数奇な邂逅劇「嬴政、頼みがあるのだが」
「褞?珍しいな、なんだ」
「現世で神の力を使って好き勝手している神崩れがいる。現世へ視察ついでに余が処罰する予定なのだが、弱いくせに少々厄介な奴でな。接触するのに人手がいるのだ。付き合ってほしい」
「好!なんと面白そうだな!良かろう、朕直々に手伝ってやること光栄に思うがいい!」
「助かる。では早速だが今から行ってほしい所がいくつかある。アルヴィトに説明してあるからついて行け」
「む?お転婆娘と?」
「ごめんね嬴政、ハデス様には逆らえないの。さあ行くわよ!アンタを世界一美しい女にしてやるわ!!」
「…は?女?待て、どういうことだハデス?」
「余も準備があるのでもう行く。期待しているぞ嬴政」
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