Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    turezure72

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💙 😍
    POIPOI 19

    turezure72

    ☆quiet follow

    いずさにバージョンも

    和泉守兼定
    「……は…?…つまんねぇ冗談言ってんじゃねぇよ」
    こちらも理解が追いつかない系。知らせに来た政府の人間に行き場のない感情をぶつける。胸ぐら掴んで政府の人の目をぐって睨みつけるけど、相手は別に動じることも無く、ただ掴みかかられるのを受け入れてくるだけだったからパッと手を離す。「…葬儀は明日、向こうの世界で執り行われます。……お顔を見られるのは…今日のうちかと。」って言われて、勝手にずっと一緒にいる、日常を共に生きる、本丸が役目を終える最後の日を一緒に迎える、そう思い込んでた自分の危機感のなさに絶望した。
    まだ実感が湧いてないから、向こうの世界に行ったらこれは実はドッキリで普通に生きてるかもしれない。縁起でもないドッキリを仕掛けやがってって怒ったら済む話かもしれない。その少しの可能性を信じて急いで向こうの世界に行く。
    世界へ降り立つと、そのすぐ目の前には既に死化粧をされて安らかに眠ってる審神者の姿。和泉守も主を失う悲しさを知っていた。1回経験しているんだから、次も上手く乗りきってみせると考えていたのに、いざ愛した人の死体を目の当たりにすると思考を止めざるを得なかった。
    自分が見てないところで勝手に死んだ怒りと、今日も主が本丸に帰ってくるのが楽しみだなと思ってたのにこんな再会になってしまった事への虚しさと、もう笑って話すことが出来ない悲しさが同時に押し寄せてくる。
    きっとここで 自慢の主だった。愛してる。 なんて言えたらかっこいいんだろうけれど、そんな余裕もなくて、ただ冷たくなった審神者の手を握って
    「逝くな…っ…まだ……まだオレは……アンタと…っ…」
    って途切れ途切れにしか言葉が出てこなくなる。
    葬式の日の早朝、審神者の親族が主の体を確認しに来たら、何故か手に少しの温もりがあり、左手薬指には綺麗な朱色の紐が蝶結びされていた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    turezure72

    MOURNING主が向こうの世界で死んだことを政府の人間から聞かされた男士達。葬式は明日だから、今日の夜にだけ会いに行くことを許可された。審神者証に「審神者死亡時は刀剣男士の意思を尊重」と書かれていたため、刀剣男士に選択を委ねられた。
    その時の刀剣男士の反応は…

    歌さに
    主が向こうの世界で死んだことを政府の人間から聞かされた男士達。葬式は明日だから、今日の夜にだけ会いに行くことを許可された。審神者証に「審神者死亡時は刀剣男士の意思を尊重」と書かれていたため、刀剣男士に選択を委ねられた。
    その時の刀剣男士の反応は…


    歌仙
    「あぁ、嘘だ、あの子が、どうして、」
    突然の別れで理解が追いつかないし、理解したくない。
    審神者証が配られた時、審神者から「私が死んだら、歌仙はどうしたい?」って聞かれたことを思い出す。その時は、まだずっと先の話だろうし、審神者とのお別れなんか想像したくもなかったから、
    「縁起でもない話をしないでおくれ。……まぁ、きみの命ならどんな形であれ従うよ。」
    と返してた。審神者が折れろと望むなら折れるし、他の本丸で歴史を守って欲しいと言うなら守るつもりでいた。1番大切な人の願いならそれを守り抜くつもりでいたから。
    782

    recommended works