なんも理由もない補足。
このシンジ先生は、半分研究対象としてVRTに来てる。
もともとダンピールだったのに、辻斬りに斬られて死にかけて、血族(父親)に転化されようとしたんだけど、血同士が争ってモザイクのダンピールと吸血鬼になっちゃった。
それを調べてもらう(つーか良い実験対象)のもあってVRTに居る。
ダンピール能力が(臭いわかるとか)が、どこまで残ってるかとかも調べる対象。
だからナギリさんが来た時に、もう遠くから土の匂いが判ってそわそわしたり。
(斬られた時にこれだけは忘れないって執着してる)
毎回ナギリ相手だと狂って止められる。食べるものはヨーグルトだけで、周囲も所長と同じ人種だとあきらめてる。
もちろんナギリさんへの執着は、漫画家志望の積み重ね分ぜんぶ反転して。
この世界でのカン。
警察学校は出たけど、おまわりさんにはならずに漫画家目指してアシしながらフリーター。
画質と描きたい話が壊滅的に乖離しているので、どう進んだらいいか苦悩している。
(ガラスペン主体で背景も全部自分で繊細に描いて、見開き点描も全然OKなんだけど、描きたいものはガンダマン)
チャ〇ピオンよりもボ〇ータって勧められて、別冊で飛び飛びに単発連載。
それがオータム新出版の、児童誌ダムダムでブレイク。まさかのガンダマンのスピンオフ。
ちなみにケイ・カンタロウはペンネーム。ガンダマンのモブキャラのカン・ケイタロウをもじったものでありまぁぁぁぁす!
(後日脚本家さんとの対談で、あれはもともとケイカンだったんですよーと言われて号泣)
ナギリさんは救われない。どこまでいっても救われない。
あー、でもシンジ先生の、金色の山羊目虹彩がぐぐっと内部から開かれて、真紅になったとこからのペン型血刃が出てくるとこは書けて嬉しい。