「ねーねー。千空ちゃん、千空ちゃん」
「何だぁ?メンタリスト。んな所で何やってんだ。おめーには仕事振ってただろ」
声がした方を振り向けば、何時もはヘラヘラと笑うこの男が何故か満面の笑みでこちらを覗き込んでくる。
「そう!千空ちゃんが俺にしか出来ないってヤヤコイ事頼んできたじゃない!これがまた、ゴイスー大変なのよ!」
これでもかと、オーバーリアクションで身振り手振りを披露しながら話を続けようとするのを遮るように声を被せる。
「ぁ゙〜。めんどくせー御託はいーから、用件だけ言え、メンタリスト」
「それよ、それ!千空ちゃん、俺の名前知らないのかって位名前呼んでくれないじゃない?俺のモチベの為に呼んで欲しいの!」
627