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    takanawa33

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    takanawa33

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    ストレッチ悠七

    風呂上りに柔軟をするのは生活の一部なのだという。
     高専時代から培ってきた習慣はサラリーマンの時も欠かさなかったし呪術師として復帰したときは尚更だ。だから補助監督として落ち着いた今でもやらなければ落ち着かないのだと七海は言った。
     なるほどね、身体が柔らかいのはいいことだよね。悠仁は頷いてその習慣について許容していたつもりだ。
    (でも、これは辛い)
     風呂上り、ゆったりした部屋着に着替えた七海は85インチのテレビの前で足を大きく開いた。蒸れるのがイヤだとハーフパンツよりなお短い下着のようなボトムから伸びた脚がのびのびと開脚して広いリビングをふんだんに利用する姿はすなわち……ちんちん痛いの。
     ホカホカと上気した風呂上りの肉体が「おいしいですよ」と言わんばかりに伸びて筋肉を見せつけてくる。血流のよくなった肌は桃色に染まり代謝のいい七海の皮膚はうすら汗をかきながら清潔な肌を湿らせていく。
     悠仁は思わず速足で冷蔵庫まで向かいキンキンに冷えたビールを取り出した。
     プシュ、開くプルタブに七海が「ずるい」の一言。うるさい、こちとらアンタのお色気もも肉に噛り付くのを鋼の理性で我慢してんだよ。悠仁は七海が「かわいい」と評価する顔を顰めながら冷えた泡を喉に通した。
    「わたし、も、終わったら飲みます」
     フー、と息を吐きだしながらペタンと腕を床につける姿にゴキュリ。額に影を落とす前髪にゴキュリ。フ、フ、フーと甘そうな吐息を垂れ流しながらピコピコと猫の耳のように前後する七海の足先にゴキュ、ゴキュリ。
    「無視するのはよくないと思いますよ」
     誰のせいじゃ、と喝を入れたい気持ちを抑えながら「ソウダネ」一言。ようやくストレッチを終わらせた七海のぷりぷりと動くでかいケツを拝みながら悠仁は最後の一口を飲み干すのだった。
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