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    ImmortalWindil

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    ImmortalWindil

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    30分ライティング ヒュンエイ

    読み返したら人称ごちゃまぜでした。支部に移動する時直します。

    #ヒュンエイ
    huangei

    覗き見(仮)窓から差し込む光と小鳥の囀りでヒュンケルはパチリと目を覚ました。

    首を巡らせ、隣で眠るひとに目をやる。
    「化粧をしていない顔を間近で見られるのは恥ずかしいから」と、眠る前は必ず背中を向けて眠る彼女が、この時間はいつもこちらに向いている。
    (愛らしいな…)
    長いまつ毛、筋の通った鼻…そして…
    紅のひかれていない口元を見るのが特に好きだ。
    うっすら開かれた少し乾燥したピンク色の唇。
    見慣れた、艶のあるきりとした赤い口紅姿とは異なる無防備な口元。
    自分しか知らない彼女の唇。
    己が唇を押し付けたい衝動を抑え、これを眺める時間は、なんと贅沢なことか。
    彼の独占欲が満たされる瞬間だ。

    ふるふると彼女のまつ毛が震えたのを目視した。目覚めの合図だ。
    オレは彼女に背を向け、寝たふりをする。
    耳のそばで衣擦れの音と起き上がる気配を感じた。
    窃視されていたことに気付かず、今日も彼女は、素顔をオレに見られなかったことに安堵して、身支度を始めるのだ。
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    Replies from the creator

    ImmortalWindil

    PROGRESS「どうやって伝えよう」と対になる、似たような状況だけれども全く別の世界線のお話です。
    ヒュンケルとエイミの話。カップリング記載なくても構わない人向け。

    WEBイベント「お花に夢中!2」公開作品
    https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
    「こうやって伝えたら?(仮)」下書きの一部公開(終戦後、ヒュンケルはパプニカでエイミの看病の元回復に努めている。
    彼の元には連日仲間たちが見舞いに訪れる。ある夜のこと……)


    歯磨きやトイレの介助を手伝い、寝床を整え、ヒュンケルくんをベッドに寝かせるエイミちゃん。
    いつものように、おやすみを伝えて部屋を出て行こうとしたとき…
    「エイミ、オレには好きな人がいるんだ」
    なんの前触れもなく、突然ヒュンケルくんは言いました。
    「その…オレは今まで誰かをこんな風に好きになったことがなくて…どうやって気持ちを伝えたら良いのかと…」
    「…相手は誰なの…?」
    相手が誰なのかによって伝え方は変わってきます。
    「その人は、毎朝一番に会う……」
    毎朝一番にヒュンケルくんに会いに来る存在、それは、毎日ヒュンケルくんの朝食の時間にやって来て、持参した朝食を一緒に食べているラーハルトくんに違いありません。
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