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    小さな葉っぱ

    @happa_shumi08

    ↓活動場所
    https://profcard.info/u/KeSCw6Nd2DYriEq7xhk0cnUZqaF2

    ・くじらのひとの黒迷さん(BLは書けない)
    ・SB69の男女CPやバンド内のわちゃわちゃ
    ・マリオのワルイージ×ロゼッタ
    で文字書きをしています。絵は描けず、文章のみの投稿です。テキトーにお気楽に二次創作ライフを送ってます!
    黒迷さん関連にはパスワードを付けさせて頂きます、ご了承くださいm(*_ _)m
    【パスワードヒント】
    ・お二人の下の名前のイニシャルを誕生日が早い順番に
    ・お二人は漫才日本一の何代目チャンピオン?
    英字は全て小文字でお願いします。

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    小さな葉っぱ

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    800字練習。
    今日はSB69よりクロシア。
    描写修行も兼ねているのでヤマやオチには期待しないでネ♪

    ##SB69

    800字小説練習(SB69) 秋の柔らかい夜風が、彼の背中を押
    す。夏が過ぎたといえど昼間は残暑の厳しさが残る。しかし夜になると幾分過ごしやすい。近所の金木犀も徐々に花開き始めており、季節は巡っているなと感じた。
     今日はシアンに誘われて、Yokai streetで行われる宵祭りへ行く事になっている。
     夕方の六時頃に実家を出て、事務所までシアンを迎えに行く。秋が来て日没が随分早まり、辺りはすっかり暗い。事務所を待ち合わせ場所にしておいて良かった、こんな暗がりの中駅前などで待ち合わせたら危ないところだった。

     事務所の明かりが見える。喫茶アンゼリカの前で佇んでいた彼女がこちらに気づき、嬉しそうに顔を明るく緩めて駆け寄って来る。
     クロウはその格好が普段と違う事にすぐ気が付いた。プラズ祭の際に着ていた桜色の和装によく似ているが、上の着物部分が黒地に赤い紅葉が点在する柄になっている。頭に着けているのはヘッドドレスではなく、紅白の市松模様に鈴の付いたツーサイドリボン。クロウの元に走って来るのに合わせ、ちりんと音がした。
     クロウはその装いを着こなすシアンにぼーっと見惚れた。視線を、心を奪われ、なにも考えられなくなる。
    「どうしたにゃ? クロウちゃん」
     目の前まで来たシアンが不思議そうに顔を覗き込んで来る。顔近い。
     薄く化粧をしているようで、艶々のグロスに長く見えるまつ毛。それらが更にクロウをどぎまぎさせた。
    「か……」
    「か?」
    「あ、いや、似合ってるぜ。その格好」
    「えへへ、ありがとにゃん」
     曖昧な言い方になってしまった。男性にとってあまり言い慣れていない単語ではあるし、特にクロウの性格上素直に口にはできない。『可愛い』って。
    「お、おう」
    「クロウちゃんなんか変にゃ」
    「いや、その……言いたい事があってよ」
     クロウは首の後ろに手を置いたり無意味に腕を摩ったり。落ち着きのない様子を見せた後、頬を赤く染めながら意を決して、つかえそうになる喉を懸命に絞る。
    「か、可愛いぜ……めちゃくちゃ」
     ――シアンが黄色い大声を出しながらぎゅーっと抱き付いて来るのは、数秒後の事。
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