もちとぐみもむもむ、もちもち、むちむち、もにゅもにゅ
触れる、ふっくらとして愛おしい太郎の頬に
「うん、餅と…グミが混ざったような」
俺の好きな触感だ、そう言って両手で太郎の頬を先ほどから念入りに揉みしだいている
「ほんなに、きもひいいでふか」
「気持ちいい、好きな触り心地だ」
いつまでも触っていられる、そう言って俺は太郎の頬を優しく愛しむように触り続ける
「あ、口で確かめてもいいか?」
「はへっ?ろういうことれふか」
こういう事だ、そう言って太郎の頬を優しく唇で喰む
あむあむと、赤子に戻ったように頬を喰むと手とはまた違った触感で頬が緩んでしまう
ちゅ、と口付けをすると弾力が唇を伝って返ってくる
もっともっと、と喰んでいるともう我慢できないですと太郎に唇を奪われた
粘膜が深く深く溶け合うように混ざり合う口付けは気持ちがいい
頬もいいが、口付けはまた別物で気持ちがいい
「和さん、ちょっと我慢できないんで」
覚悟してくださいね
そう言って太郎がぐいと押し倒してきた
お手柔らかに頼む、そう言って俺はそのまま太郎の腕の中に消えていった