深夜の誘い(※全年齢です)◆
「き、北村さん、それはいけません! だめですって……!」
「えー、今日くらいはよくないー?」
「よくないですっ、いまが何時なのかわかってます!? 夜遅くにこっそりとそんな……もしこの事がばれてしまったら、きっとひどく怒られてしまいますよ」
「夜遅くだからいいんじゃないー。本当は九郎先生ちょっと気になってるんじゃないのー? 家でこういうの、したことないでしょー?」
「うっ……」
「こういう時間もたまには悪くないなって思うんだよねー。……誰も見てないし、九郎先生もいまだけは悪い子になってみませんかー?」
「…………今回だけの、特別ですからね」
「夜遅く香りが誘う罪の味……ふふっ、どうー? 深夜に食べるラーメンのお味はー」
「……美味しいですし、なんだか不思議な気分です。普段食べる時よりもドキドキして、これが『罪の味』というものなのですね。……トレーニングの量を増やせば華村さん相手でもなんとか隠し通せるでしょうか……」
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