テイワットのあれやこれが終わって、タルタリヤは力を使い果たして幼児の姿となったしょ〜りと暮らしていた。世界は随分と変わって、だいぶ平和になった。しかし、姿と同じく精神まで退行したしょ〜りの世話は弟妹達より大変だ。なんといってもしょ〜りの機嫌を損ねるとりゆぇは嵐に見舞われるのだ。
しかも、タルタリヤはりゆぇに来てからの記憶がごっそり抜けている。りゆぇに来たばかりでしょ〜り先生とは一度しか会っていないのに元岩神だとか子供の姿になったから世話をしろだとか。もう限界だった。いくら親愛なる女皇様の命とはいえ、もっと己を磨きたいし、強敵とも戦いたい。
今日も今日とて味付けが気に食わないだとかしょうもない理由でりゆぇに災害を齎したしょ〜り先生をなんとか寝かしつけてりゆぇ郊外へ駆けていく。
1990