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    Fantome

    コラロだらけ やりたい放題
    表記ないものはだいたいこらろです。
    なんでも許せる方向
    思い出したように加筆修正されます

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    Fantome

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    俄コラ口民が妄想した捏造甚だしい宝箱の話
    ⚠️ご注意ください⚠️
    メンタル弱々しい口ーさん
    コラさん出てきません

    【原作軸】宝箱のはなしグランドラインに入る前に行きたいところがある。

    ドンキホーテ海賊団のアジトがあった島に降り立つ。目指すはスパイダーマイルズ。
    コラさんに拐われるように出港したあの日と同じ凪いだ海ですんなりと上陸出来た。

    船から降りるとペンギンとシャチ、ベポの3人が付いて行くと言い出した。
    補給と船の見張りはどうすると言っても他の奴らでなんとかなるときかない。
    勝手にしろと言うと勝手にしますと少し後ろをついてきた。記憶を辿りながらゴミ山を進む。見慣れた建物が見えてきた、ゴミ山も変わることなくそこにある。込み上げる感情を押し殺して進む。

    かつてドンキホーテ海賊団のアジトは山賊の寝ぐらに成り下がっていた。入り口で見張りをしていた雑魚を片付けて中に入ると騒ぎをききつけた三下どもが降りてくる。全部片付けてゆっくりと建物の中を確認する。

    ドフラミンゴ達はほとんどそのままにして出ていったんだろう。あの時過ごした部屋達は昔の面影を残して、先程の山賊達が荒らしたのか少しだけ家具の位置が変わって荒れているくらいだった。

    コラさんが座っていた椅子もそこにあった。
    あの時はあんなに大きく感じたのにとそっと背もたれの部分、焦げているところを見つけて撫でる。

    「…その椅子持っていきますか?」
    「いや、いい…」

    ペンギンにかけられた言葉に少し迷ったがやめた。

    地下に宝物庫があった筈だと階段を降りるとそこには宝箱とガラクタがたくさん投げ捨てられていた。
    目ぼしいものは全て持って行ったんだろう。


    「あらら、空ばっかですね。」

    残念と言いながら宝箱の中を確認したシャチが笑う。

    建物もガタがきているのか天井に亀裂が入って、地下だというのにどこからか光が射してその場所を照らしていた。ドアを開けた衝撃で舞ったのか埃が光にキラキラと反射して、まるで子供の頃に読んだ物語のワンシーンのようだった。

    積まれた宝箱の一番上。少し大きめの宝箱をシャンブルズで目の前の小石と入れ換える。

    茶色く汚れた部分は血痕だろうか、見覚えのある宝箱を壊れないように震える手で開ける。

    もちろん中身は無い。宝箱の中身一面に引っ掻いたような傷と黒く変色した血の跡。

    「…空ですね」

    いつのまにか隣にいたペンギンが呟く。

    そこをそっと撫でる。

    「少し、1人にしてくれ…」

    了解と言って3人が部屋を出て行く。ゆっくりと扉の閉まる音で誤魔化せただろうか、抑えきれなかった嗚咽がもれる。

    (なぁ、コラさん…"凪"をかけてくれ…)

    涙が頬を伝う。指先に力が入る。
    宝箱は随分とボロボロになってしまって脆く崩れた木屑が指に刺さる。

    "おまえの影響で出る音は全て消えるの術だ!"


    全然"凪"が効いてないじゃないか。音はきっと外まで漏れてしまっている。あいつらに心配をかけない為にも泣くのをやめないといけないのに止まらない。

    どんなに叩いても、爪が剥がれるほど引っ掻いても開かなかった宝箱。今はこんなに簡単に開くと言うのに、あの日の弱くて何も出来ないクソガキはいないと言うのに、あの人だけがいない。

    これはあの日入っていた宝箱だ。

    宝箱の表面に付いている血痕はコラさんの血だろうか。乾いてこびりついてしまった夥しい量の血は金具までを変色させている。

    血痕に額を寄せる。帽子の白い部分はきっと汚れてしまっただろうが構わない。

    ここだけ切り取られたような静かな空間に自分の声だけが響き渡る。

    (あんたの音が聴こえない…)

    音が少しずつ小さくなっていく、"凪"が効いてきたのかな、頬に伝う水を掌で拭う。

    (…一緒に行こう、迎えにきたよ。)

    いつまでもその場所にいるわけにはいかない。長い年月放置されていた宝箱には埃が茶色く変色して積もっていた。このまま持っていくわけには行かないと軽く埃を払う。

    ◼︎ ◻︎ ◼︎



    「重たいでしょ?キャプテン」

    空の宝箱を持って出るとベポが手を広げる。言葉に甘えて渡すと大事なものを扱うように抱き抱えてくれた。

    船にまっすぐ戻り、船長室に運んでもらう。部屋の片隅に置かれた宝箱は覚えていたより随分と小さかった。

    そっと撫でるとこびりついていた埃が掌に着く。

    なァ、コラさん。もうこの宝箱に入らないくらい大きくなったよ…




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    Fantome

    DONEフレバンスがあったら
    きっとローさんは頭がよくて顔も医者としての腕もいいと自覚しているスーパーモテ男なんだろうな。と思った妄想の産物(コラ←ロに見えるコラ⇄ロ)
    それは恋におちたと言うには長い前フリで女ってのはなんて面倒くさいんだろう。わざと相手に聞こえるようにため息を吐いた。感情が昂っているからか相手は気にする様子もない。

    「俺に不満があるなら別れればいい。」

    違うそう言う意味じゃないと騒いでいるが、興奮した高い声が頭に響いて耳障りだ。

    「付き合う時に言ってあるだろ?お互い面倒になったら別れるって、あんたもそれに了承した、だから付き合っていた。」

    物分かりのいい女だと思っていたが勘違いだったみたいだ。特に不満も無かったんだがこんなに面倒な女だったとは誤算だった。

    「今までありがとう。お別れだ。」

    話しは終わったと伝票を掴んで席を立つ。私はこんなに貴方を愛してるのにと叫んでいるがよくこんな公共の場で恥ずかしげもなく騒げるものだ、お店の人にも迷惑だろう。迷惑料も兼ねてレジに多めにチップを置いて、振り返ることなく店を出る。結構気に入っていた店だったが当分来れないなと本日何度目になるか分からないため息を溢した。この店の挽きたての珈琲がしばらくは飲めないのは惜しい、もう少し味わっておくんだった。そもそもデート場所に使うべきではなかった。
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