ゴムの日「ゴムの日だね目金君」
「痛い目に合いたいようですね」
「待ってまだ何も言ってない」
「どうせ萌先生の事ですから『咥えゴムをして欲しい!』……とでも言うつもりだったのでしょう?」
「…………大正解です」
「辞世の句は」
「ねえ僕卑猥なおねだりしたせいで殺されちゃうの?」
「冗談ですよ。それにしても、良くもそんな変な記念日を見つけてきますね」
「僕も今日まで意識してなかったんだけど、ネットでゴムの日に託けたイラストを投稿しているのを見かけてさ」
「それであんな馬鹿なことを言い出したのですか」
「馬鹿なことって言うけど、僕は本気で見たいと思っているよ。目金君の咥えゴム姿」
「そんな真剣な表情で変なことを言わないで下さい。……咥えゴムねえ。そんなに良いものですかアレ?」
「えー?だって浪漫があるじゃないか。攻め手がつけるものを受け手が咥えて相手を誘惑すると言う構図は、中々に唆るものがあると思うけどなあ。照れながら咥えるのも挑発的に相手を煽るのも良いよねえ」
「ふーん。その手のエロチシズムなら口で破く姿の方が扇情的じゃないですか?」
「えっ?」
「相手を思ってつけるものを欲に駆られて強引に破く様は、それこそ唆られるものがあると思うのですが」
「……」
「?萌先生、なんですかその表情は」
「だって、目金君。君それ何を想像して……どういう状況を想像して言ってるのさ」
「…………あっ」
「もしかしなくても、それって僕との行為を思い出して言ったんじゃ」
「あーっ知りません!僕は何も!知りません!!!」
おまけ:大人な萌目
「今日は5月6日だね目金君」
「?……ああ」
「ん。……ほれれろーれふか?(これでどうですか?)」
「有難うございます!!!」
「うわうるさっ」