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    Fantome

    コラロだらけ やりたい放題
    表記ないものはだいたいこらろです。
    なんでも許せる方向
    思い出したように加筆修正されます

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    Fantome

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    寝不足な口さんのメモ程度

    こらさんは風味付程度(出てきません)
    以前あげた🫀コレクターっぽいやつ
    ⚠️🫀取り出してます。

    心臓の部屋②浅い眠り、少しの物音ですぐに浮上する意識。


    ガチャッ


    「あらら、まーたキャプテンこんなとこで寝てー。」

    シャチの声が聞こえる。
    特に用事があるわけではないのだろう、反応をすることなく目を瞑ったままでいると呆れたようにため息を吐いて部屋を出て行く、遠ざかっていく気配を確認してまた意識を他揺らせる。

    うとうとと微睡んでいるとまたシャチの気配がして暫くするとドアが開いた。

    「風邪ひきますよ…腹減ったら食堂に来てくださいね」

    ブランケットだろうか身体に何か掛けてシャチは部屋を出て行った。ガチャリと錠をはめる音がする。

    ブランケットは肌寒いと思っていたからありがたい、首まで掛け直して背中を丸める。飯時で探してくれたのか悪いことしたな、と思いつつも空腹よりも眠気が勝ってしまいまた瞼を下ろす。

    倉庫の片隅、ポーラタンク号が潜水している時はここが1番静かな場所だった。

    ポーラタンクの中でも一際頑強に作られているこの部屋は外の音を通しにくい。この部屋で漸く浅い眠りに着くことが出来る。船員の誰かが置いて行ったボロボロのソファーがありがたい。

    薄暗く、染みついた硝煙の匂いと船が海を割って進む音、人の喧騒から切り離されたような空間。

    人の声が全て責めているように聞こえるのはフレバンスを離れた日からだった。人の目につかないところでないと眠りにつけない。

    【サイレント】

    子守唄なんかより余程効果のあったあの空間が懐かしく愛おしい。世界には2人しかいないと思えたあの空間が。

    耳をいじって強制的に聞こえなくする方法もあるが万が一のことがあった場合を考えると得策ではない。

    時折、ポーラタング号のエンジン音なのか低く唸る音が鼓膜を震わせる。普段なら気にもとめないその音が妙に煩わしく感じてしまう。

    ここは海の底だから仕方ない。はぁと息を吐き出して、能力で自分の心臓を取り出す。それをそっと耳に押し当てると【ドクン・・・ー】と生命の音を刻んだ。

    目を開けて透明な箱に守られた心臓を見つめる。

    (あの人の心臓はいったいどんな拍動を刻むのだろうか・・・)

    手に持って眺めてみたいものだと自分の心臓を撫でると掌の温もりが抜き取った胸にじわりと伝わる。

    サイレントで作られた2人の世界では外の音は聞こえないが、中の音は聞こえる筈だと言うのに、夜に張られたその世界は全ての音が眠りについた様にとても静かで2人の呼吸と鼓動しか存在しなかった。

    まるで凪をかけているように静かなコラソンに昼間が騒がしい分最初は不安になったがいつしかそれが当たり前となり、触れた温もりと伝わる鼓動にひどく安心した。

    耳に心臓を押し当てる。

    トクン、トクン・・・ー

    規則的に刻まれる音にそっと目を綴じる。
    求めているあの音ではないがこれで我慢するしかないと意識を手放した。

    (見つかったらきっと怒られるな…)



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    Fantome

    DONEフレバンスがあったら
    きっとローさんは頭がよくて顔も医者としての腕もいいと自覚しているスーパーモテ男なんだろうな。と思った妄想の産物(コラ←ロに見えるコラ⇄ロ)
    それは恋におちたと言うには長い前フリで女ってのはなんて面倒くさいんだろう。わざと相手に聞こえるようにため息を吐いた。感情が昂っているからか相手は気にする様子もない。

    「俺に不満があるなら別れればいい。」

    違うそう言う意味じゃないと騒いでいるが、興奮した高い声が頭に響いて耳障りだ。

    「付き合う時に言ってあるだろ?お互い面倒になったら別れるって、あんたもそれに了承した、だから付き合っていた。」

    物分かりのいい女だと思っていたが勘違いだったみたいだ。特に不満も無かったんだがこんなに面倒な女だったとは誤算だった。

    「今までありがとう。お別れだ。」

    話しは終わったと伝票を掴んで席を立つ。私はこんなに貴方を愛してるのにと叫んでいるがよくこんな公共の場で恥ずかしげもなく騒げるものだ、お店の人にも迷惑だろう。迷惑料も兼ねてレジに多めにチップを置いて、振り返ることなく店を出る。結構気に入っていた店だったが当分来れないなと本日何度目になるか分からないため息を溢した。この店の挽きたての珈琲がしばらくは飲めないのは惜しい、もう少し味わっておくんだった。そもそもデート場所に使うべきではなかった。
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