡る…
    ファンクビートはいつも通り研究を行っていた。しかし、机上に見慣れないものが置かれてあったのが全ての始まりであった。それは、緑色のいかにも怪しい液体の入った小さな小瓶だった。
    「なんだこれは…今まで見たことの無いものだが…試しに誰かに飲ませるか。」
    何故そのような結論に結びつくのかは謎であるが、彼はそれをなんの躊躇いもなく丁度沸かしていた茶に混ぜた。
    「キィ、それをユーシェンの所に持っていってやってくれ」
    「ん?あぁ。アンタが誰かに茶を入れるのは珍しいな。なんか変なものでも入ってるんじゃないか?」
    「んなわけ無いだろう。さっさと持っていってくれ」
    「はいはい。」
    その後、自分にも被害が及ぶことも知らず彼は実験結果を喜々として待った。
    「ユーシェンさん、お茶どうぞ。」
    「ん?あぁ、ありがとう。」
    ユーシェンはそろそろ休憩するかと茶を一口啜るとある違和感に気づいた。
    「…いつもと味が違うけど、茶葉でも変えたのかい?」
    「え?いや…アイツから持っていってくれって言われたんで…」
    「は?」
    ユーシェンの中で大体の予想とどのような報復をしてやろうかと考え、至った結論は
    「…キィくん、これを洗わずにそのまま茶を淹れて、ファンに持っていってくれないかなぁ?」
    「ヒェッ…あ…はい。」
    微笑みを意識していたつもりが、まるで取り立て屋のようなユーシェンの笑みにキィは恐怖を覚えつつも茶を淹れ、ファンに持っていった。
    「おーい。ここに茶置いておくぞー。」
    「あぁ。」
    さて、調剤でもするかとキィが考えていた次の瞬間、何か重いものが倒れる音がした。まさか、と思い後ろを振り返ると案の定、彼が倒れていた。
    「ちょっ…アンタ大丈夫!?とりあえずユーシェンさん呼んでくるから!」

    「ユーシェンさん!アイツが…ってユーシェンさん!?」
    目の前にはファンと同じく、倒れているユーシェンがいた。どうしようかと慌てていたのも束の間
    「…ん…?どうした、キィ。自らの尾を追いかける犬みたいに回って。」
    「いや、だから。ユーシェンさんが倒れ…て…え…?ユーシェン…さん?」
    「は?何を言っているのだ貴様は。この天才とユーシェンを何故間違えている?それにしても…何故貴様と目線が合う…?」
    「え…?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
    「ファァァァァァァン!」
    キィの叫びと同時に地下室からファン、もといユーシェンが階段を駆け上がってきた。
    「ファン!やはり、あれを茶に混ぜたんだな!」
    「あれとはもしや、緑色のいかにも怪しい液体の入った小さな小瓶のことか?」
    「そうだ!というか怪しいと思うなら入れるなぁ!」
    「んなもの、あそこに置いていた貴様が悪い。」
    「怪しいものを茶に混ぜるキミも悪い!」
    「えっと…つまり、入れ替わりの作用がある薬が茶に混ざっていたっていうこと…?」
    「「そういうことだ!」」
    見事なハモリをしたあとも二人の口論は続いた…
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